(093)転 (百年文庫)

  • ポプラ社
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本棚登録 : 29
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (147ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591121818

作品紹介・あらすじ

「旦那様」の財布を目当てに、荒くれ者が真夜中の家を襲う。気丈な娘が孤独と闇に立ち向かう(コリンズ『黒い小屋』)。「おら達も、もう直ぐ別れなくっちゃなんねえだ!」-愛情込めて育てた南瓜が何者かによって盗まれた。乾いた土地に生きる老人の逞しさ(アラルコン『割符帳』)。大聖堂の玄関脇に陣取り、物乞い人生を送る老人ハンス。若き友との出会いと別れ、そして意外な結末(リール『神様、お慈悲を!』)。勇気と情愛でわが運命を切り開く人々の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 「黒い小屋」
    貧しい生い立ちであっても、心の持ち方が強く勇敢で、知恵を働かせることができると、幸せをつかむことができる。
    というお話だと思う。
    悪党たちとの戦いに、ハラハラした。

    「割符帳」
    精魂込める、ということはこういうことで、他の人にはわからないような、ささやかなことを認知している。
    このお話は、作られた小説なのかもしれないけれど、こういうことは実際に起こる、と、思う。
    何かに打ち込んだことのある人なら、きっとうなずけるだろう。
    そんなお話。


    「神様、お慈悲を!」
    乞食というものの中にも、思想や技術、崇高さのようなものがあるのだ、という、新しい感覚が面白かった。
    どのようなものにも「道」があるのだ。
    乞食に対するファイトの思いも、興味深く読めたが、それは作者の狙いどうりだったのかもしれない。
    虐げられ蔑まれることが多い「乞食」を中心に据えて語っていくことで、そのギャップにより、読者に与えるインパクトは大きくなる。
    面白かった。

  • コリンズ『黒い小屋』 
    アラルコン『割符帳』 
    リール『神様、お慈悲を!』

  • 久しぶりの百年文庫。自分の今の状況からかもしれないけどすごく元気をもらったというか励まされた。電車でさくさく読めたし。特にコリンズ『黒い小屋』のような勇敢で賢い少女のシンデレラストーリーは読んでて幸せになった…。

    最近やっと外国作家の作品抵抗なく読めるようになってきたかな…汗

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