([は]1-3)結婚 Hayashi Mariko Coll (ポプラ文庫 は 1-3 Hayashi Mariko Collecti)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591109175

感想・レビュー・書評

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  • 結婚というテーマということで、共感できる系かと思って手に取った一冊。
    ところが、間違えて結婚してしまったや計算高い女性や不倫などの登場により、(世の中にはこういう風に考えながら生きている人もいるのか)と全く共感はできなかった。
    ここに登場する女性は愛情だけではなく、周りの評価を基準に生きている気がした。

  • 結婚に関する7つの短編集。
    本と晩酌のフェアの大判帯に惹かれて買って読んだが、
    期待した幸せな結婚の話しなど無く、不快な読書感でした。

  • 結婚に絡めて男女の裏の顔が描かれている。短編でサクッと読めるしおもしろい。林真理子のこのシリーズは、なんともいえないドロっとした感情が描かれているんだけどさらっとした短編でどれも読みやすくてお気に入り!

  • 結婚、ってあらゆる側面から見ると、
    良いも悪いも合う合わないも、
    一つではなくて、いろな感情がせめぎ合ってるなぁ。
    という感想。

    短編集で読みやすかった。

    中でも『前田くんの嫁さん』が面白かった。

  • 結局面白い。
    そしてやっぱり林真理子は意地悪な性格だなあ、と思った。
    そのキャラを生かして、ぜひぜひ日大を美しく再生してほしい!と心から願ってます。卒業生なので。

  • 淡々とするすると字面だけを追って読書してしまって、何だかしっくりこなかった…………。今読む本ではなかったのかな。こんな夜もあるか。ちょっと悔しい。

  • 日常に潜む不穏な空気。いろんな人がこの世にはいるよねぇと思っちゃう短編集。
    しかしながら時代かもしれないけど、30代がすでに初老な感じがしているのが面白かった。

  • うーん。
    タイトルだけ見て、購入。
    読んだあと、幸せな気持ちにはなれない。

  • 全話を通して感じられたのは、結婚した、と言っても、各々それまでの人生や恋愛があって、それは結婚した後でも変わらないということ。
    そしてこの本は「結婚」という短編集なのに、結婚生活そのものや、結婚相手の夫や妻についてはほとんど語られなかったり、話の中心になっていない。
    結婚した相手にあまり意識を向けていない、見ていない。
    他の男や女が中心の物語。
    よってこれから結婚しようという人や新婚さんが「結婚」というタイトルから、結婚生活の参考にしようというのにはお勧めしない。
    結婚してある程度年数が経ってから、または結婚生活に辛さや行き詰まりを感じたときに読むと、心が軽くなることはあるかもしれない。

    出てくる人物はどこか下品だったり、自己中心的だったり、逞しくはあっても、心根のきれいさは感じられず、優しい気持ちになるような話はない。

    不倫や浮気の話が多く、そうでなければ金やステイタスや他人と幸せを比べたり見せつけようとしたり

    無垢さ、可愛らしさを武器にした女が、実は計算高くしぶとく、強かだったり。

    ただ最後の話で、元不倫相手に幸せを見せつけたくてたまらなかった主人公の最後の落胆から、
    自分の幸せをちゃんと考えて、それに少しずつでも向かっていかなければ、流されて後悔することになるという教訓も感じられた。

    古い短編の再版なので、言葉の使い方も価値観も少し古い感じはする。
    ただ説得力ある描写と、短い文で状況を語る文章力は流石と感じた。

  • 林真理子さんにとっての結婚って、こんな風に目に写っているのか…

    新婚の私からするとあまりいい気持ちにはならなかったけれど、まあこれがいわゆる女のリアルなのかもしれない…

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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