ユウキ: 世界で8番目のたたかいに勝った男の物語 (シリーズ・未来へのつばさ 4)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591089989

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  • 世界に7例しかなかった
    雄基さんが8番目の症例の
    『大量骨溶解』という難病と戦った実話
    顔の骨が解けて行き、顔の三分の二の骨を失い
    視力・聴力、臭覚を失い
    大好きだった食べることすら出来ず
    それでも希望を捨てず
    懸命に生きて
    生きて行くだけでも大変なのに
    周囲囲の思いやりを忘れず
    常に、仲間、家族を大事にし
    わがまま言いたいだろうが
    八つ当たりしたいだろうが
    そんなことは一つもなく
    逆に仲間や、家族を励ます雄基さん


    自分がこんな状況に置かれたとき
    とてもじゃないがこんな生き方は出来ない
    自分に勝てたとてつもなく
    大した男だ

    尊敬という言葉もおこがましく思える

    また雄基さんを支える
    仲間の存在も素晴らしかった
    人はこれほどまで
    ひとを支えることが出来るのだな

    雄基さんだったから
    ここまでみんな一生懸命に
    なれたのかも知れない

    ひとを愛し ひとに愛される
    難しいことだと思う
    『自分を大切に出来ない人は他人を幸せに出来ない』

    この自論は間違いだと思った
    『他人を大切に出来ない人は自分を大切に出来ない』

    肝に銘じて日々を過ごそう

  • 24時間テレビのドラマでたまたま見ていたのが
    実は地元の青年だったと知ったのはつい最近
    本人のご両親からいただいたと言う方から
    貸してもらって読みました。

    P121
    「母さん、また戦争がはじまるね。
    おれの目が見えなくなることより
    ショックだよ」

  • 難病をかかえながらも、さいごまで希望を捨てなかった雄基と仲間たち。その友情の軌跡を綴った、命の尊さを訴えるノンフィクションです。難病に冒された雄基を「元気な重病人」にしたのは、強い思いで結ばれた仲間たちでした。友達は本当に大切な存在だというのがわかりました。とても感動しました。

  • ドラマを見てこの本を買いました。
    生きたくても生きることができない人がいるのに
    自ら命を絶っていく人がいる。
    どんなに辛いことがあっても自ら命を絶つのだけは
    やめようと思いました。
    とても良い作品です。

  • 同情とか、哀れみとかそういうのじゃなくて、むしろ「可哀想」なのは自分なのではないかと思わせられました。本当に強い。最後の最後まで生きる事に貪欲であり、どんなにつらくとも前向きに取り組む姿勢には、「自分も頑張らずには居られない」と思わされた。ユウキさんは本当に魅力的な人間だと。陳腐な言葉しか出てこないのが惜しいほど。読んで損は無い本だと思います。

  • この本を知ったのは24時間テレビでドラマをしたことでした。
    世界で8番目の病気。いきなりそんなことを言われても何が何だかわからない。
    でもオーストラリアで知り合った友達が日本に帰ってきても仲良く、
    入院してもお見舞いにきてくれるなどユウキさんの元気が頭の中に入ってきました。
    この本の中には実際の写真などもあり、心にしみました。
    本当に合ったお話。人事だとおもちゃいけない。

  • 内容
    難病に冒された雄基を「元気な重病人」にしたのは、強い思いで結ばれた仲間たちだった。
    オレたちは、病気は治せない。だからそれは医者に任せよう。楽しい気分は心を強くする。
    いっぱい薬を飲むよりも、いっぱい笑ったほうがいい。
    若者たちの命のメッセージが込められたノンフィクション。

    感想
    24時間テレビのドラマを見て、ユウキさんの思ったことや考えたことが知りたくて、
    この本を読んでみようと思い読んでみた。
    顔の骨がとけるという世界で8人目の難病にかかってしまった雄基さん。
    それでも彼はあきらめずに懸命に生き続けた。
    雄基さんが一番つらいのに雄基さんをお見舞いにいくと
    周りの人が笑顔になってしまう。そんな彼の性格になんだか励まされた気がした。

  • きっかけは24時間TVより。
    5分おきぐらいに泣いてました。

  • <pre><b>友だちにしか、できないことがある。いっぱい薬を飲むよりも
    、いっぱい笑ったほうがいい。難病に冒された雄基を「元気な
    重病人」にしたのは、強い思いで結ばれた仲間たちだった。命
    のメッセージが込められたノンフィクション。</b>(TRC MARCより)


    資料番号:020150546
    請求記号:289/サ
    形態:図書
    </pre>

  • このお話は、顔の骨が溶ける進行性の病気にかかった人の実話をもとに書かれたものです。
    数年前24時間テレビで、ドラマ化されました。

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