- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591108819
作品紹介・あらすじ
平成20年度の「NHK全国学校音楽コンクール 中学校の部」の課題曲「手紙」。アンジェラ・アキさんが十代のときに「30歳の自分」にあてた手紙をもとにつくられた曲。「大人にとってはたいしたことのない悩みでも、十代にとっては大問題。たくさんの悩みや不安を抱えている十代に『大丈夫だよ』と伝えたい」というアンジェラさんの思いは「手紙」とともに全国の中学生に伝わっていき、その様子を描いたドキュメンタリー番組は幅広い層に大きな感動の輪を広げました。本書は、そのすべてを一冊にまとめあげたものです。
感想・レビュー・書評
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平成20年度の「NHK全国学校音楽コンクール」の中学校の部の課題曲が、アンジェラ・アキさんの『手紙』という曲だった。
中学生たちの曲に込めた熱い思いが伝わってきて、TVの前で感動した人もさぞ多かったのでは。
アンジェラさんがこの曲をひっさげて、全国の中学生たちの元にじかに訪れた際のドキュメンタリー番組も実に心を動かされるもので、涙もろい私は何度涙を流したか数え切れない。
これは、そのすべてを一冊にまとめたもので、曲が完成するまでの逸話もおさめられている。
ああ、十五の頃はこんなことで悩んでいたんだなぁと、はるかな思いに浸りながら涙、また涙。
おかげで、読み終えたらティッシュの山が出来ていた(笑)。
海を渡って会いに行った五島の中学生たち。
たったふたりの部員で構成される、とある合唱部。
行く先々での出会いの中で、アンジェラさんの慈愛に満ちた人柄に触れることが出来る。
大人から見たら「なんだ、そんなこと」という類の悩みでも、彼ら・彼女たちは全身で悩んでいて、それは成長しなければならない年頃ならではの痛みなのだ。
身体に、眠れないほどの成長痛があるように、心にもそれがあるのだと、もしも未来の自分が教えてくれていたなら。
【負けそうで泣きそうで消えてしまいそうな僕】は、あなたであり、私もである。
そして、【人生のすべてに意味がある】ということも、そこを真剣に通り過ぎなければ感じ取ることは出来ないのだ。
末尾に、番組宛に届いた手紙がいくつか紹介されている。
その中にも十五の頃の自分が投影されていて、しばしばページをめくる手が止まってしまう。
前述した『アバド・・』と共に中学生向けのブックトークに使用したもの。
最後には持参したアンジェラさんのCDを聴き、「皆さんも未来の自分に宛てて手紙を書いてみませんか?」として終わったのだが、さて、みんなの気持ちに届いたかな? -
職場の同僚がオススメ図書として購入してきた一冊。1時間で読めました。思った通り良かった。でも思った通りなだけだった。もう一歩、欲しかったなあ。2人のコンクールの話は素晴らしかったけど。曲を聴きたくなったよ。
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書籍番号
M110130-056-9784591108819 -
良かったけどなんか足らない!!
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請求記号:767.4/ハ
資料番号:011130432
「平成20年度NHK全国学校音楽コンクール 中学校の部」の課題曲『手紙』を通して、アンジェラ・アキさんと中学生との交流の記録が綴られています。今の中学生が抱えている悩みや苦しみ、自分って何ですか?という質問に共に涙しながら真剣に答えてくれています。悩み多き中学生には共感できる1冊だと思います。 -
多感な年齢の生徒たちに
アンジェラ・アキさんが直接出会ってゆく…
この時期は本当にいろんな面で
悩み、時に絶望に打ちひしがれてしまうことが
ありますからね…
読んでいて遠い昔を思い出しました。
本当、時はたつものです。 -
衝動買い。でもやっぱりこの手の本は泣きそうになる。
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TVは見てないし、実は「手紙」もよく覚えていない(笑)が、何度も涙を流してしまった。
自分が15歳の時の合唱コンクールとか思い出した。
青春っていいねぇ。 -
実家の父が
「テレビ見て久しぶりに泣いた」
と言っていた番組
それが、『手紙』という歌を通じて始まった
アンジェラ・アキさんと中学生の交流のドキュメント
私もアンジェラさんの『手紙』を初めて聴いたとき
あの歌詞に激しく胸を打たれたので
見ていなかったことを悔やんでいたのですが
かなりの反響だったのか、なんと本になっていました
たまたま本屋で見つけたので思わず購入
生の笑顔や涙を見られるテレビの方が
きっともっと感動するのだろうけど
これを読んでいるだけでも、もう涙が止まらなかった
時代が変わっても、
中学生が悩んだり苦しんだりする時期なのは
昔も今も変わってなくて
でも大人になっても
苦しさや悲しさは避けて通れなくて
みんな、悩んだりもがいたりしなから
一生懸命生きてるんだなって
つらいのは自分だけじゃないよねって
改めて思った
いまだに『手紙』を聴くたびに涙腺がキュッてなる
半端ねぇです、あの曲
コメントありがとうございます。
そうなのです!この本がどうしても借りられなくて・・・(涙)
中学生たちだ...
コメントありがとうございます。
そうなのです!この本がどうしても借りられなくて・・・(涙)
中学生たちだし舞台は五島だし、何よりも「手紙」というキーワードで繋がるし。
『卒業の歌』よりもはるかにおすすめだったのだですが、残念。
ま、来年の合唱コンクールに向けたブックトークで使うことにします。
まさかそれまでには借りられるでしょうから。
こちらの本は、小説ではなくドキュメンタリーです。
お読みいただけたら嬉しいです。
アンジェラ・アキのあの曲の背景にはこんなことがあったのですね。
自分も聴きなおしたいと思います!
アンジェラ・アキのあの曲の背景にはこんなことがあったのですね。
自分も聴きなおしたいと思います!
コメントありがとうございます。
CDがお手元にあるのでしたら幸いですね。
ワタクシ、中古のものを今回買...
コメントありがとうございます。
CDがお手元にあるのでしたら幸いですね。
ワタクシ、中古のものを今回買い求めました。
どちらか単独のレビューは難しい(むしろ物足りなく感じて)ので、
本とCDと両方合わせてのレビューとなっています。
未来の自分に宛てて手紙を書き、その未来の自分から現在の自分に返信が来る。
そんな発想そのものが、アンジェラさんがただものではないという証拠です。
歴代の課題曲の中でも出色ですよね。
ぜひぜひ聴いてみてくださいませ。