無影燈(上) (ポプラ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591117583

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  • 大学病院の講師のポストを捨て、個人病院に外科医としてやってきた直江。人と打ち解けず冷たい印象で謎の多い直江だが、確かな腕で院長以下医師からは一目置かれ、看護婦や周囲の女性たちからはあこがれの眼差しを向けられていた。そんな直江を一番近くで見てきた看護婦の倫子は、次第に直江の秘密に気づいていく。
    中盤以降の女性と手当たり次第に…というところはさすがに辟易したが、医療現場の問題への言及や倫子の生真面目さに救われた。ただ、ラストで倫子が疑問に思った「青江にはそんな素振りはまるでなかった」という驚きに素直に同調してしまい…。もう少し読者には感じさせるものがあってもよかったのではと思った。
    それでも総じて他の男女のだらだらと長い話よりはとても好感が持てた。繰り返しになるが倫子のキャラクターか。

  • 上下巻いっきに読了。
    下巻にレビューかきます。

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プロフィール

渡辺 淳一(わたなべ じゅんいち)
1933年10月24日 - 2014年4月30日
北海道空知郡上砂川町朝陽台出身。1958年札幌医科大学医学部卒業。医学博士。しばらくは医者と同人誌活動を兼業。この時期1965年、『死化粧』で第12回新潮同人雑誌賞を受賞している。整形外科医師として医科大に勤務していたが、そこで行われた日本初の心臓移植手術に対し疑義を呈し、移植手術を元にした作品を記して辞職。以降、作家専任となる。その作品『白い宴』は1970年直木賞を受賞した。
1979年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞、1983年『静寂の声 ― 乃木希典夫人の生涯』で第48回文藝春秋読者賞、2003年菊池寛賞、2011年『天上紅蓮』で第72回文藝春秋読者賞をそれぞれ受賞。ほか、2001年アイスランド隼勲章騎士章、2003年紫綬褒章を受章している。
その他代表作に、映画化されたベストセラー『失楽園』、『愛の流刑地』、そしてエッセイ集『鈍感力』などがある。

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