([お]5-2)喋々喃々 (ポプラ文庫 お 5-2)

著者 :
  • ポプラ社
3.70
  • (227)
  • (346)
  • (266)
  • (79)
  • (28)
本棚登録 : 3560
感想 : 376
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591124192

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 谷中でアンティーク着物店を営む若い女性が主人公。
    ある日店で着物を購入した男性に心惹かれ、だんだんと親しくなっていく。
    その心模様を季節の移り変わりと共に描写している。

    街の人たちにも気に入られ、慎ましくも自分の店を持ち、毎日を丁寧に過ごしている主人公は、意外と複雑な家庭環境で育っている。そのことが、彼女の性格にどのように影響しているかは明確には書かれていないけど、自分だけ早く独立したかった理由でもあり、淋しさの理由でもあるのかな友達は思った。
    元恋人との別れに妹が関わっているようだが、それは書かれていないので気になる。

  • こんなにも物語に艶があるなんて。

  • 穏やかに奥ゆかしく毎日を丁寧に…な、雰囲気で…不倫の話.
    不倫だからちょっと物悲しいのかも.
    …まぁ奥さんは物悲しいどころじゃないだろうけど…
    花子と雪道君とは何があったんだろう??それは許せないけど…晴一郎さんのことは許せるのか…
    良い人そうに書いてるけど…どんなもんだろ
    美味しそうな食べ物や季節の行事など描かれててて好きな雰囲気でした.

  • 不倫なのだけど、何故か優しくて温かい気持ちになる
    物語。
    お互いがお互いを思う気持ちが
    読んでいてすごくわかる気がした。

  • 暖かい、小川糸さんらしい本。でも不倫は解せない。結局不倫続けるんかいって思った

  • 小川糸さんってあったかいふんわりした世界観の作品ばかりと思っていたので、まさか不倫ものとは驚いた。

    不倫をしていた友人とかを見ていると、突然関係がうまれるのではなく、だんだんと深みにはまっていく人が多いように思う。そんな雰囲気がよく出た作品だった。

    でも相手のものには手を出さないほうがいいし、全部白昼夢であってほしいなぁ

  • 9年前に読んだときには、とっても素敵だなって思ったけど、今もう一度読んだら…。
    不倫の関係性にはそこまで感情移入出来なくて、ちょっと距離感がある感じだった。
    でも、世界観は好きです。

  • 2021年ゴールデンウィークに読んだ本。
    谷根千はかつて住んでいたので、知っているお店がいくつか出てきて懐かしい気持ちになった。
    しかし、何故不倫の話にしたのだろう。
    それが気になってしまう。

  • 途中で挫けそう

  • “喋々喃々”なんて言葉を初めて知った。
    四季折々のお酒とお料理。
    季節のうつろいを感じさせる着物の描写や町並み。
    栞と春一郎の静かで美しすぎる恋。
    こんなに風情のある小説は初めて読んだ。
    あまりにも文章が丁寧なので、ゆっくりと噛み締めるように読まなきゃもったいない物語だと思った。

全376件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

作家。デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。その他に、『喋々喃々』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ミ・ト・ン』『ライオンのおやつ』『とわの庭』など著書多数。

「2023年 『昨日のパスタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川糸の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×