- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591100257
感想・レビュー・書評
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わかりやすく、そしてハラハラさせられる内容で飽きもこないので一気読み。
道満が悪に、非道ではなくて友だち思いで、今繰り返し聴いている歌のフレーズで悪魔と天使どちらが正しいのか分からないと歌っていてこの本の道満に対する見方も変わる。前なら道満に拒否反応を起こしていたと思うが熱をだした友だちの鷺に計画を断念してまで看病する優しさ。晴明が道満に黒主に騙されていると言われて疑念が生まれたり、道満の今後もどう変化していくのか楽しみだし、悪人もちゃんと心をもっているんだよと教えてくれた一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さくやこひめさまの死んじゃったお母さんが、大むかでだったのが、いやだ。ひどい。さくやこがすごくうれしそうだったのに、本当はゆめから出させないためだから。
赤びはかっこいい。ふるまいとたたかいが好き。このお話で、一番赤びが好き。(小4) -
「風の陰陽師」気になっていた続きを読んだ。ますます面白くなってきた。
都の夜に不吉な兆しが現れた。闇の孕み子は道満に操られ人を襲い、黒主の妖術で都の夜は悪の跳梁する闇に包まれた。
気配を感じると清明は赤眉とともに退治に出て行ったが、闇は増すばかりだった。
清明は中納言邸に結界を張って咲耶子を守ってきたが盗賊袴垂保輔は、咲耶子を隠れ家から連れ去ってしまう。
咲耶子は五条堀川に連れ去られていた。黒主と道満は 咲耶子が帝の后になるのを妨害する。加茂忠平が娘を宮中に入れたいと思っていた。二人はそれに加担し、咲耶子が永久に眠ってしまう術をかけた。
清明は祖父が亡くなり、都を留守にしていた。帰ってみると咲耶子は中納言の別荘で眠り続けていた。
清明は咲耶子のそばで祈っていた。そこに師の智徳が来て清明は咲耶子の夢の中に送り込んでもらった。
そこは夢魔の世界だった。出合った二人は大ムカデの秋津と戦って、目が覚めた。
現れた闇の嫗を智徳が追い払い、都は再び明るさを取り戻した。
咲耶子は帝の后になるために宮中に入り、清明の初恋が終わった。
母の葛の葉は祖父の後をついで棟梁になった玄馬と結婚した。
余り変化が無い話なのであらすじだけを書いた。
中で貴船川をいかだで遡り貴船神社にいたる話は、よく知った川沿いの道の湿った空気を思い出した。 -
私が好きな狐が出てきて、陰陽師の魔術が面白い
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大好きです
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都に黒い雪が降り、陰陽寮をめぐっての、都での地位をめぐっての陰謀が進んでいた。
そんな折、晴明のもとに「やみのはらみごに気をつけよ」との智徳法師からの声が聞こえた。
危惧していると、数ヶ月後、闇の生き物が都に現れるようになる。
闇の陰陽師である藤原黒主、晴明のライバル道満、そして盗賊の袴垂の企みで、咲耶子姫を奪われた晴明達は・・・・。
陰陽師としての色々な技が描かれている。恐ろしい魔物が現れ、普通の剣では切れないが、まじないをすると倒せたりと、面白くなってきました。
背景にいる謎の男がこれからどう動くのでしょうか。