空と海のであう場所 (ポプラ文庫 こ 1-1)

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  • / ISBN・EAN: 9784591102978

感想・レビュー・書評

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  • あなたの『大切にしているもの』はなんですか?

    これは実に幅の広い質問ですね。『大切にしているもの』と言われてもあまりに漠然としています。でも不思議とあなたの頭の中には、すっとそのイメージが思い浮かんだのではないでしょうか?長年にわたって集めている何かしらの趣味のコレクションのことを思い浮かべた方もいるかもしれません。そうではなく、家族の顔を思い浮かべた方もいるかもしれません。そして、そういうことではなく、自分が一人になれる時間、そんなものを思い浮かべた方もいるかもしれません。この質問に正解など当然ありはしません。人によって『大切にしているもの』は当然に異なって然るべきだからです。

    ただ、そんな風に『大切にしているもの』をすっとイメージできない場合もあると思います。日々の日常を普通に生きていて、その中で普通に思っている感情、そんな感情自体が実は、その人にとってかけがえのないもの、決して譲れないもの、そして大切に守り続けている、普段特に意識しない感情の中にそんなものが隠されている場合だってあるのだと思います。

    さて、ここに恋の感情を描いた一つの作品があります。主人公となる女性が、過去に同じ時を過ごした一人の男性からあるコンタクトを受けたことを起点に過去の日々を思い出す様が描かれるこの作品。そんな女性が、過去に『アラシの大切にしているものと、わたしの大切にしているものが、大きく食い違ってるような気がするから…』と語った瞬間を思い出すこの作品。そしてそれは、『この世でいちばんたいせつなものって、なんなの?』という問いかけをそんな女性に、そして全ての読者に投げかける物語です。

    『きょうは午后から、娘のなな子を連れて、小田原に住んでいる両親の家へ遊びに行く予定にしている』というのは、主人公の架橋木の葉(かけはし このは)。『小春日和の土曜の朝』、『はいもしもし、架橋です』と、『春が来たら小学五年生になる、娘のなな子』が電話に出ました。『二つ違いのわたしの姉が ー 結婚はしないで ー 産んだ子ども』というなな子。そんな姉も『なな子が五歳になった頃、癌で倒れて病床に伏し、小学校に上がる直前に、帰らぬ人』となりました。そして、『ママちゃんにお電話。コグマショボーのホンダさんから』と電話を受けた木の葉に『コグマ書房の本多香緒里と名乗る編集者は、開口一番』『五十嵐有為さんのご紹介で、ご連絡させていただいております』と告げました。『あっ、と声を上げそうになる』木の葉の頭には『心の中では、数えきれないほど、つぶやいてきた』『アラシの名前。イガラシ・ユウイ』が浮かびます。『このたびは、ぜひとも架橋さんに、お仕事をお願いしたいと思いまして』、『五十嵐さんの童話に、挿絵をつけていただきたいのです』と続ける本多に『童話ですか?五十嵐さんが書いた?』と『訊き返さずにはいられ』ない木の葉。『わたしのよく知っているアラシは』『小説を書いていた。アラシは、小説家だった』というその理由。『イラストと詩と童話の月刊雑誌「物語バスケット」に、連載されることになっている』等説明する本多は、『五十嵐さんは、ぜひ架橋さんにお願いしたいとおっしゃっています』と続け、さらに『架橋さんでなければ、俺は絶対に嫌だと』 付け加えました。そんな本多の依頼に『喜んでお引き受けいたします。わたしで良ければ』と受けることを伝えた木の葉。そして、別の日に本多と直接会った木の葉は封筒を受け取った後、一人、西新宿の公園へと向かい、ベンチに座って封筒を開けます。『アラシ、また会えたね。わたしたち、また、つながったね』と思いながら原稿を取り出した木の葉は、そこに『「旅人と猫」のプロローグの原稿』を目にします。『これは、風に聞いたお話です。柳の木の枝を揺らし、白樺の木の葉を踊らせ…』と始まるその原稿。そして、木の葉は『かもめのジョナさん』というファミリーレストランのことを思い出します。『そこは、わたしたちの出会った場所』、『正確に言うと、再会。それは、二度目の巡り合い』のことを思い出す木の葉。五十嵐が書く童話と、そんなイラストを描いていく木の葉の物語、大切な心を融合させていく二人の物語が描かれていきます。

