泣いた赤おに (ポプラポケット文庫 353-1)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591088623

感想・レビュー・書評

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  • 『泣いた赤おに』他14編収録。

    泣いた赤おに以外全く知らなかった。

    善意のお話。
    優しい登場人物ばかりだけれど、「よぶ子鳥」の飛んで行ったカッコウを思うあまりカッコウに姿を変えてしまったリスや、「一つの願い」の星のように輝いていると一度でいいから言われたかった電燈など、寂しい話もある。

    「ますとおじいさん」のおじいさんも、ますを育てたことを誰にも知られることなく死んでゆく。
    誰かが知っていればみんなおじいさんに感謝しただろうに。
    無償の愛って素晴らしいけれど、ちょっと寂しい。

    「こがねのいなたば」は昔話にありそう。
    「犬と少年」も起源譚のよう。
    死や悲しい思いをする人がいないこの2つが好き。

    武田美穂さんの可愛らしい挿絵があるので小さい子も場面を想像しやすい。

  • 2009/9/10

  • 絵本☆美しく、悲しい。子供に読ませたい。

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著者プロフィール

1983年、山形県高畑町に生まれる。童話作家として50余年の間に、約1000編もの童話や童謡を世に残し、「日本のアンデルセン」とも呼ばれている。代表的な作品に『りゅうの目のなみだ』『よぶこどり』『むく鳥のゆめ』などがある。1973年、80歳でなくなる。

「2013年 『講談社の名作絵本 ないたあかおに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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