ぎぶそん (teens’best selections)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 742
感想 : 130
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591086636

作品紹介・あらすじ

「どや、ガンズ・アンド・ローゼス、ええやろ?」ガクの熱意におしまくられて、4人のバンドの練習がはじまった-14歳、それぞれの音がはじけてひびく。

感想・レビュー・書評

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  • うわ
    不覚にも泣いてしまいました・・
    泣くってほど泣いてませんがじんわり涙、みたいな
    なんで出てきたんだろう涙??笑

    中学生がバンドやる話で、別にまったく感動する話(まったくは言いすぎかな)ではないんですが
    バカやってる男の子が楽しそうでキラキラしてたり
    言いたいのになんて言ったらいいのかわからないで飲み込む言葉とか
    なんとなく好きで気になって四六時中そのこと考えてたり
    そういうのがなんか懐かしいというか、青春だなあ・・!

    伊藤さんは「ミカ!」が面白かったようなそうでもなかったような
    関西弁がちょっとなあ・・と思ってた作家さんなんですが
    今回も関西弁だったけどまったく気になりませんでした。

    あと、抜粋するほどではないけど、なんか改行の仕方がとてもよかったので書き抜き^^↓

    「リリイの耳はとても柔らかいっていう、ただそれだけのことなのに。
    ただそれだけのことが。
    ぼくには。
    なぜか。
    はずかしかった。」

    くううううう
    もういっちょ

    「(前略)晴れた日、学校のカーテンにくるまって遊ぶのが好きだったんだよ。光がさしこむマユの中にいるみたいで、楽しかった。
    そんなこと知らないでしょう?
    わたしのこと、なんにも知らないでしょう?
    知って。」

    です。えへへ
    なんの変哲もないのに抜粋しちゃったけど、ふたりのもやもやもどかしい感情がストレートに伝わってきて、生ちゅうがくせい!って感じでよかったです。
    ああ面白かった!^^

  • 図書室にあった。

  • ストレートに胸に来た!

    面白かった!!

    中学生4人(内、女の子1人)がガンズに憧れ、バンドを始めるという、もーどこにでも転がっていそうな話。

    リーダーのガク・マロ・おっそろしいおじいさんがいるかける・紅一点のリリィ。
    4人が文化祭を目指して頑張る姿に、単純に共感してしまった。
    特にガクとリリィが、お互いに好感を持っているのにくっつかない所がイライラじりじりして楽しい。
    ゴツボ×リュウジのイラストもよかった。
    この人のイラストの本って、みんな好みの事が多いなぁ。

  • 音楽やってないといまいちわからんかもしれない。

  • 青春できゅんときた!
    海苔を両手ではさんでパンってたたいてあけるの懐かしすぎた、、、

  • ・昭和の終わる頃、バンドやりたい中学生たちのちょっと恥ずかしい青春もの。セリフが関西弁なんで恥ずかしさは少し緩和されている。
    ・リーダーのガクと、ドラムの女の子リリイの視点で交互に描かれる。
    ・文化祭でライブすることになり、バラバラだったメンバーも互いに合わせようという感じになってきた。
    ・音楽系の青春ものにハズレなしってことやねえ。たぶん読む方も自己投影しやすいからなんやろう。

    ▼簡単なメモ

    【おかざき商店】学校の裏の駄菓子屋。髪が紫のおば(あ)ちゃんがいる。
    【ガク】主人公? バンドのリーダー。フェンダーのストラトキャスターを使う。不良ともまあまあうまくやっていけるコミュ力。本名は中園学。
    【かける】キターが上手いらしい。ギブソンのフライングVを持っている。問題児と言われている。右頬に古い傷がある。さやま団地の子。祖父は酔っぱらいで、父は働いてはいるものの酔っぱらいで、母は家を出ていった。
    【ガンズ・アンド・ローゼス】ガクがコピーしたいバンド。
    【言葉】《ふざけてばかりいるぼくたち。それでいつも、言葉がたりないぼくたち。》p.124
    【サトミ】リリイのともだち。かけるに惚れた。放送委員。
    【じいちゃん】かけるの祖父。いつも酔っぱらってて目が濁ってる。戦争に行きたかったが戦争に行けなかったらしく戦争に行ったといつもウソを吐いている。
    【好き】《だれかのことを好きになるってことは、つまり、質問がたくさんふえるってことなんだなあ。》p.146
    【なんやねん】《関西弁をしゃべれていちばんいいのは「なんやねん」って言葉が使えるからだよな》p.101
    【マロ】ベース担当。元野球部だが身体は小さい。泣き顔のコケシに似ている。本名は寺岡秀麻呂。
    【マロニー】マロの兄なのでマロニー。そう呼ぶと怒る。バンドやってる。
    【メチョ】おかざき商店のマルチーズ。死んだが今も剥製になって店に鎮座している。
    【リリイ】ドラム担当。父親が昔やってたらしい。家に防音の部屋がある。元陸上部。だいたいガクのことを考えている。本名は梨里。

  • 小学生の頃に読んだのかなぁ。
    すごく好きだった!

    小学生の私からすれば、物語に出てくる中学生たちはみんな大人びていて、憧れの青春を送っていた。
    キラキラしているけど、嫌なキラキラさじゃない。
    この物語を意識した訳ではないけど、私は中学で吹奏楽部に入って、ぎぶそんに出てくるみんなみたいな、今振り返っても楽しくて、でも胸がギュッとなる青春を送った。
    自分たちで作る音楽って、楽しいよなぁと思わせてくれる本。

  •  中学2年生のガクは、「ガンズ・アンド・ローゼズ」にあこがれ、バンドをはじめます。
    (一般担当/YUKI)夏休みに読みたいおすすめの本

  • 中学生のガク、かける、マロ、リリィの青春バンド物語。

    昭和64年に中学生の彼ら。
    ちょっと不良っぽくて、キレるポイントがよくわからないかけるは狭山団地に住んでいて、お父さんはあまり仕事しないし、じいちゃんも酒飲みだ。でも、ギター(ギブソンのフライングv)を持っていて、しかも上手い。

    主人公・ガクはかけるをバンドメンバーに入れようとする。
    もともとバンドのメンバーだった、元野球部のマロは(お兄ちゃんもバンドをやっている)ガクの幼馴染。リリィは女の子たちとつるむより、ガクたちとしゃべるマイペース。かけるがメンバーに加わることで、みんなちょっとギクシャクする。

    でも、ガクは、知ったばかりのガンス・アンド・ローゼズをコピーするにはかけるが不可欠だと言う。

    普通思い浮かべる団地、というより、ちょっとひどい住環境に住むかける。だけど、別世界に生きているわけじゃない。地続きだ、というガクがいい。

  • 4-591-08663-1 260p 2006・1・? 4刷

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著者プロフィール

いとう・たかみ
1971年兵庫県生まれ。1995年、早稲田大学在学中に「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」で第32回文藝賞を受賞し作家デビュー。2000年『ミカ!』で、小学館児童出版文化賞、’06年『ぎぶそん』で坪田譲治文学賞受賞、「八月の路上に捨てる」で芥川賞受賞。主な作品に『ドライブイン蒲生』『誰かと暮らすということ』『 そのころ、白旗アパートでは』『秋田さんの卵』『ゆずこの形見』『あなたの空洞』など。

「2016年 『歌姫メイの秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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