クマのあたりまえ (teens’ best selections)

著者 :
  • ポプラ社
3.54
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本棚登録 : 212
レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591125397

作品紹介・あらすじ

死んだように生きるのは意味がないんだと思ったんだ。「生きること」と真摯にむきあう動物たちの七つの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 寓話のような短編集。
    動物達の姿を通して「生きること」のしんどさを思うと同時に、「生きること」について深く考えさせられる。
    どのお話も文体はとても優しいのに内容は生と死に関するもので切ない。けれどラストは気持ちを軽やかにさせてくれるものが多い。
    特に『アメンボリース』『朝の花火』が好き。

    飛ぶことを諦めた鳥もいれば、人間に憧れるサルだっている。
    生き物を殺すことに快感を覚える「ころしや」のアオダイショウだって温かな気持ちを知る瞬間に出会い、腹を空かせて死にそうだったライオンも生きる勇気を貰う。
    「死んでるみたいに生きるんだったら、意味がない」
    怖がりの子グマが一生懸命考えて出した答えが心に残る。
    「生きること」の意味を穏やかに問われた作品集だった。

    • けいたんさん
      こんばんは(^-^)/

      飛ぶことを諦めた鳥、人間に憧れたサル。
      すごく深く読み込んでいて凄いなと思います。
      勉強になりました(⁎...
      こんばんは(^-^)/

      飛ぶことを諦めた鳥、人間に憧れたサル。
      すごく深く読み込んでいて凄いなと思います。
      勉強になりました(⁎˃ᴗ˂⁎)
      2018/06/21
  • 紹介文に、動物たちが「生」に真摯に向き合う7編、とありました。我々は生きるのを忘れているのかもしれない。どれも短い話で、簡単に読めるので、小中学生におすすめです。まとまった時間が取れない大人にもおすすめです。

    べっぴんさん(☆5)
    ショートカット(☆3)
    アメンボリース(☆4)
    朝の花火(☆5)
    そらの青は(☆5)
    光る地平線(☆5)
    クマのあたりまえ(☆5)

  • まあ、よいお話がたくさんですけれど、なんというか、大人になってしまうとこういうお話には別に心を動かされないんですよ。

  • 動物たちの「生きる」
    ことについてのお話。

    切ないけど、すきな本。

  • 動物。生命。
    動物が主人公の、やさしい童話。
    安東みきえ『頭のうちどころが悪かった熊の話』を思い出す。
    少しインパクトに欠ける気もする。

  • 「生きること」と真摯にむきあう動物たちの七つの物語。

    「朝の花火」は、生まれながらの殺し屋と自負するアオダイショウの物語。「そらの青」は、思いを共有することに戸惑う鯉の話。

  • 心温まる良質の童話集でした。

  • 飛べないチドリ。
    人間になった猿のお母さんを追いかけて、人間になった猿の子。
    ひっそりと、美しいリースを紡ぐアメンボたちも、湖とともにいなくなり。
    食べるためでなく、獲物の命を奪ってきた蛇の愛。
    魚の群にも、仲間はずれもあり。
    強いライオンにも弱いところもあり。
    どうせ死ぬなら、命あるものに産まれたくなかったとおもうクマがおり。


    「生きること」を考える動物たちの小さな物語。

  • 「生きている って何だろう?」
    あまりにも当たり前に感じられるようになったその感覚を、身近な動物たちが代わりに考え、行動してみている。その姿を見ていると、あぁ、なるほどなぁと思ったり、そっかぁ…と感心したり、ハッとさせられたりする。
    児童書なんだけど、大人と子どもで読んで考えたい。なんだか心温まる、哲学の初めの一歩のような短編集。
    魚住直子、やっぱり好きだなぁ。

  • この本はいろいろな動物たちが、「生きること」と真摯に向き合う物語です。あるものは、自分のお母さんを愛し、あるものは、人間に心打たれる。動物たちの「生きること」をぜひ感じてみてください。

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著者プロフィール

1966年・福岡生まれ。広島大学教育学部心理学科卒業。『非・バランス』で第36回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。『Two Trains』で第57回小学館児童出版文化賞、『園芸少年』で第50回日本児童文学者協会賞を受賞。作品に『超・ハーモニー』『クマのあたりまえ』『いろはのあした』『てんからどどん』『いいたいことがあります!』などがある。

「2019年 『みかん、好き?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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