([み]1-1)三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫 み 1-1)

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  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591117576

感想・レビュー・書評

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  • えーと、☆3つですが面白くなかったわけじゃないです。
    というか、これ実は数年前に読んでおります。
    人から頂いたのを気に再読。
    改めて自分読んでない本のおおさにため息。そのヘコミかたへの☆3つ。あと彼女のエッセイはおもしろい。とても面白いが、私は彼女のようなタイプのフェミニストはなれないなぁというこれも溜息からの☆3つです。
    でも繰り返しますが、面白いです。

    何って、彼女への本や漫画への愛が。
    それは共感するというよりも、ただ圧倒される。ぐーたらして寝転がって本を読んでるダメ人間という見方を彼女は自分にしているが、私はそれができない。そして自分の本の読んでなさに打ちのめされます。

    姑獲鳥の夏はよんだけど、狂骨の夢あたりから京極堂は読んでない。
    森絵都の永遠の出口とか鈴木いづみなんかも読んだけど。読んだけれど。ため息。

    三四郎はそれから門を出た、というのは夏目漱石の作品を覚える受験生用のごろだが、しをんさんはそれくらい覚えられるだろう、という。でもそれは彼女が本を愛してるからだ。多分、この世には本が好きと思われている人でさえ、そういうことを覚えられない人はたくさんいる。
    彼女に限らないが、本当にその分野をこよなく愛している人の前には、中途半端に広く浅く、な愛好具合しかない自分はただ頭をたれ凹むのみである。

    ただ、それでもいいのかなとも思う。本も漫画も音楽も、好きな時にきになったものを。大好きだの愛してるだのという言葉は使えないが、好きな作品があることには変わりないのだ。

  • 購入後、積んであった作品をたまたま掘り出して外に出た。

    外で読み進めるうちに、作者の語り口調に思わずくすっと笑う事数回。
    公共の場所で、にやける表情を隠しきれなくなってしまったので読むのを断念。自宅に帰ってからゆっくりの読み終えました。

     内容は作者のエッセイ。この人のエッセイってなんでこんなに面白いのか。BLが好きという作者で、シュミじゃないんだ!以来に買って読んだエッセイ。

    なんとなくこの人の生活って楽しいなぁ、と思わせる。
    本屋に毎日通えれば素敵である!

  • 三浦氏が新聞等で書いていた書評などを集めたもの。

  • いつものおふざけ調もほどほどに、本や文楽の紹介がされてるエッセイ。そのものを知らなくても十分楽しめる。時々出てくる家族ネタも健在で、満足な1冊。

  • まほろ駅前多田便利軒から読み始めたので、最初は男性作家なのかなと漠然と思ってました。
    これは、ブックガイド&エッセイ、家族や弟の話が色々とはいっていて楽しい。最近出たのは大体読んでいますが、未読の昔の作品とかあるので、読んでみたくなりました。

  • 12.

  • 悶絶するほど笑える部分やら、ちょっとシリアスな部分やら。三浦しをんのそのときそのときが分かって面白いエッセイ集。

  • どれだけ精魂傾けてホモ漫画、ホモ小説を読んだってだれとも話題が合いやしない。ロンリー・ブロークン・ハート。みんなが楽しそうに話題にのぼらせてる「ベストセラー」ってなに?

  • 世の中にこんなに本があるのに、顔なんか洗ってる場合じゃない

  • 書評が無性に読みたくなって。

    けど最初は書評が目当てだったにもかかわらず、最終的にはエッセイの方を楽しんで読んだ。
    三浦しをんさんの楽しい人柄が出ていて、とても面白い!

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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