純 (百年文庫)

  • ポプラ社
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591121849

感想・レビュー・書評

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  • 武者小路実篤『馬鹿一』
    高村光太郎『山の雪』
    宇野千代『八重山の雪』

  • 誇り高きその翼でどこまでも飛んでゆけ

    百年文庫10冊目は「純」

    収録は
    武者小路実篤「馬鹿一」
    高村光太郎「山の雪」
    宇野千代「八重山の雪」

    こちらもいずれも初読。宇野千代は作品を読むのも初めて。

    日本文学の中で見ると、武者小路実篤の作品は本当に独特だ。「馬鹿一」は読んでみたいと思っていたところだったので、収録されていて嬉しかった。読んでいるといろんなことがどうでもよくなる。

    「八重山の雪」は英国兵と日本の娘の駆け落ち話。現代ではありえないシチュエーションなのでやはり新鮮に思える。実話をもとにしている、という話だがジョージさんはその後どうなったのだろう。

  • 誰からも評価されない草や石の画や詩を作り周りから馬鹿にされ馬鹿一と呼ばれる男。悪口を言われてもニコニコし本当に馬鹿な事を周りが気付かせようとする問答で自然を愛し愛されているという揺るぎない信念を持つ武者小路実篤『馬鹿一』、しんしんと降り積もる雪の情景が眼前に浮かぶ高村光太郎『山の雪』、敗戦後に上陸した英国兵と逐電したはる子。駆け落ちから連れ戻された家にひたむきな彼は休みの度訪れる。ある日軍を脱走した彼とはる子と子供が住まう隠れ家が見つかりささやかな幸せが終わる切ない物語宇野千代『八重山の雪』の3篇を収録。

  • 『馬鹿一』 武者小路実篤

    『山の雪』 高村光太郎

    『八重山の雪』 宇野千代

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著者プロフィール

武者小路実篤(むしゃのこうじ さねあつ)
1885年5月12日 - 1976年4月9日
東京府東京市麹町区(現・千代田区)生まれの小説家・詩人・劇作家・画家。ある時から「むしゃこうじ」と当人が自称しているが、一般的に「むしゃのこうじ」読みされている。学習院初等科~高等学科に在学し、東京帝国大学哲学科社会学に入学したが、入学初年で中退。創作活動をはじめ、1910年に志賀直哉、有島武郎、有島生馬らと文学雑誌『白樺』を創刊。これにちなみ、彼らは「白樺派」と呼称される。
1918年宮崎県児湯郡木城村に「新しき村」を建設。その後も多くの創作活動に勤しんだ。1951年、文化勲章を受章。1976年4月9日、尿毒症で逝去。
代表作に、『お目出たき人』『わしも知らない』『幸福者』『友情』『人間万歳』『愛と死』『真理先生』など。

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