喋々喃々

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 2197
レビュー : 511
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591108406

感想・レビュー・書評

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  • 舞台が自分の家の近くだったこともあり、下町の雰囲気を感じながら楽しんで読むことができた。

    描かれているのは確かに「不倫」なので、それは道徳的に誤っていることだし、一歩間違えれば不愉快な気持ちになってバタンっとページを閉じてしまってもいいのだけれど。

    ストーリー全体に流れる下町のあたたかい雰囲気や、サブ役含む登場人物たちの清々しさと素朴さ、主人公の清潔感と純粋さ。更に、描かれる食事のシーンで感じられる四季折々の美しさと温かみに、その非道徳さを感じさせない魅力があったなぁと。それでもやっぱり、所々で不倫なんだという事実が露にされて、「はっ」とさせられたけれど。
    「私は春一郎さんのことを知りたいけれど知りたくない」という部分の描写は、リアルだなぁと思いました。

    終わり方だけが、疑問。結局主人公と春一郎さんは、結ばれるのであろうことを含ませつつ終わったけれど、どうして作者はふたりを最後結びつけたのかしら。。

    小川糸さんの描く非現実的な透明感は、憧れる意味を込めて、好きです。小説を読むということを楽しませてくれるね。

    描かれていたお店に行きたいなぁ!

  • 谷中でアンティーク着物店を切り盛りする主人公の栞は
    そのお客さんとして現れた春一郎に恋をする・・・

    下町の町並みや、丁寧な暮らしが描かれた恋物語。
    心がほこほこする一冊。

  • 7年ほど前に本屋に無料で置いてあったastaに載ってて毎月楽しみにしてたなぁ。久しぶりに読んでこういう暮らしをしたいけどできないな、と実感。食べること、着るもの、好きな人、何かに夢中になれるって羨ましいな。

  • とてつもなく、好みの世界観と小物たちだったのですが。独身時代なら、人生の一冊くらいに思ったかもしれないけれど、やはり、不倫的な要素は、もう受け入れられないわー

  • 下町の雰囲気も良く、着物や登場人物の言葉に読みながらふわっと包まれる感覚はさすが小川さんだなぁと。そして相変わらず出てくるごはんは美味しそう。
    すごく瑞々しい表現で書いてあるのだけど、、、不倫なのだよねぇ……そこがやはりひっかかるところです。

  • しみじみとステキなお話でした。
    でもね、不倫はだめでしょ。自分の大切な人たちを傷つけるのはだめです。
    お別れしたところで終わって欲しかったです。

  • 下町の風景描写が心地よく、読書途中で本を閉じても心は根津神社にあるようでした。
    植物や食材そしてお料理の描写が際立つ作品でした。ただ一点、白黒ついたようで再燃したストーリーだけは解せません。
    ですが、日暮里、根津、千駄木、湯島、浅草。
    また、訪れる機会を作りたい、そんな気持ちになりまひた。
    須田のお豆腐は実在すると思います。

  • 映画化して欲しい

  • 栞さん、下町谷中の生活がいい感じで、東京の名所、行きたくなる店が随所に描かれて、浅草、湯島天神界隈を散策したい。

  • 他の人のレビューでもあったけど、不倫さえなければなぁ。

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著者プロフィール

小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ、山形県出身の小説家であり、作詞家・翻訳家でもある。作詞家の際の名義は、春嵐(しゅんらん)を使用。
2007年に初の絵本を上梓し、さらに翌2008年に小説『食堂かたつむり』を発表。同作は第1回ポプラ社小説大賞に応募し、最終選考にも残らなかった作品だったが、目に留めた編集者によって刊行され、ベストセラーとなり映画化された。同作は、2011年7月、イタリアの文学賞である、バンカレッラ賞料理部門賞も受賞している。
2017年、『ツバキ文具店』が「本屋大賞2017」で第4位にノミネート。ドラマ化もされた。続編『キラキラ共和国』も発行、代表的シリーズかつヒット作となっている。
その他代表作として、テレビドラマ化された『つるかめ助産院~南の島から~』。

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