ズッコケ中年三人組age44

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 179
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591114476

作品紹介・あらすじ

中年になったって冒険心は変わらない。三人組、30年ぶりにまたまたお手柄か!?働きざかりだからこそ、夢中になる時間が大切-。

感想・レビュー・書評

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  • 44歳を迎える三人組が趣味に精を出す。ハチベエは川釣り、モーちゃんは釣りと自由律句、ハカセは写真。
    二人が釣りをしている姿を撮影するハカセのカメラにおかしなものが写り込んだ。どうやらそれはツチノコらしい、ということで罠を仕掛けて捕獲しようとするものの、ツチノコは姿を見せない。
    別の日にハカセと荒井陽子がツチノコに挑むが、ハカセがやられてしまう。その後、ハチベエとモーちゃんが山に行き、ツチノコを生け取りにしてビッグニュースとなった。

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    ギリギリで捕まえられなかったり、捕まえたけど誰かに見せようとしたときにあっけなく逃げられてしまうのがお約束のパターンだと思うが、今回はツチノコ捕獲に成功してしまった。読みながら驚いてしまった。いい意味で裏切られた。
    ハカセと荒井陽子の関係もなんだかんだで面白い。

    モーちゃんのことを共通の旧友に聞かれ、「相変わらず太ってる」と答えてしまうハチベエも面白かった。

    時々ひどいことを言い放つハチベエだけど、今回はハカセの誕生日を覚えていた(モーちゃんは忘れていた)。次回以降も誕生日ネタは続くのか、気になってしかたがないから続きも読む。

  • ハチベエ・ハカセ・モーちゃん44歳。
    今回はハチベエの渓流釣りからはじまり、最終的にはなぜかツチノコ探しの話になるのだけど、ハカセって昔っからこんなだったよなあって思った。相変わらずというような、そんな気分。しかし、この三人組みたい中年になっても、ちょくちょく飲み屋で飲み明かしていっしょに釣りに行ったりと趣味にまで付き合ってくれる友人なんてできんのかなあって思った。一生ものだよね、こーいうのって。
    あとハカセと陽子の仲が微妙に進展してんのか?っていう状態でじれったい。料理のレパートリーはあるけれど、味付けがだめとか、そんな陽子を想像したらすごく、似合うなあなんて思ってしまった。まあ、次刊でついに結婚すんだけどね。

    (239P)

  • 子供のころよく読んでいた「ずっこけ三人組」の成長した後の姿を描いた作品。多分これは2つ目?の作品かな。読む順番間違えたー。でも、特に問題はなかったけど。昔の3人の設定をあんまりよく覚えていないんだけど、読み進めていったら、確かにこんなキャラクター設定だったかなぁ。
    内容は大人向けだけど、書き方は良い意味で難しくないので読みやすいし、昔に戻った気分で読むのもいいかも。

  • 2回目読了2016年9月25日。一度読んだのぜんぜん覚えてなかった。。。ほんとにラストになって気付いたし。

  • 渓流釣りから ツチノコ騒ぎ…この シリーズは 読みやすく、速攻読了。

  • 44歳。だんだんマンネリ化が進んできていてw
    今回はツチノコ、昔のイメージに近いものを書こうとしているのかな。。
    しかし、オチは相変わらず微妙で、何となく空気というか世界観を楽しむものですね。

  • 捕まえた物体の正体気になるけどw今回もすんなり読み終わった☆

  • 懐かしすぎて読みました。中年になっても、三人組の個性そのまま、違和感もあまりなく読めました。

  • 平和だなーとほのぼの。読みやすくてあっさりした印象。でも3人の冒険?物はやはりおもしろい。

  •  飲み屋「ポパイ」で一緒になったサラリーマンの三島から渓流釣りに誘われたハチベエ。一度行ってみると意外に楽しく、今度はハカセとモーちゃんも誘って行くことにした。釣り経験のあるモーちゃんとは違い、カメラを持って写真撮影にいそしんでいたハカセは、アマゴを釣り上げたハチベエの写真を撮った後、その後ろに奇妙なものが写っていることに気づく。もしかしてこれは、ツチノコ!?

     今回はさすがに児童書らしい終わり方というか、結局ツチノコだったということでいいのかな?ハカセが、見つけた功績よりも、学校での自分の立場を心配しているのにはやっぱり大人を感じたけれど。

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著者プロフィール

那須正幹(なすまさもと):広島県生まれ。児童書の大ベストセラー「ズッコケ三人組」シリーズ全50巻(日本児童文学者協会賞特別賞・ポプラ社)をはじめ、200冊以上の本を執筆。主な作品に『絵で読む 広島の原爆』(産経児童出版文化賞・福音館書店)『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞・ポプラ社)など。JXTG児童文化賞、巖谷小波文芸賞など受賞多数。

「2021年 『めいたんていサムくんと なぞの地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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