([お]3-1)優しい子よ (ポプラ文庫)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 194
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591111925

作品紹介・あらすじ

身近に起きた命の煌きを活写した感動の私小説。重い病に冒されながらも、気高き優しさを失わぬ「優しい子よ」、名プロデューサーとの心の交流と喪失を描いた「テレビの虚空」「故郷」、生まれる我が子への想いを綴った「誕生」、感涙の全四篇。

感想・レビュー・書評

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  • 自分の壮絶な痛みよりも、他人の痛みを感じて必死に祈ってくれる人がいる。愛や憧憬と呼ぶにもまだ早い、生まれたままの真っ新な素直な、優しさという贈り物。その感情がある限り、人生には価値がある。儚く花が散っても、青葉を実らせそしてまた美しく咲く、そんな桜の木を思い浮かべながら、人が起き上がる逞しさ、強さもそういうものなのだろうと感じました。神様でも運でもなく、人の優しさに感情の雫が溢れ出したのは、そこに確かな温度があるからだと思います。人は誰かがいて生きていける。大切な人を守る為の強さ、辛い時ただ静かに寄り添ってくれる柔らかさ、それらすべても人が人を想う優しさで繋がれていました。

  • 絶対に泣いてしまうので人前では読めない本。
    「優しい子よ」は本当に優しくて気高くて純粋で心が締め付けられる。「テレビの虚空」「故郷」は、目には見えないし証明することもできないけれど、縁やつながりというものは確実に存在しているんだなと感じさせられる。「誕生」は奥さんの強さや周りの人の優しさが感じられる作品。
    あとがきも興味深く、白内障で字が読めなくなってしまった父に母が作者の本を読んで聞かせるという件が笑えました。

  • 2014年9月 途中まで
    樋口さんに譲った

  • 小説はけっこう読んでいるけどノンフィクション、私小説は初めて。小説とはちょっとイメージが違った。大事な人の生と死。泣けた。そして考えた。自分が大変な時に人に優しくでできるってすごいなと思う。ずっとそんな生き方ができたら、自分の子供がそんな風に育ってくれたらほんと嬉しいんだろうな。

  • 一人の少年と出会ったことで
    人生が、考え方が変わる話。

    <私小説>っていう括りがわかりづらい。

    人との出会いってほとんどが
    多かれ少なかれ人生に影響してくると思います。

  •  じぶんをよわいとおもわず力いっぱい今をいっしょうけんめいに生きていきます。



    「優しい子よ」は電車の中で読まないことをお勧めします。
    泣いてしまいますので。
    作者はこれを小説かノンフィクションかと問うていたが
    まぎれもなくノンフィクション。
    少年の優しさを私は何にたとえよう。

  • 久しぶりに、分かりやすく、露骨に感動する本だった。
    じんわり涙がでる。

    生きることと、死ぬことと、生まれることと、運命と。
    この本がノンフィクションなのか、私小説なのか、わたしには分からないけど、そんなのは正直どっちだっていい。
    「マンハッタンのようだった」とか、「赤い色をした泥の水」とか、自分にない表現が好きだ。

    大崎さんがいうように、言葉が感情の死骸だとしたら、もっといとしくなってしまうなあ。

  • 心が温かくなる本でした。 これをきっかけに 大崎善生さんの本を たくさん読みました。

  • とにかく泣けて仕方なかった。周りに人がいない所で読むべし。

  • 他の人のレビューを見るといい作品みたいなのに、自分は読んでいるうちに鼻白ンで来る。ひねくれているンだろうなぁ。ダメな人間かもしれない。

    パイロットフィッシュとか好きだったのに。

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プロフィール

1957年、札幌市生まれ。大学卒業後、日本将棋連盟に入り、「将棋世界」編集長などを務める。2000年、『聖の青春』で新潮学芸賞、翌年、『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞を受賞。さらには、初めての小説作品となる『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞。

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