    “恋愛小説の名手が、時も距離も越える思いを描く、心ゆさぶる魂の愛の物語”と内容紹介にうたわれるこの作品。小手鞠るいさんというと、まさしく”恋愛小説”が思い浮かびます。一方で世の中に”恋愛小説”は数多あり、もしかすると、もう読み飽きた、興味ないです、そして嫌いですとまでおっしゃる方もいるかもしれません。しかし、そんな方にもこの小手鞠さんの作品は作品構成の点からとてもおすすめです。そんなおすすめポイントを二つ見ていきたいと思います。

    まずは、小手鞠さんというと文章の美しさが挙げられます。基本の文章自体が美しい上に、数々の比喩表現が散りばめられています。いくつかを抜き出してみましょう。まずは、主人公・木の葉が自身の気持ちを動物や植物に例えるこんな表現です。

    ・『胸の中で、無数の兎が跳ねているような気がした。そしてそんな自分に、自分の気持ちに、驚いてもいた』。

    ・ 『わたしは、今のわたしを、たくましいライオンのようだと思う』。

    ・『その頃、アラシと別れたばかりだったわたしは、なな子がいなかったら、強風にやられて倒れたコスモスのように、根もとのところでぽっきりと、折れてしまっていたかもしれない』。

    こういった表現がさりげなく飛び出すところにどこか軽快感も感じます。一方で、小手鞠さんならではの美しい文章表現も見てみましょう。長文の中だからこそ生きるものであり、抜き出してしまうと魅力が減じられてはしまいますがイメージとしてはお分かりいただけると思います。

    『何ひとつとして、たったひとつの例外もなく、一ヶ所にとどまることを許してくれない、この惑星に流れる時の河。人生も思い出も恋も、たぶん愛でさえも、すべては砂の上に指で書いた、絵文字のようなものに過ぎない。遅かれ、早かれ、波に洗われ、消えてゆく運命にある』。

    なんともうっとりするような表現ですが、これは主人公・木の葉が、五十嵐の書いた童話を読む中に心にふっと浮かんでくる思いです。そんな木の葉はこんな風に問いかけます。

    『わたしは信じている。いいえ、信じたいのだ。人の心に、躰に、樹液のように流れ込んできて、やがて年輪のように刻まれる、決して消えないものとしての、物語の力を』。

    そうです。この五十嵐の物語の意味を問うていく木の葉。そんな木の葉は『ねえ、アラシ。あなたは信じているの?』と胸の中で届かぬ声を発します。胸が締め付けられそうにもなるこの木の葉の思い。この作品では、このような詩的な表現をうたい上げていく中に、木の葉の心の内を明らかにして、結末に向けた物語の説得力を絶妙に畳み掛けていきます。

