([え]2-12)灰色の巨人 江戸川乱歩・少年探偵12 (ポプラ文庫クラシック え 2-12 少年探偵)
- ポプラ社 (2009年5月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591109625
作品紹介・あらすじ
東京のデパートの宝石展で、「志摩の女王」という真珠の宝塔が盗み出された。盗み出した泥棒は、アドバルーンで大空へと逃げてゆく。そして今度は、「灰色の巨人」と名乗る怪人が、「にじの宝冠」を盗み出す。次々と起こる怪事件に少年探偵団が挑む。
感想・レビュー・書評
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装画 武部本一郎
挿画 中村英夫
装画すら柳瀬氏でなくなったと思ったら、解説曰く連載雑誌が変わったとのこと。なるほどね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第12弾。
東京の有名デパートの宝石展覧会で「志摩の女王」が盗まれた。「灰色の巨人」と名乗る怪人が次に狙ったのは、少年探偵団員の父親が所有する「にじの宝冠」だった。
長ぐつの女王さま、一寸法師、巨人などの怪しい人たちの登場や、灰色の巨ゾウや大グマがちょっぴり暴れて、幼心をくすぐります。
毎度のことなので「灰色の巨人」は怪人二十面相に間違いないと思っていましたが、まさかそうきたか!
怪人二十面相は同じパターンの逃げ方だから、そりゃあ明智探偵に読み切られて捕まるわな!捕まりたくなければ、逃げ方を変えなきゃ! -
東京のデパートの宝石展で、「志摩の女王」という真珠の宝塔が盗み出された。盗み出した泥棒は、アドバルーンで大空へと逃げてゆく。そして今度は、「灰色の巨人」と名乗る怪人が、「にじの宝冠」を盗み出す。次々と起こる怪事件に少年探偵団が挑む。
【解説/杉江松恋】 -
みんな明智に見せるためにやったんだろ?って明智が二十面相に言う…
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風船人形のトリックがお約束になってきた。
ここまでの数冊で同じ方法で逃走しているあたり、
二十面相は青銅の魔人でよっぽど味を占めたにちがいない。
後書きで知ったが、小林少年の成人後を書いた
パロディ小説「中年探偵団」なるものがあるらしい。
これはぜひ読まねばなるまい。 -
「灰色の巨人」の意味を知った時。。。ヤラレタ!と思ってしまった。
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宇宙怪人とか鉄塔王国とか、最近はあまり怪盗らしい活動をしてなかった四十面相ですが、今回はちゃんと宝石泥棒をしてます。
それと、当社比2割増しぐらいで少年探偵団が活躍してます。
「明智は、じぶんがやれば、なんでもないのですが、こういうときに、小林君や少年団員たちに、じゅうぶん、てがらをたてさせてやろうとかんがえていたのです。」
……明智、褒めて部下を育てる先輩みたいな対応だな! -
1955年発表
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2010.04.04読破
解説/杉江松恋