([え]2-2)少年探偵団 江戸川乱歩・少年探偵2 (ポプラ文庫クラシック え 2-2 少年探偵)

著者 :
制作 : 乙一 
  • ポプラ社
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本棚登録 : 599
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591106204

作品紹介・あらすじ

「黒い魔物」の噂が東京中に広がっている。次々と起きる少女誘拐事件。そして篠崎家に認び寄る黒い陰の正体とは?「のろいの宝石」の言い伝えは本当なのか?数々の謎に名探偵明智小五郎と小林少年率いる「少年探偵団」が挑む。

感想・レビュー・書評

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  • 小学生の時にハマって何冊も読んだシリーズ。こどもがミステリーを楽しめるといいなと借りてきました。
    今読むと、伏線が単純で先の読める展開なうえ、穴を掘って地下へ逃げるトリックや親しい人にもバレない完璧な変装や腹話術を駆使したり、現実的には無理のあって子供騙しでなら楽しめるミステリーだと思いました。
    また、この話ではどうやって本物の門野老人を助け出したのかが書かれていないし、二十面相の隠れ家を明智探偵が部下の後を追って見つけたのも、二十面相との掛け合いをしていてそんなタイミングがなかったはずだし、文字であっさり解決しているけど疑問に残った点が多く、小学生時はこれに夢中だった自分に成長したなって思いました(笑)

  • 怪人二十面相から始まるシリーズにむしゃぶり付くことになる

  • インド人に化けるあたりは「そうはならんやろ」と思ったりもするけれど、冒険活劇だし…タイトルの少年探偵団が活躍するのは前半で、後半は明智と二十面相がメイン。最後に少年探偵団が仏像に化けて大活躍するけれど。そして前作よりも二十面相のうっかりに磨きがかかってしまったような…?小林少年は女装したり仏像になったり大変だな!!ラストの爆発、二十面相は滅びぬ!何度でも蘇るさ!!という気概を感じる。

  • 子供の頃は難しく感じたけど今呼んだら読みやすくて、自分の推理通りにはならなくて面白かった

  • これを本当に子供が読んでいたのか、、。

    現代では絶対に考えられないトリックのミステリー小説ですが、古い作品だからこそのツッコミどころのある面白さと特有の語りも相まったカオスな空気が好きでした。
    (乱歩本人は狙った訳じゃないだろうけど)

    たまに読み手に「読者諸君は、」と語りかけてくるのが堪らん。

    そして何よりも表紙のイラストがぐっとくる。かっこいい。

  • 小林、明智の攻撃!

  • 今回も二十面相と探偵団の戦いにワクワクしました。
    トリックがよく分からないまま処理されているところもありましたが、それはそれでいいと思いました!

  • 大人乱歩が面白かったので、子供向けの作品も読んでみようと思った。

    少年探偵団、怪人二十面相。名前は聞いたことあるけど、作品は読んだことない。

    面白かった。「少年探偵団を読んで、探偵に憧れた」っていう人をよく聞くけど、分かる気がする。自分が子供の頃に読んでいたら、絶対に何か影響されていたと思う。子供の頃に出会いたかったな…

    ところどころに入ってくる、「読者諸君、これはどういうことかお分かりかな?」とか「少年たちはこれからどうなってしまうのか」とか、メタっぽい言い回しが面白かった。昭和の児童文学ってこんな感じなんだねw

  • 子供向けにかみ砕かれて書かれているとはいえ、なかなか楽しい☆彡
    子供のころ、図書館にあったなぁ、たしかに暗い隅っこのほうに・・・と乙一さんのあとがきを読んで思いました。そのころ読んだら楽しかったかも。
    なにげにあとがきも楽しかったです。

  • 『文豪スレトレイドックス』を観てたら
    文豪の本を読みたくなります。

    読みやすい語り口ですいすい読めて、
    前半の黒い影のなぞが膨らんでいくところは
    ただ引き込まれて楽しめました。
    明智先生登場あたりから
    徐々に熱が冷めていき、、
    まぁまぁふつうに読み終わりました。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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