ハーフ (teens’ best selections)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591092521

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすいけど、深い内容。子どもたちに薦めたい。ブックトークしました。/辻塚

  • 自分の母親は犬のヨウコだと教えられてきた主人公の真司、小学6年生。真司の子供なりの葛藤や成長が微笑ましい。

  • 僕は、父とお母さんのヨウコと三人で暮らしている。でも、ヨウコは犬なのだ。お父さんはヨウコを奥さんだと本気で思っていて。そんな父の心の弱さを受け入れているようで、どこかいつも我慢していた僕。そんなときヨウコがいなくなってしまって、僕の家族は壊れてしまいかかるのですが。 なんやかんやで優しすぎる僕とお父さんの物語。もう我慢しないと決めた僕の、大人への第一歩の物語。

  • 小6の真治はお父さんとお母さんと3人暮らし。
    ハーフというのは、お母さんヨウコがイヌだから。茶色い毛並みの綺麗な。
    真治はお母さんには似ていない。普通の人間の子供。
    真治はヨウコは自分の本当のお母さんではないと今では思っているのだが、お父さんはかたくなにヨウコは自分の妻であると主張する。
    そんなある日、突然ヨウコが家からいなくなって……

    家族とは?、家族の愛とは?、家族の信頼とは?、というのを考えるのが正しい読み方なんだろうけど、ただただこのお父さんが気持ち悪かった。

    ということで★1つ。

    中高生なら楽しめるかも?

  • 主人公真治は小学校6年生。
    父一人、子一人、母一匹で暮らしている。
    母の名前はヨウコ。茶色い毛並みのきれいな、犬。

    容子は母だが家のことはできないので、父が全部完璧にやっている。
    真治はヨウコが本当の母ではないことを知ってはいるが、父が容子を自分の妻だと思っているのなら、それでいいかと思ったり、でも人前でそれを披露するのはやめてほしいと思っていたり。

    3人の仲が完璧だったころ。
    父は母を愛し、母は父を愛し、そんな両親を見て真治は幸せだったころ。

    それでも不安の種はあったのだ。
    父は母を愛しすぎてはいないか。
    もう少し自分に愛情を注いでくれてもいいのでは。

    真治が少し大きくなり、ヨウコが本当の母ではないと気づいたころ。
    父さんにつきあえるほど、こどもでもなければ、おとなでもないころ。
    家族のバランスが崩れたとき。

    ヨウコを母だという父さんは少しおかしいのではないかと思い、そんな父さんに気を使っている自分は不憫だと思い、本当の母親の行方を知りたいと思う真治の、心のタガが外れる。
    我慢してたんだ。
    ずっと我慢してたんだ。

    犬より僕を大事にしてよ。
    本当のお母さん、帰ってきてよ。

    “ぼくはかわいそうじゃない、
     ぼくはかわいそうじゃない、
     ぼくはかわいそうじゃない。―そう何度もつぶやいてみる。”

    我慢してたんだ。
    だって父さんのこと大好きだから。
    子どもは大好きな親のためなら、自分の心を殺しても我慢が出来てしまうから。

    真治のことを好きだという、男勝りのクラスメート三浦の存在。
    ついに明かされてしまった本当の母親の辛い真実。

    ぼろぼろになりながらも、自分の足で立って新しい一歩を踏み出そうとする真治。
    そして、父さんも。

    もう無邪気な子どものふりをしなくていい。
    本来の自分で父さんやおばさんと向き合う真治は、もういじけてなんかいない。

    重たい内容なのに読後感が爽やか。
    簡潔な文章なのに複雑な心。
    とっても良質な児童文学。

  • 読みやすい児童書なのに深い

  • 中学生である主人公の自意識、お父さんの危うさ、伯母さんのおせっかい、そんなもの全く意に介してなさそうなヨウコ。それらが絶妙なバランスで丁寧に描かれていて、ぐっと引き込まれます。
    「母ヨウコは犬である」という突飛な設定にも拘らず、知らず知らずのうちに感情移入してしまいました。

    児童文学に分類してしまうのは勿体無い。

  • 教えられたことと 現実。お父さんへの
    気持ち。 とても面白かったです

  • おととい読み始めておととい読了。草野さんの男の子主人公のものを、と思って借りたもの。
    するする読めて、しっくりと胸になじむ。視野を無理に広げずに、がちゃがちゃさせずに描かれていて、だから、語り口は穏やかなのにひりひりするくらい身に迫る。草野さんってもう少し上の年齢を主人公に書くひとだと思っていたのだけど、こういうかたちのものも書けるのだなぁ、と感心してしまった。
    気持ちの整理をつけて、ひと息つきたいときに読むのにむいているかも。

  • 重い┗(-_-;)┛

    主人公が気の毒すぎる内容でした。

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