- Amazon.co.jp ・本 (41ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591087695
作品紹介・あらすじ
播州塩冶家の浪人、民谷伊右衛門は、生活の苦しさや、女房岩があかんぼうのせわもままならないことなどにはらをたて、すさんだ暮らしをしていた。そんな伊右衛門をさえ、岩は、ひたすら信じたよっていたのだが…。
感想・レビュー・書評
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江戸の四ツ谷にある〝於岩稲荷の伝説〟を歌舞伎狂言の作者<鶴谷南北>によって脚本化され、中村座で大変な人気を博したという『東海道四谷怪談』の物語絵本。 播州赤穂の浪人で生活苦に喘ぐ<民谷伊右衛門>、血の道の妙薬と偽り、伊右衛門の女房に毒薬をもる<伊藤喜兵衛>、この超極悪人ぶりに驚嘆。 人の霊魂の怨みをはらす修羅の世界、艶やかな色彩と繊細な挿画で描かれた悪夢の幻想に酔い痴れる。
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読了
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別冊太陽『こわい絵本』選書
「江戸時代の歌舞伎狂言作者・鶴屋南北の『東海道四谷怪談』をもとに描かれた絵本。
産後、床に臥しがちだった岩を夫の伊右衛門はうとましく思っていた。ある日、おそろしいはかりごとによって、「血の道の妙薬」と偽った薬が岩に届けられる。それは顔かたちがくずれるという毒薬だった。岩は死に、その後伊右衛門の身の上に起こる壮絶な修羅場は、岩の怨念のしわざとも、欲望の果ての心の混乱が伊右衛門に見せたできごとともとれる・・。」 -
古典だけど新しい。
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鶴屋南北原作
怪談って、こんなに面白い話だったんだ!イラストが怪しく美しい。 -
怖い
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図書館で。
吉野山と後何かは持っているんですがそのうち揃えたいシリーズ。なんせ絵が素敵。
それにしても四谷怪談も忠臣蔵が関わっているのかぁ…。お家おとりつぶしって大変な大事件だったんだなぁということがそんな所からもわかります。
そして伊右衛門さん、関係ない人殺し過ぎでしょう。奥さんももう少し的を絞ってきちんと出てこないとねぇ… -
岡田嘉夫さんの絵!!!
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2015年8月4日
プリンティングディレクター/深津一豊