- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591087916
作品紹介・あらすじ
マフィアの恋人のために逮捕され、連邦女子刑務所に入った"私"。そこには、数々の想像を絶するドラマがあった。24歳の日本人女性、驚愕の獄中ドキュメント。
感想・レビュー・書評
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アメリカ留学中にできた恋人がロシアンマフィアで麻薬売買の関与を疑われ、逮捕された女性の実話です!こんな話を読める機会なんてなかなかないので、著者に感謝です!刑務所の中はさすがアメリカ!様々な国籍の方がいたようです。その中でも印象的だったのは、ラテン系や黒人の方は謂れのない罪で刑務所に入れられることも多く、親戚や家族の誰かに刑務所で会うという話。テレビで報道されていないだけで、アメリカには人種差別が昔から今もなお当たり前のようにあるんだなと感じました。思っていたよりも自由な刑務所の中に驚きました!
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零番目の趣味さんこういう本は、なかなかないですよね。著者に感謝こういう本は、なかなかないですよね。著者に感謝2019/02/20
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ニューヨークに暮らす20代の私は、ある朝、突然FBIに逮捕された。麻薬密売組織に協力したという、身に覚えのない容疑だった。
連邦女子刑務所で約2年間、服役した著者の体験談。
日本の刑務所に比べれば、おそらくはかなり自由のよう。
ポジティブに悲壮感なく書かれており読みやすかった。 -
日本人の女の子がアメリカの刑務所で過ごした22か月について書いたノンフィクション。
本人がポジティブでさっぱりした性格のようで、軽い文体のとても読みやすい文章で綴られている。
お菓子食べたりオシャレしたりと自由すぎる刑務所に驚いた。これじゃみんな反省しないと思う。そして沢山登場する囚人達を面白おかしく書いていて、けっこう笑えました。
囚人同士の友情というか助け合いもあったりして、泣ける場面もあります。
知らない世界を垣間見れる、とても面白い本でした。 -
アメリカ留学中に、カレシのせいで実刑をくらっちゃった日本人の女の子の実体験。
「自分の置かれた状況で、ベストをつくす」ことの意義がよく分かる感動作。
つかアメリカ恐いよ!つき合う相手は考えよう!
【熊本大学】ペンネーム:T-top -
これが現実なのか?!
というような、人生の歯車がまわりまわってひょんなことから無実の刑務所行き 決定
悲劇と思ったら、思わず仲間にはいりたくなるようなコミカルで楽しい話が満載で…
でもそれだけじゃない
非現実な現実世界が面白い。
だから人生はおもしろい! -
ロシア・マフィアの恋人のために逮捕され、アメリカの連邦刑務所と州刑務所に22ヶ月間過ごした24才の女性の物語。刑務所モノは映画化もされた花輪和一「刑務所の中」(青林工藝舎)が傑作だったし、最近では中島らも「牢屋でやせるダイエット」(青春文庫)等結構好きなんだが、いやーアメリカの女子集刑務所の「ゆるさ」には、知識としては知っていたが改めて驚いた。弁護士が言う、「大学の寮みたいなものだから・・」というのはたぶん正しい。ただし、寮生は麻薬の売人だったり、殺人者だったり・・・まあいずれにしてもただ者ではないわけで、その人生はいずれも凄まじい。
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[おもな内容]
憧れのニューヨークで暮らす普通の女の子がFBIに逮捕されます!
彼女の恋人はロシアンマフィアで大物ドラックディーラーであり、
共謀者とされてしまったのです。
彼女が刑務所生活の中で様々な人々と出会い、奮闘していく話です。
[おすすめの理由]
この本には、懲役57年のアメリカンギャング、体重200kg以上の
ケンカっ早い懲罰常習者達が登場します。
日本の刑務所よりもかなり自由で著者の有森さんはこの暮らしを
気に入っていたようです。
受刑者でなければ、知ることのできないところが、とてもわかりやすく
書かれています。