    そして、そんな物語のもう一つの特徴が、”小説内小説”が大胆に展開するところです。小説の中にもう一つの小説が描かれていく”小説内小説”の構成をとる作品は私の大好きな形態です。今までに数多くの”小説内小説”に接し、レビューにも大きく取り上げてきた私ですが、この作品に出会ってその究極形をついに目にしました。”小説内小説”を登場させる作品は、同名小説が作品内で執筆されていくのを見る桜木紫乃さん「砂上」、作品内で登場した小説がリアル世界に別に刊行される辻村深月さん「スロウハイツの神さま」と刊行された「V.T.R.」、そして存在が匂わされるものの読者は決して読むことのできない恩田陸さん「三月は深き紅の淵を」といったようなタイプに分類されます。辻村さんの作品は、別途リアル世界に刊行された作品を読めば、”小説内小説”がどんなものかを知ることはできますが、それは別の作品とでワンセット、二つの作品間の話とも言えます。桜木さん、恩田さんのタイプは朧げながらにイメージできても全編を読むことはできません。というより恩田さんの作品は書名だけで物語を語っていくものです。それに対して、この小手鞠さんの作品では、登場人物の一人であり木の葉が同棲もしていた五十嵐が書いた童話「泥棒猫と遊牧民」の全編がこの「空と海のであう場所」という作品内に丸々掲載されているのです!そう、読者はこの一冊の作品を読む中に、二つの全く異なる物語を結末まで全てパラレルに読むという贅沢な読書ができるのです!では、五話からなるその童話と本編内の章の構成をまとめておきましょう。

    ・〈プロローグ〉
    ・〈第1話 風に聞いたお話〉
    → プロローグ
    ・〈第2話 約束〉
    ・〈第3話 泥棒猫の人生〉
    → Chapter 1 泥棒猫の人生
    ・〈第4話 泥棒猫と遊牧民〉
    → Chapter 2 泥棒猫と遊牧民
    ・〈第5話 ある放浪〉
    ・〈第6話 最後のひと葉〉
    ・〈第7話 希望の物語〉
    → Chapter 3 希望の物語
    ・〈第8話 幸福猫と呼ばれて〉
    → Chapter 4 幸福猫と呼ばれて
    ・〈第9話 旅の終わり〉
    → 最終章 旅の終わり

    見ていただくとお分かりいただけると思いますが、外を包み込むこの作品本来の各章の章題と、内側の童話「泥棒猫と遊牧民」のチャプタータイトルが同じになっています。内側の物語は、

    『名もない土地の名もない小さな村はずれの森に、名前のない猫が住んでいた』。

    そんな猫が、

    『おんぼろなテントを張って生活しているひとりの男』

    という『遊牧民』の男と関わり合いを持っていく様が描かれている物語です。擬人化された猫の物語は、まさしく童話そのものです。そして、そんな童話を、この作品では、木の葉の『娘』であるなな子が木の葉に朗読して聞かせていくという体裁をとります。そこには、『そこまで読んで、なな子はひとつ、大きな欠伸をした。「あ、もう九時半だ。そろそろお風呂に入らなきゃ。続きは、あしたにしようか」と、わたしが言うと、なな子は「やだー」と唇を突き出した。「だって今、一番いいところだもん。まだ読みたい…」』といった感じで内側の童話と外側の物語を見事に一体化していく小手鞠さんの見事な工夫もあります。それによって読者は否応なく、”小説内小説”が単なるおまけではない位置づけにあることに気づいていきます。そして、この童話が、それ単体でも十分に完成された一つの作品なのです。この童話は作品内では、木の葉のイラスト付で雑誌に連載されているという体を取り、人気を博している様も描かれます。残念ながら実際の作品中では木の葉のイラストこそ見ることはできませんが、物語は全編が読めます。言い換えれば全編を読者に読ませようという意図が作者の小手鞠さんにはあるわけです。それこそがこの童話の世界のテーマが外側の物語のテーマと呼応して、結末に向けて鮮やかに融合を見せていくという物語の大胆な構成に繋がっていきます。そして、この内側の童話の読み応えの確かさがそれを支えます。絵本の原作なども手がけられる小手鞠さんのまさに真骨頂といったところでしょうか。正直なところ、この構成の妙を味わうだけでもこの作品を読む意味がある。”小説内小説”の一つのあり方を提起したそんな作品でもあると思いました。

