- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591121597
感想・レビュー・書評
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『片意地娘』がいい。映画になりそう。80/100
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「片意地娘」
気が強くて頑なな裏には、恐怖という傷があったんだな。
それでも、人は恐怖だけでは生きていけない。
喧嘩しながらでも、豊かで幸せな人生が開けていくといいね、と、応援したくなった。
「幽霊花婿」
童話みたいな、おとぎ話みたいなお話。
亡くなった本当の花婿さんは気の毒だけれど、ハッピーエンドにほっこりしました。
「ほれぐすり」
どうしようもない恋愛が重なっている話。
登場人物すべてに、だらしない部分や弱い部分がある。
だからこそ人間味があるのだろうか?
感情にふりまわされて、厳しさや自制心というものがあまりない話だった。 -
オチ的に可もなく不可もなかった
ハイゼ『片意地娘』
W・アーヴィング『幽霊花婿』
スタンダール『ほれぐすり』 -
ハイゼ『片意地娘』
W・アーヴィング『幽霊花婿』
スタンダール『ほれぐすり -
ハイゼ『片意地娘』、こういうの大好きだ。ストレートな恋物語とどこまでも魅力的なヒロイン。
アーヴィングの『幽霊花婿』はちょっと変化球。これはこれで愉快。 -
・ハイゼ「片意地娘」
ドイツ。この話の舞台はイタリア。
カラッとして影のない恋物語。いまいち。
・ワシントン・アーヴィング「幽霊花婿」
アメリカ。
絶世の美女と噂される娘と婚約することになっていた男。その男が山賊に襲われ死んでしまったために、それを相手方に伝えに行ったところ見事に恋に落ちてしまうという喜劇。
やっぱり時代を感じるなー。
・スタンダール「ほれぐすり」
フランス。
不幸な娘の話に聞き入り、相槌を打っているといつの間にか恋の深溝に落っこちてしまう男のはなし。落ちはよくわからないが、女の話は嘘か真か。なんか、省略のしかたが独特で妙な感じ。いい意味で。フランスだからか、古いからか。一行あけずに時間が飛ぶからかなー。