大きな大きな船 (おとうさんだいすき) (おとうさんだいすき 2)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591110812

感想・レビュー・書評

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  • 口笛はお父さんだったのかな。

    私は悲しくなるよ。
    失って気付く物語はとても悲しくなるよ。

    それにしてもあなたたち、センス一緒ね。

  • せつないな。
    「気をつかって甘いカレーなんか作らなくても」
    男の子がシングルファーザーになったお父さんに向かって言うセリフ。
    泣けるな。

  • 2017年の低学年向け課題図書なので読んだが、大人でも泣ける。母と別れた父と子のストーリー。オシャレな洋画でも見た気分にさせられる。

  • これは大人の絵本ですよね。読んた子どもに、どうだったかたずねてみたいなぁ~。口笛の話も素敵だし、家族も人生もみんなみんな大きな大きな船に違い無い。

  • 短いフランス映画を観ているような、粋でセンチメンタルな作品。
    母を失った息子と父親を、ウェットにならずに捉えている所が素敵。
    人生には、悲しいこと、つらいこといっぱいあるけれど“口笛吹きながら歩いていこうよ”"‥そう励ましてくれる。
    喪失感を、ソフトな軽さでいなす爽やかさがあって新感覚の長谷川集平作品と感じた。

  • 弱さ、ダメさを自覚しつつ、とてもまっとうなお父さん。大好きな物語です。口笛の符合、最後に二人で方を切って歩く姿、どれもステキです。長谷川さんの絵本で暫定一番。

  • 母をなくし、ぎこちない関係の父子が母との思い出話をとおして少しずつ距離を縮めていく様子に心打たれました。

  • 父と子だけになり、海で旅するお話。このお話そのものが大きな海という人生に父子だけで船に乗り様々な波を口笛でサラッと乗り越えていくんだよ。という出発点を表現しているように思えました。

  • 離婚した父、思い出の母の口笛。

  • 6分くらい。

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著者プロフィール

1955年、兵庫県姫路市に生まれる。
絵本、小説、評論、翻訳、作詞作曲、演奏など多様な表現を試みる。長崎市在住。
1976年第3回創作えほん新人賞を受賞した『はせがわくん きらいや』(すばる書房/現在、復刊ドットコム)でデビュー。
森永ヒ素ミルク中毒事件(長谷川自身もヒ素の入った粉ミルクを飲んだ)を扱いながら、日本人の生活や心理を大胆に切り取り、斬新な絵本作法で鮮烈なデビューを飾った。
『見えない絵本』(理論社)で、1990年第20回赤い鳥文学賞。
『石とダイヤモンド』(講談社)、『鉛筆デッサン小池さん』(筑摩書房)で、1992年第14回路傍の石文学賞。
『ホームランを打ったことのない君に』(理論社)で、2007年第12回日本絵本賞。
ジャンルを問わず作品多数。2012年、第34回姫路市芸術文化賞。
2013年『およぐひと』、2014年『アイタイ』(解放出版社)を刊行。原発災害に向き合った視点を貫く。
2002年から京都造形芸術大学客員教授。

「2015年 『あなに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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