ぼくらの七日間戦争 (「ぼくら」シリーズ 1)

著者 :
  • ポプラ社
4.10
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本棚登録 : 1490
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591095775

作品紹介・あらすじ

夏休みを前にした、1学期の終業式の日、東京下町にある中学校の、一年2組の男子生徒全員が、姿を消した。いったいどこへ…?FMラジオから聞こえてきたのは、消えた生徒たちが流す"解放区放送"。彼らは河川敷の廃工場に立てこもり、ここを解放区として、大人たちへの"叛乱"を起こしたのだ。PTAはもちろん、テレビや警察、市長選挙汚職事件までも巻き込んだ、七日間に及ぶおとなたちとの大戦争。中高生たちの熱い支持を受けつづける大ベストセラー。

感想・レビュー・書評

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  • 僕らの7日間戦争 宗田理著

    1.購読動機
    家の断捨離。
    押入れの中から出てきた本の集まり。
    懐かしい1冊。
    思わず、整理をやめて、夜半から読み始めました。

    2.子供時代の7日間戦争
    14歳の子供たち。当時の僕は受験で、それこそ、学校や親の発言に疑問をもたずに、素直すぎるほどに勉強をしていました。
    だから、夏休みの最初の日から秘密基地にこもり、学校と大人にたいして、彼らの考えをぶつけていく姿勢に、ただ憧れていた自分がいました。

    3.大人時代の7日間戦争
    高校2年の一人娘の親になり、30年ぶり近くでの再読です。
    「大人はどこまで、子供の視点で子供のことを考えているか?」

    本のなかに
    「こどもは大人の考え方がわかるし、見える」
    とありました。
    成人して、児童書を再読することで、別のことが見えてくるのですね。

    #読書好きな人とつながりたい。

  • まずは、大人への反抗から始まる!でも、その後にメンバーが誘拐されたりとか。家に帰っちゃう人が出たりとか。色々大変なことも起こりつつ…、ネタバレになるからもう言えません。(−_−;)<マジすみません。一度言うと止まらんのです。

  • こんなクラスに、私も入りたいーー!
    小6のとき、学級文庫で見つけ、夢中で読みました。その後、シリーズと合わせて購入。本当にはまります。

  • 小学生の頃、夢中になって読んだシリーズのうちのひとつ。こんな大それたこと、昔も今ももちろん出来ないけど、この本を読んでいた時のワクワク感は、今でも宝物です。
    子供向けの本ではあるが、シリーズ何巻まで読んだか忘れてしまったのでまた1から読み直したい。

  • 永遠のナンバーワン!

    いつ読んでも、ワクワクとキュンキュンが押し寄せてくる!

  • 不朽の名作とはこのこと。
    少年たちが大人に立ち向かう姿がどこか懐かしい感じがして、読んでいて楽しくも切なくなる。
    自分も大人への反発、そういえばあったなぁ、けど何も出来なかったなぁ。
    このご時世、どこへ行っても事なかれ…そんな中で行動力のある人。言い出しっぺが強い。周りの一人一人の個性を生かしたフォローも硬い。特に瀬川の存在。憧れと諦めとが錯綜する自分の脳内。
    今年こそはと思えた一冊。行動を起こそう!そこから見えてくるものがあるんだ!

  • アニメ化のニュースを聞いて慌てて読む。確かかなり昔宮沢りえが出ていて戦車なんかも登場したかなり過激な映画だったような気がしたがほとんど忘れてしまっている。今回原作を読んで全共闘や安田講堂事件の記憶も新しい時代の話であって、これを現代にどう表現するのかが大変だと思う、まさか過去の話にはすまいと思うが。現代版で一番厄介なのはスマホの登場だろう、この物語のトリックはスマホの機能によって全て無効になりそうだ。何れにしても少し前まではこういう青少年向けのジュブナイル小説というジャンルがあったのだ。

  • 現代では無理があるなあ、という設定の数々。
    ある種の勧善懲悪。
    無謀な戦いが全部うまくいってスカッとする。
    子供の頃に読みたかった。
    大人のわたしにはきれいな世界過ぎた

  • 廃工場に立てこもり、迷路を作り、迷路に入りこんだ教師たちがびしょぬれになったり、ペンキまみれになったり…とにかくおもしろい!

  • 中学生の時、夢中で読んだ

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。1937年~45年まで愛知県で暮らす。日本大学芸術学部卒業。シナリオ製作、編集者などを経て、1979年作家デビュー。85年に刊行された『ぼくらの七日間戦争』は映画化され、中高生を中心に圧倒的な人気を呼ぶ。主な作品に『ぼくらの七日間戦争』をはじめとする「ぼくら」シリーズ、「2A」シリーズ、「東京キャッツタウン」シリーズ(角川つばさ文庫)など多数。

「2023年 『ぼくらのオンライン戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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