- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591109694
感想・レビュー・書評
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「真っ当に生きて、できれば関わった人たちはみんな幸せになってもらって、僕と知り合って良かったって思ってもらって[...]そうしたいって努力することはできる。」(265ページ)
話せないことじゃないけれど、
積極的に言うようなことでもないことを、
誰しも胸に抱えながら生きている。
そんな人生でも、
自分が気に入った人が周りにいるだけで喜べる。
そんな家と居場所を提供する主人公の物語り。 -
楽しく読めるお話。しかし、これは、ドラマにした方が楽しそう。
主人公は、まぁ若手から選ぶとして、部長は誰だろう。五十ぐらいで、魅力的なかっこよい男。
それより無人さんは?七十ぐらいで体の動かせる人。ふうかちゃんは?そして、部長の奥さんも、姿を見てみたい(笑)私の嫌いな人が部長役だったら、絶対みないけど。 -
この家はみんなの居場所。
25歳、ワケあって窓際族。
仕事は会社所有の豪邸の管理人。
なぜか集まってきたのは丑年の面々。 -
飛ばされて会社所有の豪邸の管理人になった僕。なぜこんな豪邸を会社が所有しているのか、謎をときつつ話が進む。天才少女が表れて、その子に奨学金を与える財団のようなものを作ることになったあたりからは強引なストーリー展開。
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優しくて、好きなお話。
でももっと深まってほしかった。
美咲ちゃんのお話なんかは、もっと読みたかったなあ。 -
★2014年11月29日読了『COW HOUSE カウハウス』小路幸也著 評価B+
またも小路作品。ほんとマイブームです。(笑)
悪人の登場しないまっすぐ青春小説みたいな感じで、おっさんの読むべき本ではないかもしれません。しかし、読書の時くらいドロドロしないあっけらかんとした爽やかな時間を過ごしてもいいじゃないですか?!
たぶん、小路作品が支持されるのもそんなところが愛されているのではないでしょうか。
畔木朋は商社に勤める25歳。真っ直ぐすぎて、会議で取締役を殴ってしまい、左遷。行く先は、鎌倉の会社の資産である古い豪邸の管理。
そこで、出会う74歳のテニスの上手な相川無人と天才的にピアノの上手い12歳の少女野島ふうかによって、閑職のはずの豪邸管理人が、元職場の上司である坂城部長のフルサポートを受けて、思いもかけぬ新しい展開となっていく。 -
こういう気楽に読めてハッピーな本はもっとあってもいいと思う。
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小路さんの作品の中でも
特に好きな一冊です。
読後感もいいです◎