巴 (百年文庫)

制作 : ´Emile Zola  Alfred de Musset  宮下 志朗  佐藤 実枝 
  • ポプラ社
3.14
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本棚登録 : 27
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591121511

作品紹介・あらすじ

手練れの実業家・デュランドーは、「醜さ」を商うという意表を突いた商売で一儲けしようと画策する。人間心理の妙が痛快なゾラの『引き立て役』。「今頃になってわたしは急に花になりかけている」-巴里で出会った年下の青年への恋心を燃え上がらせる、中年の「わたし」(深尾須磨子『さぼてんの花』)。生真面目で世間知らずの医学生ウジェーヌは、貧しくとも健気に生きるお針娘たちに出会い、心を動かされてゆく(ミュッセ『ミミ・パンソン』)。賑やかな華の都、パリを舞台にした喜怒哀楽の物語三篇。

感想・レビュー・書評

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  • ゾラ『引き立て役』
    深尾須磨子『さぼてんの花』
    ミュッセ『ミミ・パンソン』

  • ・ゾラ「引き立て役」◎
    なんだっけ、いつかのニュースで見た「ドブスを守る会」を思い出した。
    女性の美を引き立たせるためにひときわ醜い女を雇って1時間5フランで貸し出す商売を考えた!という話。
    こんどは引き立て役の苦悩にスポットライトを当てたいなどと作中書いているが、書かれてないということは、やっぱりただ単にこれ書きたかっただけでしょ(笑)
    なんか、いいなと思った。開放的で。
    今の日本でこういうの、書いちゃだめなんですよ。たぶん。

    ・深尾須磨子「さぼてんの花」×
    あぁ、だめだ~ぁ。女の自意識じんましん系の話だ。
    苦手だ。受け付けん。詩人の自意識は、かなりやばい。知ってるのだ。

    ・ミュッセ「ミミ・パンソン」○
    そもそも「巴」これ、「ともえ」と読んでいて、「ともえ」ってなんやねんと思っていたんだけれど、「巴里」の「巴」であったらしい。
    というわけで三篇ともパリの話だ。

    医学部のウジェーヌは熱心なキリスト教の信仰心でもって、人々の享楽や怠惰など戒めつつ、ちっとも遊ぼうとしない。マルセルはそんな彼を目覚めさせようとお針子のミミ・パンソンとくっつけようと画策する。
    あしたの食うものにも困るのに、一夜の饗宴に蕩尽する。これがパリジャン&パリジェンヌなのか? とりあえず「しゃれおつ」と言っておけば問題ない。

  • 「巴」ネーミングはまあまあ。
    くどくどしかった。

    ゾラ読もうそうしよう。

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