猫の形をした幸福

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 259
レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591104934

感想・レビュー・書評

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  • 著者もきっと猫好きな人に違いない。
    猫にかぎらずペットの存在感って大きいんだろうなぁ。
    セキセイインコとか魚などの小さい生き物しか飼ったことがないので、ネコやイヌのイメージがつかみにくいのだけれど。
    喪失感の大きさに読んでいるこっちも参ってしまいそうだった。

  • 猫との楽しい生活まではよかったのですが、最後が悲しすぎてだめでした・・・。

  • 〈内容〉わたしが愛すべき、わたしに愛されるべき空洞が、あなたの心にはある。恋愛小説の名手がつづる、渾身の一作。ふたりと一匹の、魂の絆の物語。

  • 「夫婦の猫のいる生活」を書いた本。
    何でもない暮らしの中にある幸せに溢れていた。旅行に行ってそれを強く感じるイギリス旅行の所が良かった。

  • 2018.8.17 読了


    2人と1匹の猫。
    ミチオとアヤノが 出会い、結婚し、
    ネコを飼い始める。

    ネコの一挙一動を 微笑ましく見、
    ケンカをすると ネコが止めに入る。

    私たちの暮らしは ネコがいないのは想像もできない。
    そんな日々を 淡々と描かれる。

    いることが 当たり前で、
    いなくなって 初めて ネコの形をした幸せが
    そこにあったんだな、と気づく。

    自分も他人事じゃない。
    『その時』が 怖いです。。。


  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:913.6||K
    資料ID:50800296

  • 猫の一生と夫婦の話。先代猫の最期を思い出した。

  • 小手鞠るいさんの猫をかすがいに手を携えて行きて行くバツイチ同士の日系アメリカ人男性と日本人女性の物語「猫の方形をした幸福」を読了。
     
     小手鞠るいさんの作品は「望月青果店」以来だ。恋愛小説の名手とされているが、本作はたしかに想像できないくらいしっかりとした会話が成り立っている(普通には愛し合えているというのだろうか)そういった夫婦のお話なのだが、それが実は一匹の猫がいる事で成り立っているところが面白い。
     
     猫を選ぶときから、病気のとき、ついに迎えることになる死の瞬間にいたるまで二人の猫に対する感じ方は大きく異なっている。だがふたりはその違い、例えば男女の感じ方の違い、日米の文化の紗から来る二人の考え方の違いなどなど下手をすると摩擦を起こしかねないような違いの数々を猫にたいするお互いを見つめることで少しずつ理解していく様子が心温まる。
     
     飼い主の二人は過去の経験からこころの片隅にすきま風が吹く空間を持っているのだが、その空間をお互いが持ち合わせている事を無言で了解しつつも無理にその空間を埋めようとせずに猫と一緒に淡々と過ごして行く事で少しずつ癒し合っているうらやましい二人だ。まあお話だからなんだだろうけれど。現実は厳しい!
     そんな「猫はかすがい」な二人の物語を読むBGMとして選んだのがManhattan Transferの"the Christmas Album".この四人どんな曲やっても凄い。https://www.youtube.com/watch?v=WouGmkkXp4Y

  • 猫のマキシモと、アメリカ育ちの朗らかな夫と過ごす女性の話。
    猫を通じて互いの育った文化の違いや性格の差を理解するというのが面白かったな~。
    どちらかというと夫婦の道というよりもマキシモの一生を軸に据えているので最後はマキシモは死んでしまうんだけど、その死後の二人の受け取り方の差がとてもよかった。息を引き取る間際に彼のそばに行けない夫と最後まで隣にいてあげたい主人公の対比が印象的でした。
    猫を飼ったことがある人にはおすすめです。

  • 回顧的な書き出しでエンディングを予感できたが、わかっていてもそのシーンでは胸を鷲掴みにされた。猫と暮らしたことがある作者だと感じた

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著者プロフィール

小手鞠るい/小説家、詩人、児童文学作家。
岡山県生れ。同志社大学法学部卒業。1981年「詩とメルヘン」賞、1993年「海燕」新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、2009年絵本『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(絵/北見葉胡)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。2012年『心の森』が第五十八回全国青少年読書感想文コンクール小学校高学年課題図書に、『きょうから飛べるよ』(岩崎書店)が平成27年長野県課題図書に、『やくそくだよ、ミュウ』(岩崎書店)が第48回岩手県課題図書に『きつね音楽室のゆうれい』が二八年度埼玉県課題図書に選ばれる。その他『ねこの町のリリアのパン』『うさぎのマリーのフルーツパーラー』『お菓子の本の旅』『美しい心臓』『アップルソング』『優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物』『炎の来歴』など著書多数。

「2019年 『スポーツのおはなし リレー 空に向かって走れ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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