    そんなこの作品は、内容紹介にうたわれる通り、”恋愛小説の名手”とされる小手鞠さんのまごうことなき”恋愛小説”です。そんな物語は、”イラストレーターとして着実にキャリアを積んでいる木の葉に、作家となったかつての恋人アラシから一篇の物語が届”いたことから動き始めます。『わたしたちはその時、十三歳だった』という中学時代に不登校となり、『京都府下の山村にある「風の子学園」という施設』にそれぞれ送り込まれた二人の偶然の出会いに生まれる恋の始まり。そしてそれから十年後の『やあ、また会えたね』という街中での偶然の再会の中に『わたしたちはこの十年間、決して交わることのない、一方通行同士の両想いをしていたのかもしれない』と感じる木の葉。そして、そんな二つの時代の上にある今を生きる木の葉の物語は、これ自体で三層に積み重なり、三層が生み出す”恋愛物語”の説得力が物語を強く牽引していきます。そこに、さらに上記した”小説内小説”の世界観一層が積み重なり、合計四層の物語をもって小手鞠さんは読者に”恋愛物語”の奥深さを問いかけます。

    『一生を通して、自分のすべてを差し出しながら、たったひとりの人を、全身全霊で愛し抜いてゆく。そういう愛。そういう在り方。それが、わたしにとって、この世で最も大切なもの』。

    そんな木の葉の気づきの瞬間に続く物語は、結末へと疾走を始めます。それはまさしく恋、まごうことなき愛の物語です。「空と海のであう場所」へ向かう木の葉の物語。”時も距離も越える思いを描く、心ゆさぶる魂の愛の物語”という内容紹介が伊達ではないと感じるダイナミックな結末がそこにはありました。

    『木の葉の大切にしているものって、なんなんだ?』

    そんな言葉の答えに気づいていく主人公・木の葉の三つの時代の”恋愛”のかたちを三層それぞれに描いていくこの作品。そこには、かつて二つの時代を共にした五十嵐から受けた童話の挿絵依頼を『頭の芯が痺れてしまいそうなほど、嬉しかった』と快諾した木の葉のそれからが描かれていました。小手鞠さんらしい美しい表現の頻出にうっとりするこの作品。”小説内小説”がそれを包み込む外側の小説と見事な融合を見せていくこの作品。

    「空と海のであう場所」という印象的な書名が指す彼の土地が、結末をドラマティックなまでに演出していく見事な物語展開が強く印象に残った作品でした。

  • 施設で出会った一組の男女が大人にであって再会し、別れ、
    再びつながりの糸をたどる物語り。

    心の扉を相手に向けて開けたと思えても、
    じつはその中には鍵のかかった小さな扉があったり。
    人は簡単に「自己開示」というけれど、開け方がわからない、
    そもそもどうすることが「開ける」ことなのか分からなかったりする。
    そんな自分に気づいていながらも、どうしようもなくて、
    一人でいること、誰にも束縛されず孤独でいることを「自由」とよんで
    自分の内側に鍵をかけてしまう。
    なんだかアラシの気持ちが良く分かる気がしました。。


    そんなアラシが二人をモチーフに書いた「泥棒猫と遊牧民」は
    心の悲鳴が聞こえてきそうなほど悲しく感じられます。
    それでも最後は二人を繋ぐ「魂の粒子」がとても輝いて、
    目に見えるようで、とても羨ましかったです。
    ムシの知らせとも違う、そんなつながりを感じられたら素敵だろうなぁ、と
    現実をみてちょっと切なくなってしまいますが、
    読後感はすばらしく温かいものでした。


    心の鍵の開け方を知らなくて、
    それでもその内側にあるものを相手に届けたくて。
    もがきながらも、それを相手に知られたくなくて。
    人がつながることの美しさを、きれいに伝えてくれます。

  • るいさんらしいタイトル。
    ストーリーもるいさんの作品だと知らなくても
    読めばわかる、とても”らしい”作品。

    イラストを描く木葉と童話を書くアラシ。
    偶然の出会いが二度あればそれは運命、
    なんてことを聞いたことがあるけれどふたりはまさに運命。
    木葉の大きくあたたかな心、強さ。
    アラシの弱さを太陽にあててふっくらした毛布で包むかのよう。

