オカメインコに雨坊主 (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 : 芦原すなお
制作 : おーなり 由子 
  • ポプラ社 (2009年11月6日発売)
3.83
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  • 本棚登録 :125
  • レビュー :20
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591114421

オカメインコに雨坊主 (ポプラ文庫ピュアフル)の感想・レビュー・書評

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  • チサノの小さい婦人口調がおかしく愛らしい。
    妻を亡くした画家が偶然たどり着いた自然豊かな田舎町、
    大主岩に導かれたのか 
    自然と動物と温かい人達に囲まれて暮らすなかで、
    ゆっくりと 命、生と死を感じていく。
    ねえや、ミーコ、雨坊主はちょっとうるっとくる。
    そっとあたたかくなるお話、出会えてよかった!

  •  ほんわかとした雰囲気の作品。
     妻を亡くした画家が、乗り間違えた汽車にそのまま乗り続け、終点で降りた村に永住する。
     その村では、生と死が同じ地平線上で同居しているような佇まい。
     ただし、幻想的な世界ではなく、自然豊かな日常の世界。
     チサノという小学生の女の子のちょっと古風で大人びた口調は妙に可愛らしく、ノートンというアイルランド人のセリフはシンプルでありながら奥が深い。
     必要以上に感傷的になることもなく、そっと寄り添ってくる按配が心地よい。
     こんな村なら、僕も住んでみたいと思う。

  •  生と死は地続きなのだなぁと感じさせられた作品。無理に忘れようとすることなく、心の中で生き続けているのだと思うことで大切な人や動物の死を受け入れる登場人物達にじーんとくる。
     登場人物たちもみんな好き。チサノちゃんは小学生だけど姐さんとして仰ぎたいほどに魅力的。チサノちゃんに会いたくなったり、おばあちゃんのご飯が食べたくなったり、ノートンとお話したくなったり、せんさんと飲みに行きたくなったらまたこの本を開きたい。

  • 70頁で飽きちゃいました。

    特に興味がないのに、他人のオススメで読んだのが失敗でした。

    少しフンワリしすぎだったかな。

  • 全体的にふんわりとしていて、でも胸にぐっとくる哀しさもあって、もう大好き!

  • なんだか とても
    懐かしい感じがしました

    つげさんの「赤い花」のキクチサヨコを思います。
    よろず屋のはあちゃんの孫娘チサノさんは
    まるで そのまんまんですね。
    着物までは着ていませんが、画板を抱え 絵の具箱を持って
    村の道をさっさと駆け歩いていく様子は
    なんとも微笑ましい。

  • 胸がじんわりと温かくなるお話。読み始めてから終わるまで、ずっと柔らかい優しい空気が漂っていた。自然の描写がとても綺麗でわかりやすい。自然と命の関わりについて考えさせられる。

  • 「こんにちは」「はい、ごきげんよう」
    「どれか荷物を持とうか」「下心はないのかな」
    チサノちゃん語録がかわいい。まさに小さな婦人(笑)
    汽車の終点の田舎に居ついた画家の日常と少し不思議な話。雨坊主の話が好き。
    装画:おーなり由子

  • 絵描きの「ぼく」は、仕事のための旅行帰りに汽車を乗り間違え、「六歩歩くと駅舎から出ることになる」終点で降ります。
    「ぼく」は、駅前で出逢った小学生チサノの家に泊めてもらい、そのままその町にいついてしまいます。

    妻を亡くした「ぼく」、ふたり暮らしのチサノとよろず屋のおばあさん、アイルランドからきたノートン、芸者のわび助、訳ありな感じの人たちです。

    過去を背負いながらも、むやみやたらとふりかえることなく、
    かといって、何かに向ってまっしぐらにつき進むわけでもなく、
    どこかに芯をもちながら日々のできごとに向き合う彼らの姿は、ほのかな前向きです。

  • 「オカメインコ」に釣られて読んだのだけど、オカメインコは見事に脇役。しかし、なかなかいい感じなタッチだった。主人公の画家、その画家が下宿を決め込む家の小学生らしからぬ語り口のチサノとそのおばあさん、その家の飼い猫のミーコ、英語教師のノートン・ホワイラーさん、いずれもなかなかの存在感。オカメインコの存在感の薄さは残念だったけど、ほんわかといい感じの小説だった。

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