(051)星 (百年文庫)

  • ポプラ社
3.35
  • (2)
  • (3)
  • (11)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 70
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591121290

作品紹介・あらすじ

「結婚しない」という条件で異国の地に赴き、店番をしながら老いていったアントンさんの熱い涙(アンデルセン『ひとり者のナイトキャップ』)。息子の誕生から早すぎる死までを素朴な会話文に写しとり、父親の深い愛情が胸に迫るビョルンソンの『父親』。数々の武勇伝を誇る乱暴な夫が、エルサレムからフィレンツェへ聖火をもちかえる旅で人間的な優しさに目覚めていく物語(ラーゲルレーヴ『ともしび』)。清らかな心を描き出した三篇。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 百年文庫51「星」全体的に…「星」というよりも「ともしび」「あかり」というイメージが強かったかも。

    アンデルセン 「ひとり者のナイトキャップ」 ☆2
    正直に書くとナイトキャップって深酒のイメージがあって、ずっとそうだと思いながら読んでました。深酒ではなく純粋に夜寝る時にかぶる帽子のことなんで意外でした。あと「狼と香辛料」を思い出したりもしました。童話という雰囲気が柔らかく、孤独感が切なかった…。でも外国文学ってやっぱり苦手だ…とあらためて実感させられた。


    ビョルンソン 「父親」 ☆2
    教会とかのしきたりや文化がわからないので、短いけど苦戦しました。池で溺れるシーンの描写がリアル過ぎて悲しかった。父の子を想う気持ちはどこの国でも変わらない。


    ラーゲルレーヴ 「ともしび」 ☆3
    最初からわけが分からず、げっそりしながら読む。長いから苦痛だった。けど途中から徐々に面白味が増し、乱暴者だった男がエルサレムからフィレンツェへ聖火を届ける道のりで、人に助けられ人にいたぶられ悪戦苦闘しているうちに、慈悲にあふれる男に代わっていく過程が、すこぶる面白かった。…けど宗教的なことや地名的なことがわからず、やっぱり苦戦したかな。粗暴ものから改心して清らかな心になり妻が守りたかった「愛」の意味を知った、気がついたところは思わず「おぉー」と一人でふるふるした。「ともしび・聖火」を守るための旅や冒険は人を成長させるんだな。見事でした。

  • 百年文庫51の星~「ひとり者のナイトキャップ」(アンデルセン)結婚しないことを条件に異国の地で店番を勤めるアントンは,幸せだった子供時代を思い出しながら凍死する。「父親」(ビョルンソン)息子の誕生・堅信礼・婚約しか教会の牧師に会わなかった男が,息子の早すぎる死に家を売って寄付をする。「ともしび」(ラーゲルレーヴ)共和国になりたてのフィレンツェの武具師の男はリンネル織り職人の娘を嫁にしたが,娘は暴力に耐えかねて家に帰り,男は十字軍に加わって勲を樹て,聖墳墓教会で灯した火を必死で持ち帰る道で生まれ変わる~ビョルンソンは19世紀を代表する詩人,ラーゲルレーヴは「ニルスの不思議な旅」で有名なスウェーデンの作家でノーベル文学賞を貰った女性

  • デンマーク、ノルウェー、スウェーデンという北欧の作家の作品。アンデルセンの作品には人生の苦味を感じる。ラーゲルレーヴは「ニルスの不思議な旅」の作者。ここでも旅を通して変わっていく人間を描いている。様々な作家の作品にふれることができるこのシリーズ、思わず手にとってしまう。短編ということもあってとっつきやすいのもいいな。

  • ≪県立図書館≫

    「ひとり者のナイトキャップ」
    文章的に、ちょっとわかりにくい感じがした。
    幼少期の恋愛を大切に思ってきた男の最期のお話。
    一途で、気持ちも優しいのだろう。
    二人のリンゴの木が、心なく傷つけられていることが、哀しい。
    彼のナイトキャップを、市長さんがかぶるというシチュエーションが、想像できなくて、理解に苦しむ。

    「父親」
    当然の父親の姿だと、私は思う。
    一人息子を大事に、誇らしく思う気持ち。
    息子に最高の人生を。
    その息子を亡くした時の、なんとも言えない思い。
    悲しい話だと思う。

    「ともしび」
    道化師の語りは、ちょっとわかりにくかった。
    意地や見栄から始まった旅は、ラニエロから余分なものをはぎ取って、多くのことに気づかせた。
    最後は、彼自身が過去に作ってきた罪によって、火が消されるかのようだった。
    贖罪。
    まさしく修行の旅、だと思った。

    「星」というテーマの本だったけれど、私としては納得。

  • アンデルセン 『ひとり者のナイトキャップ』
    ビョルンソン 『父親』
    ラーゲルレーヴ 『ともしび』

  • 3編ともしみじみとする好篇だった。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、2階文庫本コーナー 請求記号:908.3//H99//51

  • ピュアで切ない。

  • どの作品もぐっときて、胸が熱くなる。「星」のテーマにぴったり。

  • 和図書 908/H99/51
    資料ID 2010200727

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

アンデルセン

「2020年 『おやゆびちーちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アンデルセンの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ツイートする
×