三四郎はそれから門を出た

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591093566

感想・レビュー・書評

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  • 三浦しをんが本を紹介しながら、弟の話や沖縄で目玉が焼けたはなしをする本。三浦しをんの言い回しがいちいち笑える。面白い。

    この本を読めば、次に読む本が三冊ぐらい決まるであろう。

  • 他人が書く書評ってどうしてあんなに面白そうに思えるんでしょうね。本を読んだ感想が「面白かった」以外に出てこないというのはやはり読み込みが足りなかったり、その本が書かれた意図や表現したかったことまで考えをめぐらせないからでしょうか。ここまで深く、愛を持って本というものに向き合える筆者に賛辞を送りたいです。

  • 活字中毒を自称する著者の本に関するエッセイをまとめた本。
    すごく興味深く読める部分とよみとばしたくなる部分の差が激しい本だったけど、読んでる間についつい何冊か購入してしまったり図書館に予約してしまった(・・;)
    さらに本がよみたくなる本。

  • ■書名

    書名:三四郎はそれから門を出た
    著者:三浦 しをん

    ■概要

    三浦しをんさんのエッセイ集。
    朝日新聞の連載、『anan』のカルチャーコラムも収録。

    ■感想

    私はエッセイというものが何なのかいまいち分かっていません。
    基本的には、その方が思い思いに書きたい事、感じている事、考え
    ている事を書くことだと思っています。
    そう考えると、日記とほぼ同じ位置づけな気もしますが、日記は
    「その日」の事を書くことであり、エッセイは思いつ、どこで、誰が
    どんなというのを自由に書く形式だと思っています。

    さてさて、そしてこの本は、三浦しをんさんのエッセイ集です。

    三浦さんは私が好きな作家さんの一人でもあるのですが、この人の
    趣味への没頭具合は半端でないな~と思いました。
    以前から、漫画に対してのハマり具合は尋常で無いと理解していま
    したが、本全般、京楽についても尋常で無いようです。
    本当に色々な本を読んでいられるんだな~と感じました。

    私が気になったのは以下の本です。
    これらは機会を見て読んでいきたいです。

     ・キョウコのキョウは恐怖の恐
     ・おしまいの噺
     ・虚無への供物
     ・春になったら苺を積みに
     ・とんまつりJAPAN

    三浦さんのエッセイの中では、一番おすすめです。

    ■気になった点

    ・毎日の生活が積み重なって、ひとの一生になる

    ・(しきたりは)知っている人はやってはいけませんが、知らない人が
     やるのを見て責めることはできません。

  • 図書館で見つけて借りてみる。作家さんの生活を垣間見たようで、得した気分になる。
    個人的には三浦さんの弟さんネタが面白くて好き

  •  三浦さんのおすすめ本について書かれた連載エッセイをまとめたもの。本以外のエッセイも入っているので、時期が近いものをまとめて詰めた感じかな。
     いつもの三浦さん節です。物語を読んでエッセイを読むと、「なるほど、この考え方があの作品に繋がるのね」なんて思えて楽しい。

     年齢が近いこともあるのですが、「ああ、この手の会話お友達とするわー」なんて思える。
     ご本人ごと好きな作家さんです。

  • ぬおっ……!!

    まだこんなおもしろい、三浦しをんさんのエッセイを
    読み逃していたのかっ!!

    私は作家さんが書く「書評本」というのがあまり好きではないので
    (書評ならこのブクログのようなのの方がよっぽど参考になるし、
    読んでておもしろい)、正直期待はあまりしていなかったのですが、
    おもしろかったです。

    なぜ私が作家の書く書評が好きではないかというと、
    読んでいて「で、この本はおもしろいのかおもしろくないのか」
    というところがよくわからないものが多い、と思うからです。

    主人公の心理の奥の奥まで考えちゃって書いちゃってたり、
    もちろんそういうのが好きな人もいるのでしょうが、
    私が書評に求めるのは、「読みたいな」と思わせてくれることのみ、なので。

    その点で言うと、このエッセイは、三浦さんの文章の
    おもしろさで「あ、これ読んでみたい」と思わせてくれるものが
    多々あり、参考になりました。

    火宅の見取り図があったのが、微妙に嬉しかったです。

  • それでも本から離れられない。人気作家にして筋金入りの活字中毒者、三浦しをんの秘密の日常。初の、ブックガイド&カルチャーエッセイ集。

  • 読書に関わる爆笑エッセイ集。

    読書中毒とも言える三浦しをんさん。
    わたしに似てるとこもあって、共感しかり。膝を叩くこと何回も。

    タイトルからして秀逸。漱石の中期三部作をもじってる。

    読書には適齢期がある。
    この三冊(三四郎・それから・門・こころ)は多感な時期に読むことで一段とこころに響くだろう。

    今読んで、あの時の感銘を同じように受けられるかは、こころもとない。


    読みたい本が本棚に50冊以上溜まってるので、一冊一冊読破してこの本棚に並べていきます。

  • 三浦しをんさんの膨大な読書の量(マンガ多っ!)には驚きだった。
    それにしても幅も広い!読むものに困ったら、またこの本を参考に
    読みたい本を探そうと思う。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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