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Amazon.co.jp ・本 (186ページ) / ISBN・EAN: 9784591119044
AIがまとめたこの本の要点
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みんなの感想まとめ
複雑な人間関係と切ない運命が交錯する物語が展開され、読者は登場人物たちの愛憎劇に引き込まれます。虐待や死といった重いテーマが描かれ、特に異父兄弟の関係性や流刑地の寂しさが印象的です。幕末から明治期にか...
感想・レビュー・書評
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虐待を受けて、てんかんで死ぬのと、餡餅の食べ過ぎで、倒れて死ぬのと、どちらが死にっぷりが良いと言うものだろうか。
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ギャスケル、なのに
ギャルスケと見えてしまう…。
異父兄弟…後味悪いなぁ。
流刑地…寂れた海辺の町と
よくわからない関係性
碑…幕末から明治期の三兄弟の数奇な運命 -
肉親や妻との愛憎半ばする関係と、その結末が描かれる3編 38/100
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異父兄弟 ギャスケル
美談のつもりなのだろうが、今日的に言えば「それでいいのかグレゴリー」って感じのひどい話でもある。しかしこの短編に人生を詰め込んでしまえる力強さよ
流刑地 パヴェーゼ
名前は聞いたことがある作家だが初めて読んだ。書き出しの段落なんかなんとも味があるが、この作品だけではなんとも言えぬな
碑 中山義秀
自分の祖父たちの生涯を取材して書いたとのこと。それであんな終わり方なのかな。
こちらも幕末を生きた兄弟の人生を中編にギュッと詰め込んで読み応えあり。今ではこういう小説が書かれることもあまりないよね -
『異父兄弟』は心優しい兄への仕打ちを悔悟していますがさんざん見下しておいて助けられたら手のひら返し、しかも手遅れと言うのはあまりにも勝手過ぎるのでは?と感じてしまいました。
『流刑地』は風景画みたいな話でぼんやりとした印象しか受けられませんでした。
『碑』は武士が武士でなくなってしまった頃の兄弟の生き方。どちらが良いとも悪いとも言えないけれど兄のその後と弟の江戸に置いてきた家族のその後が書かれていないので何だかもやもやしてしまいました。
それにしても『涯』と言う本のタイトル、三作品を読み終えて意味の深さを感じます。 -
「異父兄弟」
ちゃんと後悔するんだ?
あんなにのけ者にして、怒りの矛先にして、感情のゴミ捨て場みたいにした義理の息子に対して?
それは、死んだから?
死んだから、関係なくなったから、優しく思える?
その、死に際の献身的な、天使のような姿に心を打たれた?
読み方によっては、とてもいいお話だと思う。
そして、読み方によっては、とてつもなく身勝手で、都合よくって、女々しい話だ。
後悔なんかするなよ。と、私は思う。
後悔するような人間かよ?善人ぶるなよ。と。
赦される、なんて思うな。
と、なんか、イライラした。
「流刑地」
狭く閉じられた田舎で労働を課せられた男たち。
女を自分のもののように囲う男やほしいままにする男の姿がある一方、女に裏切られ心を狂わす男もいる。
全てが「刑」であるような場所と時間だ。
しかし、読みにくい上に、テーマもそんなに面白くない。
私は好きではない。
「碑」
三兄弟の生き方は、三者三様のようで、根底は同じだと感じた。
比較的淡々とした文章で描かれていたが、筆者が次男に心を寄せていることは、作品の奥からにじみ出ていた。
そのことは「碑」というタイトルや、書き出しなどにも表されている。
愚直で強い半面稚拙で弱くもある、厳しくて温かい心の持ち主は、やはり人として魅力的なのだと思う。
しかし、江戸から明治に移行した際の、武士の苦難はいかほどだったろうか。
プライドや身分を捨てて、新しい価値観を受け入れてなじみ、身をふっていく、なんて、そうやすやすとできたものではないだろう。 -
全員初めて。
ギャスケルの「異父兄弟」がよかったかな。お兄ちゃん(T_T)
パヴェーゼ「流刑地」は不愉快な上よくわからない……
中山義秀「碑」は長い。読みながら、これってもしかして実話なんかもなーと思っていたら、やっぱり自分のじいちゃんズのことらしい。キャラクターの脈絡がないもんな~。
装画 / 安井 寿磨子
装幀・題字 / 緒方 修一
底本 / 『ギャスケル短篇集』(岩波文庫)、『集英社ギャラリー[世界の文学]12 ドイツIII・中欧・東欧・イタリア』(集英社)、『中山義秀全集第一巻』(新潮社) -
ギャスケル『異父兄弟』愚直に生きた人の生涯
パヴェーゼ『流刑地』絵画的な話
中山義秀『碑』それぞれ三人の生涯、どんな人生も意味があるのかもしれないしないのかもしれないけど、それなりに重いものがある -
『ギャスケル』異父兄弟
不器用な継子が弟をかばって死ぬというぐっとくるストーリー。女性作家ぽくないな〜あんま好きじゃない〜。
『流刑地』パヴェーゼ
海辺の寒村。女房に逃げられた男が2人。
印象がうすい。
『碑』中山義秀 -
ギャスケル『異父兄弟』
パヴェーゼ『流刑地』
中山義秀『碑』 -
『碑』が特に面白かった! 作者の祖父とその兄弟の話が元ネタらしいが、ムダのない文章で、リアリティに富み、とてもよかった。明治維新前後を生きた、性格の違う兄弟それぞれ、実に魅力的。
『異父兄弟』もなかなかよかったかな。 -
新着図書コーナー展示は、2週間です。
通常の配架場所は、2階文庫本コーナー 請求記号908.3/H99/22 -
ギャスケルに驚いたー。
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百年文庫、4冊目は「涯」。
曰く、「人生の最果てに見たドラマ」。成程。
ギャスケル「異父兄弟」
誰からも好かれる秀才な弟に対し、今は亡き母の連れ子である兄は何をやらせても鈍臭い。
父をはじめ周囲から冷たく当たられる兄を、弟も一緒になって馬鹿にしていた。
ある日、父の使いに出た弟は、帰りに雪の中で道に迷ってしまい…
パヴェーゼ「流刑地」
イタリアの南の果ての寒村。仕事の奇妙な行きがかりから、男はこの地に飛ばされてきた。
半ば処罰のように、半ばこの体験を味わうように、男は村での人々の生活を観察する。
荒涼とした風景のなか、女たちに見捨てられた男たちの孤独を描く。
中山義秀「碑」
幕末維新の動乱期に母の手一つで育てられた3人の兄弟。
みな武芸の誉れ高く、武士としての揺るがぬ信念を持ちながらも、3人はそれぞれの異なる道を歩む。
「異父兄弟」は、後書きにもあるように自己犠牲のおはなし。がむしゃらに弟を救おうとする兄の心が温か。
「流刑地」は薄汚い海辺の村の描写がいい感じ。主人公はあくまで観察者で、一時の滞在者。そんな彼から
見た村の生活、女に人生を文字通り狂わされた男たちを、淡々を描いていく。
今回のは「碑」が一番印象に残ったかな…。
維新期に生きた3兄弟の大河小説的な短編。最後に兄弟の一人の名が刻まれた碑が建てられる、
それまでの人生をずっと追っていくのだけど、兄弟の対比的な人生が面白くてもりもりと読めた。
今回借りてきた分は皆読み終わったので、次は「群」を借りてみたいな…
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