Fragile: こわれもの (teens’ best selections 10)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591098530

感想・レビュー・書評

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  • 短篇集
    よく覚えてない

  • 短編集です。
    アート少女が面白かったです。かなり、相当、ウケました。笑えました。^ ^

  • 5つの短編集。大人にとって、どーでもいい話。どーでもいい少年少女の話。彼らにとってはどーでもよくない話。(石崎洋司あとがきより)
    多感で、繊細で、でも強い少年少女のお話のアンソロジー。
    小道具にでてきたビー玉がもっとつながればよかったのでは?
    舞台に横浜が出てきている、というのはつながってましたが。

  • 結構前に読了。どの話も面白かった。
    ビー玉と数学の話が一番印象に残っている。

  • アンソロジー。どれもよかったが、花形さんの『アート少女』が一番好き。

  • 世間的には指折りの私立の進学校に入学したビー玉と数学が大好きな「あたし」。
    小6の時は、夏から突然進学塾の中学受験最上位クラスに通い始めて周りからねたまれ、塾で孤立し、中学に入ってからは進学校とはいえ御三家の滑り止めレベルの学校に来て、その事実にプライドを失い荒れた同級生にいじめられる日々。
    数学とビー玉だけが、あたしの頭をすうっとさせてくれる。その二つがあれば大丈夫――。
    数学が好きな少女と、彼女が夏休みに通うことになる数学専門予備校のひとりの女子生徒の死。
    その“物語”を知る少年との交流を描く『Fragile ―こわれもの』
    学校が嫌い、この町も嫌い、家も。いつか出てってやる。そう思い続けながら、何も行動を起こさなかったのは仲間と群れてる時間が楽しかったから。
    でも、それももういい。
    誰よりも早く自立することを決め、年齢を偽って放課後に横浜の小さな食堂でアルバイトを始める少女と、そこに食事に通う小学生の交流を描く『忘れ物』
    お笑い芸人志望、相方募集中の水口のクラスにやってきた風変わりな転校生・るりり。
    80年代アイドルに憧れ、かの時代の服装に身を固めた天然キャラ。しかもアイドル志望。でも、昭和の歌は抜群に歌えても、平成のJ-POPSとなるとてんで音痴で。
    水口はそんなるりりを相方に誘い、オーディションを目差すが。
    お笑い芸人を本気で目差す少女たちの『あたしの、ボケのお姫様』
    学校側に廃部を決められ、部室からの撤退を言い渡された美術部部長の少女が、ちょっと頼りない後輩部員たちを脅し叱咤し、美術部存亡をかけて校長と闘う『アート少女』
    深夜の公園でひとりスケートボードの練習を続ける少年と、見えない流星群を“見ている”少女。
    それぞれの夜中にひとり家を抜け出す理由と「昼間」への帰還を描く『流星群』

    繊細で微妙な友達との関係。こわれそうな心、こわしたい何か、越えてゆきたいどこか。
    「こわれもの」をテーマに、様々な10代の姿を描いた青春アンソロジー。

  • 【あらすじ】
    Fragile-こわれもの
    ビー玉と数学だけを生き甲斐にしてきたユミ。そんなユミが夏休みの数学の予備校で、変わった少年と出会う。初めは近寄りがたさを感じながらも、少しずつ互いのことを話すようになって…

    忘れ物
    今の生活を不満に思い、自分を試してみたいとバイトを始める有紗。その時に出会った一人の小学生の男の子が、交通事故で亡くなった自分の弟と重なって…

    あたしの、ボケのお姫様。
    プロの漫才師になりたいと思うまどか。でも、相方がなかなか見つからないで困っていた。そんな時、転校してきたのが、不思議で天然な女の子るりり。まどかはそのキャラに惹かれて、コンビを組もうと誘うが…

    アート少女
    自分が部長を任されてから、美術部がどんどんバラバラになっていくことに焦りを感じていた節子。それに追い討ちをかけるように、校長から部室没収を言い渡される。そんな理不尽な命令に必死で抵抗しようと立ち上がるが…

    流星群
    近所のお兄さんからスケートボードをもらったのをきっかけに、夜に滑りに行くようになった和也。いつものように真夜中の坂道を滑ったら…そこには寝そべって星を眺める少女がいた。それから何度か会って二人は少しずつ打ち解けていき…

    【感想】

  • 2010/01/08

  • 同世代の主人公たちがそれぞれの想いを抱えて生活している、共感できた短編集です。

  • どの短編もすてき。ビー玉のやつとか・・・。

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著者プロフィール

東京都生まれ。慶応大学経済学部卒業。
『世界の果ての魔女学校』で野間児童文芸賞、日本児童文芸家協会賞受賞。
主な著書に、「黒魔女さんが通る!!」シリーズ(講談社青い鳥文庫)、
『杉原千畝 命のビザ』『福沢諭吉 「自由」を創る』(講談社火の鳥伝記文庫)、
翻訳の仕事に『クロックワークスリー マコーリー公園の秘密と三つの宝物』(講談社)、
「講談えほん」シリーズ(講談社)、「少年弁護士セオの事件簿」シリーズ(岩崎書店)などがある。

「2023年 『黒魔女さんと最後の戦い 6年1組 黒魔女さんが通る!!(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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