    あいだにはさまれる童話、
    アラシ作「泥棒猫と遊牧民」がとてもよかった。
    続きは?続きは?と気になってしまう。
    そして泥棒猫が遊牧民から盗んだものは何なのか。
    遊牧民のようなおおらかで外へ向けて解放しているような
    自然体な姿勢に憧れる。

  • 大阪出張中、梅田阪神の書店にて装丁が素敵でつい手に取ってしまった一冊。

    ちょうど人生に絶望を感じていた時期に出会えたことを感謝してしまうほど、私にもう一度生きていく力を与えてくれたフレーズがたくさん詰まっている。

    これからの人生の中で躓きそうになったとき、
    必ずこの本を開いて立ち上がるパワーをもらうような気がする。

    遊牧民と泥棒猫の話もとても良かった。
    ぐいぐいと読み手を惹きこむ力、そして心地良いリズムを感じた。
    ぜひポプラ社で大人向けの絵本として世に送り出してほしい。

    「奪うことよりも与えることのほうが、ずっと楽しいんだよ。奪えば奪うほど、奪った者は不幸になっていく。与えれば与えるほど、与えた者は幸福になれるんだ」

    「嘘と真実は表裏一体。
     信じれば、嘘でもほんとのことになる」

    与えて欲しかったら、まずは自分が相手に与えていかないと。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ぜひポプラ社で大人向けの絵本として」
      何だか気になるので、読んでみようかな、、、
      「ぜひポプラ社で大人向けの絵本として」
      何だか気になるので、読んでみようかな、、、
      2012/06/04
  • 昔の恋人のアラシの連載の挿絵を描く事になった三十二歳のイラストレーターの木の葉が、登校拒否をして施設で出会った中学生以降の彼との過去を回想する。チャラくて、自分達をモデルに木の葉目線で書かれた童話もその有り様が女々しくて、アラシの魅力がわからなかった。亡き姉の五年生になる娘を育てる日常が微笑ましい。

  • 基本、さらっと、軽く読みたい時に手に取る作家さん。

    無防備に手を出したら、結構やけどしました。

    言葉は綺麗で、相変わらず、さらさらした語り口だけど、
    言葉の裏に込められた想いにぶち当たった時、気がついたら自分も深く物語の世界観に入り込んでいました。

    奪うよりも与えること。
    疑うより信じること。

    そんなことを考えさせる、大人の童話。

  • 人を信じられず、愛することを恐れているアラシ。そんなアラシから木の葉は離れていった。すれ違ってしまった二人。アラシの描く童話によって、二人はまた出会う。その物語には、アラシの想いがつまっていた。

  • 彼はこの写真集に収められたディングル半島の風景を初めて見た瞬間から最期はここで、と決めていたんじゃないだろうか。

    その写真集をなぜか東京には持っていかなかったのは、巡り巡って"そのとき"を木の葉に見つけてもらいたがっていたからかもしれない。

  • 映画っぽい話でした。

  • 作家を目指し、子どもの頃から作り話ばかりしていたアラシと、彼に惹かれ続けながら別れを選んだ木葉。別れと出会いを繰り返し、二人が向かう場所とは‥。
    ファンタジックというか詩情に過ぎるというか、きれいごとだけでできているようなストーリーが今一つだった。アラシの魅力もよく分からなくてやや持て余してしまった。

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著者プロフィール

1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。ニューヨーク州在住。
『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。主な著書に『優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物』(講談社)『星ちりばめたる旗』(ポプラ社)ほか、主な児童書に『心の森』(金の星社)『やくそくだよ、ミュウ』(岩崎書店)『シナモンのおやすみ日記』(講談社)など多数。

「2024年 『新装版 まほうの絵本屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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