IQ探偵ムー そして、彼女はやってきた。 (カラフル文庫 IQ探偵シリーズ 1)
- ポプラ社 (2007年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591096871
感想・レビュー・書評
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◆第1話「そして、彼女はやってきた。」
つむじ風と共に転校してきた可愛らしい小5女子、茜崎夢羽。見た目とは裏腹に、授業中に寝るわ、愛想は無いわ、物言いがストレートだわで、彼女はたちまちクラスで浮いてしまう。
そんな夢羽の転校初日、教室に貼ってあった高橋冴子の絵が消失するという騒ぎが勃発する。
◆第2話「視線のゆくえ」
夢羽たちが住む銀杏が丘の交通標識に、人の顔のおかしなシールが貼られていた。その目の向きが方向を示しているとムウは看破し、それをたどって最終的に一軒の家に行き着く。後日、その家に空き巣が入る。そして、変なシールは新たに張り替えられていた……。
図書館本。実際に読んだのはジャイブ版。
う~ん、やっぱり深沢氏、文章が……なんだかなあ。「フォーチュン・クエスト」よりもなんだかな~な感じ。まあ、あっちはパステルの一人称語りなので、また違うんだけども。
序盤の算数の出題ミス、あまりにもひどい。
『35個入った袋がある。40個入れられる袋に入れ替えるとしたら、何袋必要か』
…………。これ、夢羽の答えた1袋で正解でしょ。
本来は、
『ミカンが35個入った袋が30袋あった。40個入る袋に入れ替えるとしたら、何袋必要か?』
だとさ。教師がこんな間違い方するって、何らかの病気か障碍を疑うレベルだよ?
こんなひどい例を持ち出して「夢羽ってすごいでしょ!」ってごり押しされてもねえ。
生徒の絵消失事件も、手掛かりが読者に開示されない状態で夢羽がいきなり解決しておしまい。続巻では違うのかもしれないが、少なくともこの巻は、推理を楽しむ小説ではないようだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夢羽が最初にどのように登場したのだろう
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おもしろかったし、夢羽ちゃんもかわいい…というか好きキャラだった。
変わってる子だから、クラスの女子から何となく避けられるのも、小学生ぽくて分かる。
でも何か、元くんとか瑠香ちゃんは小学生ぽくない気もしたけど…こんなもんなのかな。
登場人物紹介のイラストを見ると、こんなに小さい子なんだ…! て驚愕する。 -
夢羽の推理がかっこよかった。美希9月