([は]1-2)東京 Hayashi Mariko Coll (ポプラ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591106273

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  • 『二人の部屋』

    『東京の女性』

    東京生まれ東京育ちのプライドの高い高齢女性の
    描き方が秀逸すぎる。林真理子最強だわ。
    60代の女性が、自分の家を出入りする人はみんな
    自分のファンだと言ったり、まだまだ男性は自分を
    イヤらしい目で見ていると信じて疑っていなかったり
    本当にこういう女性いそう。まあ、可愛いと言えなくも
    ないんだけど、やっぱりなんか同性としてこう、
    ムズムズする。ぞわっとするって言ってもいいかな。
    とにかく描写のいじわるさがめっちゃ好き。
    もはや心地よくさえ感じてくる

    『路地』

    『一年ののち』

    あとがき

    解説は柴門ふみさん

  • ”地方”出身で尚且つ”東京”に憧れてないとわからない気持ちが満載。

    原宿の改札口には服装チェックがありそうだなと思っていた高校時代を思い出した。

    スーツを普通に着られる年齢になって、初めて「とりあえずどこでも行けるな」って思った。

  • どこかどす黒い
    林真理子らしい

  • 東京に憧れていた田舎娘が高級住宅街に住むことになったが、そこに住んでいる人たちの実態はドロドロ。
    林真理子そのまんまのような話。この手の話は正直おなかいっぱい。引き出しが少ないなー。

  • 同郷の友人の父が所有する青山のマンションで二人暮らし。憧れの東京、しかしそれは劣等感漂う空間。居候の身でありながら、友人の留守中にパーティー、そしていたたまれない結末。
    東京の女性とは…?!D町。結婚前のカップルが大家さんの二階で同棲を始める。何かと親切な大家さん、政代。しかし会話の端々に、地方出身者を見下す発言が、気になり始める真由美。大家さんの裏の顔を知る出来事が…大家さんと息子夫婦に何があったのか…まるで腹黒い京都の姑のようです。
    辰巳芸者さんたちの会話。「都合の悪いことはなかったことにする。そうしなきゃ人間なんて生きていけないことがわかってると思うよ。」深い、深いです。短い文章の中にも考えさせられることがたくさん。
    タムラヒロシと言う男。東京の男と付き合うことはステイタスなのか、劣等感なのか…付き合ったことがないのでわからなのですが。
    東京に対して、東京人に対して、地方出身者が感じる「あるある」的な、ストーリー。さすが林真理子さん!と思う作品です。東京の人にはわからないだろうねぇ…と言ってやりたくなる一冊。

  • 林真理子の本は面白い、と読むたびにおもう。面白くて、そしてとても意地が悪い。自分のコンプレックスと人間分析を書きなぐっているような感じ。誰もが分かるし、誰でも感じることなんだろうけど(とくに女の人なら)、でも、なにもそこまで悲観的に他人や社会を見なくても、世の中ってもう少しだけ優しいんじゃないの?って聞きたくなる。多分そういうひねくれた卑屈なコンプレックス、世をはすにかまえたかんじが、はまるひとにははまるのだろう。わたしはいつもこれを読みたいとは思わないけど、時々猛烈に必要に感じるときがある。貴重な作家さんです。

  • 目次: 二人の部屋/東京の女性/路地/一年ののち

    豪壮な邸宅が並ぶ高級住宅街の一軒家に下宿をすることになった健と真由美。家の一階に住む政代は、一見きさくな性格の裏に、東京に住む上流階級の人間特有の驕慢さが次第に明らかになっていく…。煌びやかな「東京」に息づくリアルな人間模様を切り取った傑作短編集。

    元芸子の話(路地)。彼女が帰国するまでの間付き合ってと志願する女(一年ののち)はせつないけどいろんな面が見えるものだった。

  • 東京ってタイトルに惹かれた
    でもこのシリーズはみんな好き

  • 東京についての林真理子作品集     

    以上。

    としても良いのが、もう少し。東京に日本の1/10位の人が集まり、どんぐりの背比べをしているので、ストレスもあるし、劣等感も優越感もそこかしこに転がっているわけだが、四半世紀以上、ここに住む者としては、頼むから東京を大切にしようよ、と言いたい。

    あっ、そんなことは作品とはあまり関係無い。

    別々の短編集から、東京に纏わる四作品を収めた短編集。短編集から更に集めただけあって佳作。

    後書きに、最近の地方の若者は「いとも気軽に東京にやってくる」とあり、益々、Love Tokyoと言いたくなった。勝手に「嘲笑われ、裏切られ」る地方出身者という、林真理子お得意の女性が登場する。東京人対地方出身者という構図自体が、おそらく東京生まれ東京育ちにはてんで可笑しくて、狭い場所で競争してるから窮屈な思いをお互いしているのだろう、満員電車のように、と思う。勝手に「嘲笑われ、裏切られ」る地方出身者というのは主観的に無くならないのだろうな。

    劣等感が人を謙虚にさせる、との下りは、少し怖い思いで、読んだが、今のところは、解釈しないでおく。

    解説の柴門ふみについては、夫婦共々見る価値が年々薄れているような気がしたが、やはり、と一言で終わらせておきたい。比べるのも何だが、林真理子は本物だな、と。

    東京に劣等感を持ったらどうぞ。生まれも育ちも23区でも、劣等感は人生の伴侶だったりするのだが。

    2010/05/25、読了。文京図書館から借用。

  • 短編集なので気軽。頭を使わず読書したいという欲が満たされました。
    私は東京の人じゃないけど東京コンプレックスはないな〜。東京の人気取りだからかな。

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