兄妹パズル

著者 :
  • ポプラ社
3.13
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本棚登録 : 188
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591118221

感想・レビュー・書評

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  • 県立高校2年、テニス部所属。ボーイフレンド、なし。兄ふたりの五人家族、末っ子。そんな松本亜実の平穏な日常に、ある日事件が起こる。仲の良い下の兄貴「ジュン兄」が、突然いなくなってしまったのだ。四日目、はがきが届いた。「思うところあってしばらく家を出ます潤一」(「BOOK」データベースより)

    ジュブナイルものですね。
    べたなんだけど、最後にはしっかり「家族っていいなぁ」と思わせてくれる作品。
    主人公・亜実の、等身大の語り口調が好感度大、でした。

  • <内容>県立高校2年、テニス部所属。ボーイフレンド、なし。兄ふたりの五人家族、末っ子。そんな松本亜実の平穏な日常に、ある日事件が起こる。仲の良い下の兄貴「ジュン兄」が、突然いなくなってしまったのだ。四日目、はがきが届いた。「思うところあってしばらく家を出ます潤一」。

  • ふたりの兄と仲睦まじい両親、仲良し五人家族で平和に暮らしている亜実だったが、ある日、下の兄が家出をする。
    理由のわからない家出に戸惑う亜実は、大好きな兄の秘密を知ることになる。
    いま、こんなに家族と真っ正直に向き合う女子高生っているのか?とちょっと皮肉な気持ちになるくらい明るく前向きな家族小説だ。

  • 泣いた。
    心が悲鳴をあげて、どうしてもそこにいられなくなって逃げ出したけど、ジュン兄は、ちゃんと向き合って戻ってくる。
    正直に、じぶんの気もちを話す。
    そのまっすぐな、逃げたけど逃げてない姿に涙がぽろぽろ。
    逃げ出す勇気もないもん、わたしは。

  • 末っ子の亜実。上の兄浩一、下の兄潤一。
    とても仲の良い家族だけど、ある日潤一が家出する。
    最後にはほっこり心が温かくなるお話でした。面白かった!

  • いつも読んだ後で、ほっこりした気分にさせてくれる石井さんの今度の作品は家族小説。兄二人を持つ高校2年生の女の子・亜実が主人公で、青春ストーリーっぽいスタート。でも、途中からミステリっぽいタッチに。物語の冒頭と最後に、それぞれマザーグースの一節が引用してあって、これが洒落たおかしみを醸し出している。装丁が児童書っぽいけれど、十分大人の鑑賞に耐える物語。

  • 高校生のお話なので、青春ありつつ

    それで清水君とはどうなるのよー?
    そこが気になった

  • すいすいと読めはしましたが・・・なんと健全な家族。でもこんな家族っているのか??人の気持ちってもっと微妙で複雑なものだと思うけど、この本からはそれが感じられなかったなぁ。★2.5位でしょうか。

  • 高校2年生にヒロインが語る家族小説です。2人の兄がいて1人が家出してというありふれたストーリーなのですが回想シーンがとても良かったです。男の子って家を出て独立しなきゃとか小さい時から考えていたりするのでしょうか。ステキなキーワードもたくさんありました。上の兄が妹にマイナスとマイナスを掛けてどうしてプラスになるのか教えるところが好きです。

  • 県立高校2年、テニス部所属、ボーイフレンドなし、兄2人の5人家族という松本亜実の平穏な日常に、ある日事件が起こる。仲のいい下の兄貴「ジュン兄」が、突然失踪。4日目に「思うところあってしばらく家を出ます 潤一」というハガキが届いた…。毎日新聞小さな童話大賞、新美南吉児童文学賞、朝日新人文学賞、産経児童出版文化賞の大賞など受賞歴多数の著者による最新作。

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著者プロフィール

作家、翻訳家。子どものための読み物に「すみれちゃん」シリーズ(偕成社)、創作絵本に『100年たったら』(アリス館)、翻訳絵本に『せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子』『おばけのキルト』(小社)など。

「2022年 『色とりどりの ぼくの つめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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