女王さまがおまちかね (ノベルズ・エクスプレス)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 202
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591124673

感想・レビュー・書評

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  • 生徒に紹介しようと思って読んでみた。
    小学校高学年向けだが、中学生でも読めるだろう。
    親が忙しくて、時間を持て余し気味の今どきの子どもの雰囲気がよく分かる。
    また、物語を紡ぐことの大変さも異世界での様子を通して感じる事ができる。
    異世界好きの生徒に勧めたい。

  • 本好きにはたまらない物語でした。書きたいけど書けない苦しみとか向き不向きとか描かれているのも良かったな。

  • 本好きあるあるがいっぱい。
    子供向けの明るく楽しいお話なのに、物語を作る側の苦悩とかシビアさみたいなものが所々で垣間見えてひやっとさせられた。

  • (No.13-32) 児童書です。

    内容紹介を、表紙裏から転載します。
    『「女王さま」という怪人物が世界中の人気シリーズを収集、新刊本が出なくなるという事件が大発生!!
    本が大好きなゆいは、女王さまと対決するために、「ある世界」へ乗り込んでいきますが・・・・。

    本嫌いの荒太(あらた)と頭脳派の現(げん)もまきこんで、ゆいは世界を救えるの!?』

    この本のことは前から知っていましたが、ソニンシリーズや羽州ものがたりとはずいぶん違うイメージなので読んでいませんでした。
    でも他のは全部読んだのにこれだけ残っているのは、何となく嫌だったので読むことにしました。

    あらら、この表紙と題名や紹介文から想像していたのとはちょっと違ったわ。するする読めて軽いんだけど、大人になったかつての本好き少女(私)が共感できる部分がたくさん!
    これって菅野さんの子供の頃の想いが詰まってるのね。その頃の自分へ贈った物語なのかな?

    読書感想文についてのゆいの気持ちに「ほんとにそうだよ!」と同感する人はたくさんいるんじゃないかしら。
    現が提案した解決策には、そうだよね~それでも良いんじゃない?と思った。

    「まね」と「リスペクト」の違い、ものがたりを思いつくこととそれを文章にする力についての考察、キリヤの悩みなどは小説家になってからの菅野さんが反映されていると感じました。

    私にとってはファンタジー部分より現実部分の方が印象が強かったのですが、もし子供の頃読んだなら、ゆいが喜んだ素敵な部屋や提供されるアフタヌーンティの描写にわくわくしたな。
    そして女王さまとキリヤのことは、子供の頃の私だったらほとんど気にせず読み終わったでしょう。大人の私はその後のことをちょっと妄想してます・・・・。

  • 85点。菅野雪虫に外れなし。

  • 本好きにはたまらなく面白い本ですが、本好きが読むとドキッとする本でもあります。
    図書館司書のおねえさんがバンダナ巻いててかっこいい~。

  • ちゃめ

  • 女王様のために延々と物語を描き続けることになる世界に入り込んだ女の子が頑張って脱出してちょっと成長する話。
    読書感想文のテンプレを使ってなんとか宿題をこなそうとするくだりの印象が強くて話自体はさくっと成長して終わったように思います。(菅野さんの本の中では)

  • ポプラ社 ノベルズ・エクスプレスシリーズ12

    苑田ゆい 小6
    本は好きだが、読書感想文は書けない
    ビストロ苑田(父シェフ、母)


    荒太(本嫌い)
    大月現(秀才 歯医者の息子)

    『密林のマヤ』キリヤコウ

    女王さまが人気作家を捕らえて、新刊が出ない!?

  • 読書は好きだけど、読書感想文は嫌いだった学生時代あるある~~~~~
    わかる~~~~~~~~

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著者プロフィール

1969年、福島県南相馬市生まれ。2002年、「橋の上の少年」で第36回北日本文学賞受賞。2005年、「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞し、改題・加筆した『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』でデビュー。同作品で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞した。「天山の巫女ソニン」シリーズ以外の著書に、『チポロ』3部作(講談社)、『羽州ものがたり』(角川書店)、『女王さまがおまちかね』(ポプラ社)、『アトリと五人の王』(中央公論新社)、『星天の兄弟』(東京創元社)がある。ペンネームは、子どものころ好きだった、雪を呼ぶといわれる初冬に飛ぶ虫の名からつけた。


「2023年 『YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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