風待ちのひと

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 448
レビュー : 120
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591110218

感想・レビュー・書評

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  • 港で風待ち
    撤退はない
    男女の愛と親子の愛
    青春、朱夏、白秋、玄冬

  • 短く、歯切れがよい文章で、テンポよくするすると読めました。

    ちょっと「あれ~?」と思う展開もあるものの(哲さんの離婚があっさり成立したり、終バスの後、深夜の道で再会したりと)それぞれの新しい道を希望を持って歩んでいくラストで、読後感は爽やかでした。

    ただ、結局すれ違って逢うことができず、最後の夏休みの思い出を大切に人生の秋を生きていく、という切ない終わり方のほうが、よりぐっときたかもしれません。

    ちょっとひねくれすぎですかねぇ、私。

  • 読後感が、とても良いです。主人公の二人が幸せになってほしいと切に願いながら、読み進みました。特に喜美子さんには本当に幸せになってほしいと思いながら読みました。良い本を読みました。

  • 自分と同じ世代の主人公。舞台は三重県。すごい身近な感じがした。大人になってから、高め合える人と出会えたらほぼ恋に落ちる…(笑)。クラシック、オペラ音楽がずっと流れてる。今までちゃんと聴いたことなかったけど、時間かけて聴いてみたくなる感じ(ほんとに聞くかは置いといて…)ちょっと、大事なことを読み飛ばした気がするから、また時間を置いて読み返します。 x

  • とてもとてもとても良かった。
    キンコさん本人が幸せになって本当に良かった。
    あまりに終わり方が好きすぎて、読み終えたその日に文庫本を買ってしまった…。

  •  ゆっくりじっくり何度も読みたい本。傷ついて、風待ち中の二人が出会ってゆっくり傷を癒しあう。生きる喜びを見つけるというか二人風を待って力を蓄えたというか。伊吹有喜さんの本って、ほんのり温かくて癒される。

  • オペラ「椿姫」、グールドのピアノ、サンタマリア・ノヴェッラのせっけんの香り、リモンチェッロ、着物と帯。
    好きなものが次々登場して嬉しい。
    人生はいくつからでも、自分が始めようと思ったところから始められるんですね。
    幸せになってほしい人が幸せの第一歩を踏み出せる王道のストーリーもいいものです。ほっとしました。

  • これは初めて読んでから何度も読んでいる本。
    夏になるとつい読んでしまいます。
    美味しそうな食べ物がたくさん出てきます。
    実塩さんのこだわりの生活、喜美さんと哲司の優しい会話がとても好きです。

  • セリフの部分。「」の中の言葉に、なぜかひどく違和感。
    方言なのか?外国人がカタコトの日本語を話しているように読めてしまって、最後までどうもひっかかる。。。


    チキチキナンバン、いいね!

    文章の上手い人!っていうのとは違うけど、ほんわかさせられた。

  • 心の風邪をひいたエリート銀行員の哲司が、亡母の遺品整理と休養のために訪れた海辺の町で、夫と息子を亡くした喜美子と出会う。

    夏の情景が美しく浮かび、39歳同士の恋愛と再生をうまく描いている。
    喜美子のキャラが39歳とはおもえないくらいおばちゃんで違和感があったけど、そうふるまう理由が分かった時はなんともいえない気持ちに。

    舞ちゃんのアンダーヘアの相談を受けるシーンがおもしろくて好きで、台風の夜、布団の中で2人が自分の過去を話すシーンはグッときた。

    恋愛ものの中ではかなり好きな小説。お気に入りの本が1冊増えた♪

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著者プロフィール

伊吹有喜(いぶき・ゆき)
1969年三重県生まれ。三重県立四日市高等学校、中央大学法学部法律学科卒業。四日市市観光大使。1991年に出版社に入社。雑誌主催のイベント関連業務、着物雑誌編集部、ファッション誌編集部を経て、フリーライターになる。2008年に永島順子(ながしま・じゅんこ)名義で応募した『風待ちのひと』(応募時のタイトルは「夏の終わりのトラヴィアータ」)で第3回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞。2009年に筆名とタイトルを改め同作で小説家デビュー。2014年『ミッドナイト・バス』で第27回山本周五郎賞候補、第151回直木賞候補。2017年『彼方の友へ』(実業之日本社)本作で第158回直木賞候補。

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