([え]2-16)魔人ゴング 江戸川乱歩・少年探偵16 (ポプラ文庫クラシック え 2-16 少年探偵)

著者 :
制作 : 永井 豪 
  • ポプラ社
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本棚登録 : 121
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591110553

作品紹介・あらすじ

井上くんとノロちゃんが銀座通りを歩いていると、「ウワン…ウワン…」という、教会の鐘のような音とともに銀座の夜空いっぱいに巨大な顔が広がった。それはとてつもない事件の前触れだった。明智探偵の美しい少女助手、マユミの身に危険が迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 空や池に浮かぶ顔のトリックに驚きはないが実行しようとする動機に驚きがある。平明な文書でテンポよく活劇を描写できるのは流石だと思う。
    マンネリに陥らないよう少女探偵も導入されいるが女装の部分に乱歩先生の嗜好を感じる。

  • 少女助手登場

  • シリーズ第16弾。
    銀座の夜空に、巨大な悪魔の顔が現れます。今回は何と言っても、明智探偵の少女助手・花崎マユミの登場でしょう。高校を出たてのお嬢さん、美しすぎます。満場一致で少年探偵団の顧問に選ばれてしまうのも頷けます。

    それにしても小林少年は酷い目に遭いましたね。私なら絶対に探偵助手を辞めます。そして自分の代わりにチンピラ別働隊の安公に、団長の座を譲ります。

    明智探偵は早い段階から魔人ゴングの計画を見抜いてたのに、なぜ泳がせたのでしょう?
    ちょっと違う方法を考えて立ち向かった方がいいと思うよ、怪人二十面相くん。

  • 井上くんとノロちゃんが銀座通りを歩いていると、「ウワン…ウワン…」という、教会の鐘のような音とともに銀座の夜空いっぱいに巨大な顔が広がった。それはとてつもない事件の前触れだった。明智探偵の美しい少女助手、マユミの身に危険が迫る。
    【巻末エッセイ/永井豪】

  • 子供向けの工夫が読んでいて面白い。読者を惹きつけると同時に、子供の読者の手を引っ張っていってる気がした。ミステリーの仕掛けも大胆なところがいい。

  • 今回、いつもの犯人のお方はいいところが全くなかったような。
    あとマユミさんを襲うゴングが変質者にしか見えない。

  • 大掛かりな仕掛け!!こんなの実際やったらどうなるんだろう??と思うと割と好きな話のひとつ。

  • 最近このシリーズを読んでて思うんだが...四十面相がいろいろカラクリを作るのはいいが,どうも成功した試しがない."ROI 悪すぎね?"

  • 小林少年、女装するの巻。(←それ以外に何と言えば!) あとは伝書鳩有能!
    二十面相の今回の仕掛けはかなり大掛かりでしたね。

  • 1957年発表

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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