- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591106105
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
著者の猪本さんと一緒に暮らしていたネコのウンチビとの別れを描いた一冊。読んでいて、寂しいんだけど、どっかで安心するよう気持ちになったなぁ・・・。でも本として良いのは後半で、猪本さんの毒気がたまにきつく見えてしまったのは乗れないポイントだった。
-
著者のフランスでの生活の傍らにいつも存在していた猫との、温かい日常と少し切ない別れが描かれている。
読んだ後、じんわりした。 -
フランスで恋人と暮らした時代から単身日本に戻ってくるまでの20年近い日々を綴ったエッセイだ。名前にあるとおり、愛猫(初代がブブ、二代目がウンチビ)との交わりが主軸になっている。
まだ携帯電話もインターネットもなかった頃から現代まで、語られる歳月はかなり長い。
折々にサリン事件や中越地震、日本のプロ野球の話題があったりして、時の流れを感じた。
猫への愛情や思い入れを季節の移り変わりとともに語る、話の内容は嫌いじゃないのだけれど、「だろうか」とか「のか」という語尾が多用される文体や、乱暴な単語が安易に用いられるところが気になってどうにもひっかかってしまった。
たぶん短いエッセイなら気にならないレベルなんだろうけれど、長文を読み下すには少し抵抗感がある。
猫好きの人にはたぶんツボがたくさん詰まっている本なんだろうな。 -
(200903)