- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591098844
感想・レビュー・書評
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キャラクターがとてもかわいい。
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子供達がみんな生き生きと書かれていて、海辺で遊ぶ「僕」達が目に浮かぶようでした。
私は運動オンチだったので、水泳、マラソン、相撲までぴか一の腕を持つマサコが羨ましい。
こんなふうに一生懸命遊ぶ、可愛らしくて眩しくて羨ましい子供達に懐かしい気持ちになる作品です。 -
初っぱな出だしの関西訛りについていけなかった…
内容は面白いのだろうけど私には読み進められなかった。
海辺の博覧会のみ読みました。 -
最近、芦原さんを読んでないなぁ、と思って、図書館で目についたものを借りてきたのですが、これが大当たり!(*^_^*)作者を思わせる主人公が、車のナビに招かれて軽い調子で昭和30年代にタイムスリップ。「青春デケデケデケデケ」(大好きなんですよ。何度読んだかわからない。(*^_^*))まんまの四国の地での小学生に戻ってしまうのです。主人公のぼくとアキテル・フミノリの兄弟、トモイチ、紅一点ながら何でも一番出来るマサコが日々面白いことを探して遊び、近所の大人と関わり、笑ったり、泣いたり、時には異界のものたちと遭遇したり。芦原さんは私より10歳ほど上なのだけどあの時代の感覚はよくわかります。舗装もされていない埃っぽい道路でひがな一日遊びまわっていたころがあったなぁ、なんてありありと子ども時代を思い出してしまいました。「異界」も、取り立ててホラーとか言わなくても、今とは違って身近だったことさえ、あぁ、そうそう!なんてね。彼らの地の言葉が凄く好き。たぶん、かなり柄の悪い言葉が入っているんだろうけど、そして、大人や子ども、男と女の区別さえほとんどないんだろうけど、そこがなんかすっごくいい。同居するお婆ちゃんの影響で妙に分別臭い言葉を吐くマサコや、何かと言うと兄に「たのまい」と無茶な頼みをするフミノリがとにかく可笑しくて、久しぶりに声を出して笑った、笑った。ただの子ども時代の話ではなくて、58歳になってしまった僕が、いつの間にか小学生に戻っていた、という“切な懐かし”の感じがいいんだろうな・・。
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最高に笑えた!! すまんのぉう!!
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香川の海辺の町で元気に過ごす少年達のさまざまな事件を生き生きと描いた連作短編集。大人たちも大らかで、いろんな人がいることを自然に受け入れ、物知りのばあちゃんがいいことや悪いことを教えてくれて。現代社会が失ってしまった温かさを感じさせてくれるお話。とってもよかったです。
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昔の小学生の夏休みはこうだった!!
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昭和40年代後半の海辺の子供達の暮らしが舞台の小説。田舎に回ってくるお祭りなど昔懐かしい物事が色々出てきて、嗚呼、あんな事がこんな事がと、遣ったなぁと、懐古に回顧する様になると、俺もトシなのかなぁと、思ってしまう。
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栃錦と若乃花、ローマ・オリンピックに秋祭り、ソ連の月面観測用ロケット・
ルーニク3号―。日本中が高度経済成長への期待に沸き、誰もが精一杯
に、明るく暮らしていた昭和30年代の四国・香川県の海辺の町。小学生
たちをめぐる「事件」と大人顔負けの活躍を描いた連作短編集。