二十四の瞳 (ポプラポケット文庫 373-1)

著者 :
  • ポプラ社
3.73
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591088654

感想・レビュー・書評

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  • 8月にこの本を読むことで、戦争の時代に思いをはせる。
    戦時中の戦争のかなり具体的な描写があり、戦時中の暮らしを疑似体験することになった。そんな中で、大石先生の子どもたちへの愛情が、前向きな愛と希望として、読み手の心を揺さぶる。

    戦後の描写からは、ひときわ戦争への憎しみが感じられる。

    「いっさいの人間らしさを犠牲にして人びとは生き、そして死んでいった。」(p218)

    今を生きる私の、生きることへの責任を感じる。
    今の時代に日本に戦争はないけれど、同じように追い詰められ、心を痛めている子どもがいることを、知らねばならない。

  • 「瀬戸内海べりの一寒村」を舞台に、女学校を出て赴任した女性教師と、その年、小学校に入学した12人の生徒のふれあいを軸に、第二次世界大戦の歴史のうねりに、否応なしに飲み込まれていくこの教師と生徒たちの苦難や悲劇を通し、戦争の悲壮さを描いた作品。

  • 小豆島などを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

1899年、香川県小豆島生まれ。1938年、処女作である「大根の葉」を発表後、「母のない子と子のない母」など、数多くの作品を執筆。1952年に発表された「二十四の瞳」は映画化され、小豆島の名を全国に知らしめた。1967年、気管支ぜんそくのため67歳で死亡

「2007年 『二十四の瞳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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