(050)都 (百年文庫)

  • ポプラ社
3.35
  • (0)
  • (6)
  • (11)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 40
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (145ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591119327

作品紹介・あらすじ

伯父とローマに滞在するケリン嬢は、朝食のテーブルで知り合ったイギリス人青年に惹かれていく…「永遠の都」で願った恋の行方(ギッシング『くすり指』)。長年節約を重ね、ついにヨーロッパ旅行を実現した教師ミス・アビー。ロンドンで買った土産のネックレスが幸福を呼び込んで…(H・S・ホワイトヘッド『お茶の葉』)。連れ立って旅に出た旧知の夫人ふたりが、古都のテラスで秘められた過去を露にする(ウォートン『ローマ熱』)。旅先の都で繰りげられる恋と人生の物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「お茶の葉」が好き。ミス・アビーの大人なかわいらしさ、幸福感、旅行のドキドキ感などがよく伝わってきて、なんだか読んでいるこちらまでわくわくしました。

  • 「くすり指」が印象に残った。家父長制度が強かった時代の、女性の複雑で切ない内面がよく描けていた。外界に出て自由な活動や自由な恋愛が制限されていた時代の女性は可哀想だったと思う。

  • ギッシング『くすり指』
    H・S・ホワイトヘッド『お茶の葉』
    ウォートン『ローマ熱』

  • くすり指は切ない女心
    ローマ熱は燻り続けていた火の発火
    点けたのは女心
    お茶の葉は慎み深く無欲な女心
    どの話もヨーロッパ的で上質。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、2階文庫本コーナー 請求記号908.3/H99/50

  • 和図書 908/H99/50
    資料ID 2010200726

  • 『お茶の葉』に登場するミス・アビーがとてもキュートな女性でした。
    今まで読んだ何冊かの百年文庫に登場する女性は、影があったり、どこか狂ったようなところがあり、ちょっと落ち着かない気持ちになったのです。
    しかし、ミス・アビーは健康的で可愛らしい人なので楽しく読めました。
    幸福感が伝わるお話です。

    『ローマ熱』は女性の妬み心の深さにぞくり。

    旅先で感じる高揚感は思いもよらぬ出来事を引き寄せるのかも。
    それは幸福の種かもしれないし、過去の秘めた罪かもしれません…

    -------------------------------
    ◆収録作品◆ 
    ギッシング 『くすり指』
    H.S.ホワイトヘッド 『お茶の葉』
    ウォートン 『ローマ熱』
    -------------------------------

全9件中 1 - 9件を表示

ギッシングの作品

ツイートする