喋々喃々

著者 :
  • ポプラ社
3.62
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本棚登録 : 2095
レビュー : 501
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591108406

感想・レビュー・書評

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  • 約4年ぶりに再読。
    好きだけど嫌い、嫌いだけど好きな話なので、評価せず。

    《嫌いなところ》
    ・ふわふわとオブラートに包んでいる表現ではあるけれど、不倫の話である。
    ・登場人物があまり好きではない。
    春一郎は言うに及ばず(妻子がいるのに自分から好きだとかよく言えたものだ)、主人公も母の不倫で家族分裂で苦しい悲しい思いをしてきて未だに引きずっているのに不倫に手を出すのもどうかと思う。そして、時々出てくるまどかさんも50歳にもなる息子を坊やと呼ぶなんて、それは同居している嫁にとって鬱陶しいことこのうえないでしょう。

    《好きなところ》
    ・谷根千の一年間を丁寧に描いている。
    ・食べ物や着物の描写が良い。

    恋は落ちるもの。だけれど、どうかな。
    あと、装丁が好きです。

  • 谷根千の界隈は、わたしもすごく好きな町。アンティークの着物やさんを営みながら毎日をつつましく暮らす主人公の栞さんは、生き方がとても丁寧。春一郎さんは、ちょっと大人し過ぎて、わたしは魅力的に思えなかったけど、人をどうしようもなく好きになる気持ちには共感した。でもやっぱり不倫はよくない…。

  • 小川糸の小説の主人公って、蒼井優な感じ。

  • すごく、私の好みの一冊でした。

    小川糸の本は「食堂かたつむり」以来2冊目だったけど、やっぱり読みやすくて、雰囲気も良くて好きだな。
    淡々としてて、生き方が美しい。
    毎日を丁寧に生きてる栞の生活に憧れるな。あんな風に丁寧に生きたいなって思った。
    うん、すごく素敵で、なんか羨ましくて嫉妬しちゃいそうなくらい。
    物語の中で好きな人とごはん食べてるときに「同じもので体が作られていくことが嬉しい」みたいな部分があってその考え方にハッとした。

    不倫と言ってしまえばそれまでなんだけど、私はこの本大好き。
    手元に置いておきたい一冊。

    『喋々喃々』…男女がうちとけて小声で楽しげに語り合う様子。

  • 食べ物の描写が良い。
    根津近辺の風景を思い出しながら読みました

  • やはり、さらさらと読むことができました。
    家中界隈の楽しさ、季節ごとに合わせる着物の楽しさ、日本の良さもたくさん詰まっている一冊です。
    ストーリーも、一番最後、よかったです。
    懐かしい感情が思い出されて新鮮でした。

  • 食べ物がおいしそうな本はすきやなあ。
    不倫をそんなに美化したらあかん…あかんあかんと思いながらも、自分をちょっと彼好み女性に演出したり、逆にだめな女になってみたり、そのかわいらしさに夢中になって読みました。
    主婦はちょっとした刺激をもとめてる?
    食堂かたつむりの小川糸せんせ、やっぱり食べ物の描写が好きです。

  • 裏表紙にタイトルの意味があり、男女がうちとけて小声で楽しげに語り合う様子とある。タイトルがとても似合うお話でした。感情のごたごたはあえて書かず、けれど悲しい心情がよくわかり、途中涙。 いわゆる不倫関係だけど、そのドロドロした感じは出さず、谷中の風情と似合う素敵な恋人たちでした。

  • どうなんだろう。途中で「あ、不倫なのか」とわかってから、この人たちの関係っていうのがただの自己満足に見えてきてしまった。

    そんなに倫理的に物事を見るほうではないんだけど、自分たち以外は蚊帳の外、というか、美化してるというか。

    まあ心が通じ合う人と出会えるのは奇跡だけども、それはいろんなものを経てきたお年を召した人がいうことだから含蓄があるのであって。

    繰り返すようだけど、開き直っているようにしか見えない。

    妹と元旦那の件を、許せない自分が許せないなんていうのも、まったくもって意味不明。

    独特の感性の持ち主だから、独特な人と絆が生まれ、心が通じあうのかもね。

    料理が得意なのを、買ったなどと嘘を言うこともよくわからない。
    鷽がえで、いろんなウソが本当になっていくということか。二人の関係は、何だかずっとウソっぽいけど。

  • 小川さんの小説はいつも料理の描写が印象的だなと思う。今回は料理の描写に加え季節ごとに移り変わる着物の描写も素敵だった。小川作品の女は恋に破れるといつも髪切るね。不倫なのに綺麗な側面しか書かれてないから純愛と錯覚しそうになる。奥さんの立場だと嫌だなー。2011/196

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著者プロフィール

小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ、山形県出身の小説家であり、作詞家・翻訳家でもある。作詞家の際の名義は、春嵐(しゅんらん)を使用。
2007年に初の絵本を上梓し、さらに翌2008年に小説『食堂かたつむり』を発表。同作は第1回ポプラ社小説大賞に応募し、最終選考にも残らなかった作品だったが、目に留めた編集者によって刊行され、ベストセラーとなり映画化された。同作は、2011年7月、イタリアの文学賞である、バンカレッラ賞料理部門賞も受賞している。
2017年、『ツバキ文具店』が「本屋大賞2017」で第4位にノミネート。ドラマ化もされた。続編『キラキラ共和国』も発行、代表的シリーズかつヒット作となっている。
その他代表作として、テレビドラマ化された『つるかめ助産院~南の島から~』。

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