Fragile: こわれもの (teens’ best selections 10)
- ポプラ社 (2007年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591098530
感想・レビュー・書評
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短篇集
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短編集です。
アート少女が面白かったです。かなり、相当、ウケました。笑えました。^ ^ -
結構前に読了。どの話も面白かった。
ビー玉と数学の話が一番印象に残っている。 -
アンソロジー。どれもよかったが、花形さんの『アート少女』が一番好き。
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世間的には指折りの私立の進学校に入学したビー玉と数学が大好きな「あたし」。
小6の時は、夏から突然進学塾の中学受験最上位クラスに通い始めて周りからねたまれ、塾で孤立し、中学に入ってからは進学校とはいえ御三家の滑り止めレベルの学校に来て、その事実にプライドを失い荒れた同級生にいじめられる日々。
数学とビー玉だけが、あたしの頭をすうっとさせてくれる。その二つがあれば大丈夫――。
数学が好きな少女と、彼女が夏休みに通うことになる数学専門予備校のひとりの女子生徒の死。
その“物語”を知る少年との交流を描く『Fragile ―こわれもの』
学校が嫌い、この町も嫌い、家も。いつか出てってやる。そう思い続けながら、何も行動を起こさなかったのは仲間と群れてる時間が楽しかったから。
でも、それももういい。
誰よりも早く自立することを決め、年齢を偽って放課後に横浜の小さな食堂でアルバイトを始める少女と、そこに食事に通う小学生の交流を描く『忘れ物』
お笑い芸人志望、相方募集中の水口のクラスにやってきた風変わりな転校生・るりり。
80年代アイドルに憧れ、かの時代の服装に身を固めた天然キャラ。しかもアイドル志望。でも、昭和の歌は抜群に歌えても、平成のJ-POPSとなるとてんで音痴で。
水口はそんなるりりを相方に誘い、オーディションを目差すが。
お笑い芸人を本気で目差す少女たちの『あたしの、ボケのお姫様』
学校側に廃部を決められ、部室からの撤退を言い渡された美術部部長の少女が、ちょっと頼りない後輩部員たちを脅し叱咤し、美術部存亡をかけて校長と闘う『アート少女』
深夜の公園でひとりスケートボードの練習を続ける少年と、見えない流星群を“見ている”少女。
それぞれの夜中にひとり家を抜け出す理由と「昼間」への帰還を描く『流星群』
繊細で微妙な友達との関係。こわれそうな心、こわしたい何か、越えてゆきたいどこか。
「こわれもの」をテーマに、様々な10代の姿を描いた青春アンソロジー。 -
2010/01/08
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同世代の主人公たちがそれぞれの想いを抱えて生活している、共感できた短編集です。
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どの短編もすてき。ビー玉のやつとか・・・。