(P[あ]4-2)よろず占い処 陰陽屋あやうし (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591125243

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  • ほのぼのしていて読みやすいこのシリーズ。お気に入りです!

  • ほのぼのストーリー健在w短編なので寝る前に読むのに最適です!ゆる~~い話なので脳も刺激されすぎずいい感じに眠れそうです。

  • 前作よりかはまだ良かったかなー

  • “「あ、そうだ。おれ、どうせ授業中も寝てばっかりだし、高校やめちゃうっていうのはどうかな?」
    「「絶対だめ!」」
    みどりと吾郎は同時に言った。
    「えー……いいと思ったんだけど……」
    「あたりまえでしょ!せっかく奇跡的に都立に合格したのよ」
    「陰陽屋さんに就職するっていうならまだしも、一日二、三時間のアルバイトのために高校をやめてどうするんだ。ちゃんと将来のことも考えなさい」
    「うん……」
    両親に異口同音で反対され、高校中退案はひっこめざるをえなかった。
    「それに、高校をやめたら、もう三井さんにも会えなくなるわよ。いいの?三井さんと一緒の高校に通いたくて、飛鳥高校を受験したんでしょ?」
    「か、母さん、なんでそれを!?」
    瞬太は真っ赤になってうろたえた。三井春菜は中学からの同級生で、瞬太が常々、いいなぁ、と、ひそかに思っている女の子である。小柄できゃしゃでかわいくて、その上、いつもシャンプーのいい匂いがするのだ。”

    今回も面白かったー。
    高坂くんがなかなかお気に入り。
    toi8さんの表紙も素敵。

    “「もういいわ、ショウがそうやって逃げまわるつもりなら、あたしは一生、あなたの責任を追求し続けるから!」
    高らかに呪いの言葉を吐くと、季実子はくるりときびすを返し、陰陽屋をかけだしていった。
    祥明は、倒れるように椅子にへたりこむと、大きくため息をついた。
    「悪かったな……」
    珍しく槙原に謝る。
    「びっくりした。最短失恋記録だ」
    槙原は頭をかきながら苦笑した。
    「すごく結婚したがってるから、相手を紹介してやったのに、なんだって彼女があんなに激怒したのか、さっぱりわからん」
    「要するに、おまえにぞっこんってことじゃないのか?」
    「そういう雰囲気は感じないんだが……」
    「じゃあ、ただの面くいか?」
    「結婚相手を顔で選ぶ女なんていまどきいるのか?」
    「顔じゃなければ何だろう?陰陽師好き?貧乏好き?それとも逃げられれば逃げられるほど追いかけずにはいられない、ハンター体質なのか?」
    「おいおい」
    祥明は頭をかかえる。
    瞬太は、季実子にだしそびれたお茶を槙原の前に置く。
    「あの調子だと、祥明が結婚届、じゃなくて、婚姻届だっけ?にサインするまで、季実子さん、毎日来るかもな」
    瞬太の不吉な予言に、祥明は肩をビクッと震わせた。
    「キツネ君、なんて恐ろしいことを言うんだ!言霊って日本語を知らないのか?」”

  • 「あやうし」というタイトルのわりにほのぼのとした巻。キツネくんの高校生活の地固めと言える巻かも。どういう方向にシリーズを持って行きたいのかが、すこし見えないかな?

  • 前作の「陰陽屋へようこそ」から比べると登場人物の謎が解明されてしまった分、
    少し面白さが落ちたかなというのが正直な感想。
    ただ、その分主役の二人以外の登場人物に個性が出始めてきましたね。
    特に委員長こと新聞記者志望の高坂君が俄然重要キャラになってきてます。
    それと瞬太の祖母ちゃんが前作とは違うパンチのあるキャラになっているのも良い。
    ラストはシリーズ化を目論み始めた意味深な終わり方になっているので、
    今後の展開に期待したいと思います。

  • 祥明さんが素敵すぎて……

  • 狐耳と狐尻尾かわいいですね

  • 狐耳と狐尻尾さわりたい。

  • 「陰陽屋」シリーズ2巻。
    陰陽屋を訪れる変わったお客さんや、陰陽屋をとりまく商店街のみなさま、瞬太の高校生活に瞬太の友人のことも書かれていて、読みながらニマニマしてしまった。
    瞬太、かわいい!
    けも耳属性はなかったのに、とギリギリ歯軋りして悔しがりたい。
    祥明の変わった家族も相変わらずで、祥明の口と性格の悪さも変わらずでそれも楽しかった。結婚迫られたときの反応とか、母親に対する反応とか笑わせていただきました。

    コンスタントに続きが出てくれたらいいんだけど!

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著者プロフィール

らいとすたっふ小説塾をへて、2005年に『警視庁幽霊係』でデビュー。テレビドラマ化もされた『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』や、『タマの猫又相談所 花の道は嵐の道』など、数多くの人気シリーズを刊行している。

「2017年 『僕と死神の赤い罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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