喋々喃々

著者 : 小川糸

• ポプラ社 (2009年2月2日発売)

感想・レビュー・書評

[cherry00さんの感想 · 2023年11月30日]

小川糸さんの本を読んでみたいと思った。

糸さんの本はいろいろな面を見せる。今回のテーマはなにか。不倫？不貞の時点で純愛でもないか。でも、なんかきれいな感じで書かれていた。（イッセイさんもそんなことを言っていた。）それは私が誰かの妻でないから思えることなのか。

雪道くんの妻が登場したとき、舞台がぴりっとなったけれど、事実にびっくりした。娘さんは忘れ形見になってしまったのか。。
終盤に差し掛かって、急に栞が自分の春一郎さんへの依存（共依存？）に恐怖を感じて離れたとき、やっぱりそうなるかとも思った。イッセイさんとの最後のデートに救われたな。でも、最後の結末にはなんだかほっとした。

[リンさんの感想 · 2023年7月8日]

なんとなく、ぼんやり過ごしている感じ。

[あかね空さんの感想 · 2023年5月14日]

とても心を揺さぶられたので最高得点で。
人を好きになる過程が、丁寧に染み渡るように描かれていて、グッと惹き込まれました。家族の有り様から、日陰の恋？へのハードルの低さもそうかもねと思えます。
裏切りへの憎しみ、執着などどす黒い感情を持たない主人公なのは、いいような綺麗事すぎるような。
残念なラスト、やっぱり男ってダメだね、で終わります。

[ひろさんの感想 · 2023年2月17日]

不倫が不快だった　
単調　
雪道くんとの思い出はよかったけど、花子と何があったんだろう？

[MIKIさんの感想 · 2023年1月16日]

読んでいる途中、続きが読みたくてたまらなかった。
話の中に出てくる風景が美しくて、人も優しくて温かい気持ちになったのと、ドキドキうきうきする感じが好きだった。あとやっぱり出てくる料理がいつも美味しそうで幸せな気持ちになった。

[advicekiyomidosuさんの感想 · 2022年11月10日]

浅草から根津が舞台。
ユーズドの着物を販売店主の主人公。栞。
根津の人々ともふれあいが生まれ、一人暮らしの先輩女性たちとの交流も。

両親は主人公栞の高校生時代に母親の浮気で離婚。
父親に引き取られた栞と、母親に引き取られた妹たちとは今も付き合いがある。

家族の形。愛の形。
そこに愛され大事にされた着物たちと新しい持ち主との間でより大事に扱われるようにと、心を砕く主人公。

茶会で必要な着物の販売から友人となり、いつしか恋人に。名は春一郎。

浅草、根津の持つ古き時代より紡がれた日本の文化が心地よく人々を癒す。

大人のメルヘンのような恋愛小説。

[ぱなさんの感想 · 2022年9月28日]

栞さんも春一郎さんもいい人で、着物や四季の行事や旬のお料理が素敵で癒されるんだけど、どうしても不倫という文字が頭から離れなくて困った。
小川糸さんは、本当に食べ物の描写がリアルで、美味しそうで好き！

[aoiさんの感想 · 2022年9月23日]

不倫のお話なのに、
何故か、純愛のような。

主人公の女性の身のこなしや、丁寧な生活の情景がとても素敵でした。

俗に言えば批判される関係なのに、
応援したくなるような、うまくいけばいいなぁなんて思ってしまいました。

小川糸さんのとても人気のあるライオンのおやつは、
あまり心に響かなかったのですが、
こちらの本はもう一度読みたいなと思わせる本でした。

[にしこさんの感想 · 2022年8月11日]

小川糸さんの小説は食べるシーンが本当においしいように感じる。うなぎやおでん、天丼や柳川鍋。谷中にも行ってみたいです。

[おじょうさんの感想 · 2022年7月22日]

美味しい食べ物は生きる力になる!この作者はいつでも、揺るぎなくこのメッセージを出してくれる。そして、食べ物が本当に美味しそう。

[おじょうさん · 2022/07/09]

やはり、食べ物とても美味しそうな描写!食べると生きる力が湧いてきそう！

著者プロフィール

作家。デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。その他に、『喋々喃々』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ミ・ト・ン』『ライオンのおやつ』『とわの庭』など著書多数。

「2023年 『昨日のパスタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」