風待ちのひと

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 446
レビュー : 120
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591110218

感想・レビュー・書評

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  • 期待を裏切らなかった
    ちょっともどかしいけど
    良しとしましょ

  • 喪失と再生の物語。ラストは韓流ドラマのよう。
    デビュー作なだけに、伊吹有喜さんの原点を感じられる。

  • 東京で仕事も家族もうまくいかない哲司。福を呼ぶペコちゃんと呼ばれる喜美子。38歳の二人の恋と再生。四十九日のレシピを想わせる書き出し(壊れかけた家に知らない女が入り、行き返っていく)だったが、恋愛物語だった。

  • 「彼方の友へ」を読んで感動し、続けざまに借りて読んでみた。
    …が、これはがっがりだった。

    好きになれない登場人物ばかり。
    特にペコちゃん?
    (その理由、同性ならわかるだろうか)

    自分をおばちゃん呼ばわりしておきながら、実は相手の男性と同い年って(笑)
    還暦近いのかと思っていた自分…脱力。
    予防線張っているというより「おばちゃんじゃない」とか「年齢より若い」と言われたいから?

    というのはひねくれた見方だろうか?

    病気を心配しているのはわかるが、ずかずか上がり込んで、マッサージしたりって。(本人も下心を暴露したけど~)
    結局既婚者と未亡人だって幸せになってもいいという太鼓判を(読者に)押してもらうため、周りをものすごく非常識で嫌な人達に描いてじわじわ固めて行く感じが共感出来ず。

    感動も、もちろん泣けもしなかった。

  • ヒッチハイクしている、通称ペコちゃんというおばさんを乗せると幸運が訪れるという書き出しだったから、もっとファンタジーかと思った。
    でも実際はアラフォーな男女の恋愛だった。そのギャップが良かった。
    最後もめでたしめでたしで、スッキリとした読後感で◎

  • 「海沿いの町」の紙を掲げヒッチハイクをする喜美子。彼女を乗せると幸運を呼ぶと言う。彼女が田舎に帰るため、乗ったトラックには、心の風邪をひき、東京から静養で来ていた哲司だった。

    二人は、哲司の母が遺した岬の家で過ごすように..

  • 伊吹さんの作品を読むのはまだ3作目。『なでし子物語』が好きで、他の作品も読んでみたいと思いました。
    岬の家に吹く風が気持ち良く感じられる気がして、心地良かったです。不倫を美化している、と言われてしまうとそれもそうなのですが…、不思議と嫌な感じはせず終始爽やかでした。辛い過去を持つ喜美子には幸せになってほしいと思います。
    デビュー作のせいか、まだ荒削りかなと思う部分もありました。他の作品も読んでいきたいです。

  • 心に傷を持った中年二人の一夏。お互いに関わり合う内に心が癒されていく。
    既にひと人生たっぷり歩んできた二人だが、けりをつける。
    熟年の二人の恋は焦ったくもあるが微笑ましくもある。

  • ”心の風邪”で休職中の男と、家族を亡くした
    傷を抱える女。海辺の町で、ふたりは出会った…。
    人の心が解け合っていく過程を丁寧に、
    じんわりと描いた、心にさわやかな風が
    吹きぬける、愛と再生の物語。

  • 読み終わってしみじみとした気持ちになった。
    疲れたときはゆっくりしよう。
    好きな人に会って一緒に好きなもの食べよう。
    行きたいところに行こう。
    そしたらまた次がんばれそう。

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著者プロフィール

伊吹有喜(いぶき・ゆき)
1969年三重県生まれ。三重県立四日市高等学校、中央大学法学部法律学科卒業。四日市市観光大使。1991年に出版社に入社。雑誌主催のイベント関連業務、着物雑誌編集部、ファッション誌編集部を経て、フリーライターになる。2008年に永島順子(ながしま・じゅんこ)名義で応募した『風待ちのひと』(応募時のタイトルは「夏の終わりのトラヴィアータ」)で第3回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞。2009年に筆名とタイトルを改め同作で小説家デビュー。2014年『ミッドナイト・バス』で第27回山本周五郎賞候補、第151回直木賞候補。2017年『彼方の友へ』(実業之日本社)本作で第158回直木賞候補。

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