もっと世界を、あたしは見たい

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 86
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591093900

作品紹介・あらすじ

就職試験は全滅。なんとかOLになってみたものの何か違う-。恐ろしく不器用な著者は、やがて無謀な行動に出る。ユーラシア、アフリカ、南米…バスを走らせて大陸を走破してしまった女性のスリリングで愉快な「旅」の顛末。

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすい文章とハンパない行動力が描かれた内容にグングン引き込まれ、あっという間に読み終わった。

    とにかくやってみる、ということをここまで体現している人は中々いないだろう。
    仕事探し、スポンサー探しも自分で手紙紙を出しまくるなど、やれることはとことんやるその根性と勇気と、、ハッとさせられまくりました。
    流されることが無く、自分の未来は自分で作れるんだと勇気付けられた。

  • 最初の方のバイタリティがハンパない!電話かけまくる!手紙かけまくるなどなど。

  • とにかく筆者の行動力がすごい!無鉄砲でこわいまでにも。行動する前には葛藤もあるみたいだけれども思いつく手段も行動内容も予想のななめ上!

    何かを始めようとしている人におすすめ。だって自分が躊躇していることがすごく小さく感じられるから。

    文学的にはどうなのかなと思うところもあるけれど書かれている内容でそこはカバー。文学的表現ではないからこそリアルに想像できるという一面もあると思う。すごい本だった。

  • 想像を超えた行動力に脱帽。
    何事も無かったから良かったものの、との意見もあるだろうが、人間も生物である以上は、いろいろな個性があって当然なのだろう。
    と考えると、最近の画一化された行動が目立つ人間界は、逆に危険な状態なのかもしれない。

  • だって、バスが谷底に落ちたら、這い上がってまた次のバスを待てばいい。そしてバスが故障で停まったら、次のバスが来るまで道を歩きつづけていればいいのだから。
    「でも……。このまま夜になっちゃったら?」
    ちょっぴり不安になって、一緒に歩いていたおじさんに尋ねた。
    「そのままそこで眠ればいい。で、朝になったら、またあるけばいい」
    深いしわが刻まれたおじさんはそのまま、くしゃっと笑顔を作った。





    パリからカトマンズまで、車で2ヶ月


    106.から

  • ヘコんだら読みます。元気付けられるだけでなく、もっと頑張れとお尻を蹴飛ばしてくれる本です。

  • とんでもない行動力。世の中にはこんな人もいるんだなーと驚いた。
    ちょっと読みづらかったのが▲1。

  • 今、旅に出たいのです。
    そういうときに読み返したくなる本の1冊がこの本。

    自分がするような、旅行ってわけではなく、なんとも過酷な旅なのかと思いますが
    この、まず動くという精神には何度読んでも凄い!!
    そして、尊敬します♪

    他の本で見られるような、写真が多いわけではないです。良い所を紹介してるわけではない
    でも、あきらめずに頑張ったこと、苦労したこと、その時の心情が書いてあって
    成功の陰であったことを当事者が語ってるわけですから、なるほど~と読み言ってしまいます

    結果だけでみてしまうと、男性でも大変なことを女性がやって凄いって思うのかも知れませんが、
    そんなことはないんだと読むたびに思います
    性別に関係なく本当に大変なものは大変なんだと。

    ある国で殺されそうになった時に、助けてくれたおじさんのセリフがなんとも言えなくて好きです。襲ってきたのは貧困に苦しむ人参の甘露煮屋さん。
    助けてくれたおじさんは、この人を殺しても得はない、逆に日本に人参の甘露煮を日本で宣伝してもらえば、金持ちになるかもというんですよね

    これは、凄い理屈だけれど、まぁおかげで助かったのだからOKですよね♪

    参加者同士のトラブルに恋愛事情とかね、苦労は絶えないのです。改造バスでの大陸横断。猿岩石とかの旅より辛いのではと思ってしまいます(古いですね)

    今の自分にはこんな大変だけれど、かっこいい旅は出来ないけれど、してみたいな~っては思います。

  • 世界の大陸をバスを買い横断を試みる彼女の人生がそこにはあった。
    生暖かく心を締め付け、そして開放する。
    僕は世界のすべてを見ていない、なのにこの本を読む前と読んだあとでは何かが違う気がした。
    この本には前へ向かう、ただ前へ向かうマグマのようなエネルギーが込められている。
    世界も見たいが、僕は生きている間に彼女に会いたい。
    この本を読み終えた今、道は前にだけ広がり始めた。

    あ、白川さんとは、その後お会いすることができました。感謝。

  • おっそろしいほどプラス思考な人って、身近な友人はもちろん、活字で赤の他人だって、気持ちよくさせてしまうんです。
    残念なのは、はしょっちゃってる感があること。人生どろどろぐちゃぐちゃな部分って中々(以下略)しちゃうけど、そこにこそその人なりの生き様が隠れてるって信じて疑わないよ。

  • 大陸横断のレポ。
    パワーがすごすぎて、泣きそうになった。

  • あぁ世界ってこんなに広いんだ。って思った。白川さんはすごいなって思った。口だけの自分とは違って。すごくおっきな勇気とかそんなものを貰いました。

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