らくだい魔女と鏡の国の怪人 (ポプラポケット文庫 児童文学・上級?) (ポプラポケット文庫 60-11)
- ポプラ社 (2010年4月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591117378
作品紹介・あらすじ
うばわれた鏡像を追って、フウカたちは鏡の国へ。そこは、春夏秋冬の個性的な女神がいる、たのしいことがいっぱいの世界。なのに、どこかおかしくて、おちつかないの! しかも、フウカの鏡像は銀色の髪をしていて、さきに鏡の国をとびだしたほうが本物になるっていうんだけど……。金色の髪のフウカ、絶体絶命のピンチ! 累計50万部突破の女の子に大人気の魔女シリーズ、第11巻!
感想・レビュー・書評
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このお話は「不思議の国のアリス」みたいな世界観だから可愛くて好き。
フウカちゃん達の衣装もレトロでお洒落〜。昔のヒロインはピンクや赤ってイメージあったけどフウカが水色なのらしくて好き。似合ってるしね!
カイが出てくる回は個人的に面白くて好きなんだよなぁ。やっぱり4人組はバランス良くて安心感ある。
夏の女神様もかっこよくて良いけど春の女神様も可愛い!私としては可愛い子は性格悪くあって欲しいっていう願望あるからこの設定でよかった。
やっぱりファントムはアベル(ちょうちょ)だったか。冬の女神が1番のお気に入りって言われてた時から察した。アネモネが風の花だからフウカってことなのか。カリンも花の名前だから緑の国っぽいしチトセも漢字にしたら千歳になるだろうからちゃんと考えられてるんだなぁ。
鏡像はフウカの為にあんなことしたわけだけどその割にはチトセを襲ったりやることの辻褄が合ってない気がする…。そして1ページで解決するしそこは児童書って感じかな。
良いお話だったけど夢オチは好みじゃない〜。 -
みんな服装が可愛い。
銀髪フウカ、カラーで見たかった。 -
“「これがあなたののぞんだ世界でしょ?それでもここからでたいっていうの?」
まだバクバクする心臓をおさえながら、
「あったりまえでしょ!ママもみんなもしんぱいするもん」
「あら、ほんとうにそうかしら?」
春の女神はふと口もとに意味深な笑みをうかべて、あたしを見つめた。
「……どういう意味よ?」
「だって、まさか、あの子のほうがあなたの鏡像だなんて信じられないもの。あなたよりずっとしっかりしていて、ずっとお上品だったわ。それにーー」
と、くぎると、さぐるようなひとみをむけて、
「それに、あの子は銀の城の子だっていっていたし。あなたはなぜ銀色の髪じゃないの?」”[P.70]
11巻目。
チョウチョウさんの正体が結構確信できる巻。
幼い頃に大切にしていた物が〜っていうのは結構好き。
“春の女神のお茶会ででてきたティーカップは、チトセと毎日あそんでいたころの楽しい記憶、ぬいぐるみは、心の奥にしまっていたかなしい記憶。
夏の女神がかなでたオルゴールはママがこもりうたのかわりに、よく口ずさんでいた曲だった。
それはまさしく、あたしのためにつくられた世界だったーー。
あたしはファントムのすがたを見つめて、
「でも、なんで?ファントムは夜ふかしする子を夢の世界にさらう、おそろしい怪人なんじゃないの?」
「怪人にも、大切な子はいるさ。……つらい思いをさせてごめんね、フウカちゃん」
あたしの名まえをよぶ、その声に、大きく目をしばたたいた。
「その声……チョウチョさんの声ににてる」”[P.186] -
らくまじょシリーズはとっても面白くて、何回読んでも飽きません*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
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らくだい魔女シリーズ第11巻☆