- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591102855
作品紹介・あらすじ
1981年、大阪。弱小広告代理店の新人営業社員アサグレは、今日もサボって喫茶店。かっこわるくてせつなくて、夢や希望に溢れない、自伝的サラリーマン物語。
感想・レビュー・書評
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大阪で社会人のスタートを切った共通点から、がんがん踏み込んで読めた。
広告をかじっている若者なら、読んで元気をもらえるはず。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
職場、精神性、将来への展望。ぼくはこの作者と境遇が似ていた。似ているがゆえに、こうでありたい部分、こうはなりたくない部分が目に付いた。コピーに懸ける思いと努力、ある種の容量の良さは見習うべきだ。しかし、容量の良さからくる横着さなどは反面教師として受け止めよう。終盤の選択においては、自分だったらどうするのだろう、と絶えず自問しながら読んだ。
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著者が大阪の某中小広告代理店の
営業マンだった時の話。
営業時代の苦労話が自虐的な文章で
面白おかしく書かれている。
歯の浮くような理想論や成功哲学
を振りかざした作品よりもよっぽど心に響く内容だった -
作者と同じく大阪の弱小代理店出身で、
変わらない毎日、変われない自分に絶望しながら
時間だけが過ぎていく日々を過ごしていた。
サボり方が似てて笑えた。
そう。笑えて、懐かしくて、貴重な、そして戻りたくない過去。 -
広告代理店営業マンだったアサグレが、
コピーライターになるまで!
考えて行動するということが学べる気がする。