君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作)

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著者 : 吉野源三郎
  • ポプラ社 (2011年8月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591125403

作品紹介

「どう生きてゆこうか」と考えたり、「どう生きてゆくのが正しいのだろうか」と疑ったりするのは、人間が人間であるという証拠ともいえることなのです。

君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作)の感想・レビュー・書評

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  • 児童書と侮ってはいけない。
    コペルニクス的発想とでも言うべきか、自然科学、社会学、人生論、歴史、倫理、人して生きるすべての事柄が少年目線で分かりやすく描いてある。中学生だけでなく、今の時代の人たちにぜひ読んでいただいて欲しい!

  • 人としてどうあるべきか、道徳の本。
    将来子供に読ませたいと思った。

  • 流行りの書で多くの版があるが、子供に読んでもらいたいため、ルビ付きで読みやすいものにした。
    読んでよかったよ。

  • ジブリの絵柄でこの作品は、素晴らしいものになりそうだ。^_^

  • 全ての漢字にふり仮名がふってある本をこの歳になって読むとは想像もつきませんでした。(^^ゞ

    いま大人気の【君たちはどう生きるか】が読みたくてAmazonで買ってしまいました。

    ベストセラーになっているのはマンガ版のようですが、さすがにオリジナルの書籍版を読みました。

    主人公は中学1年生ですから、その年代の少年少女を読者に想定している本です。

    12~3歳向けの本を65歳のジジイが読んでいいのか?という後ろめたさがありましたが、好奇心には勝てません。^m^


    例によって読むための言い訳・・・それは1937年に出版された本が、何で21世紀のいまブームになるかです。

    ぼくの予想としては:

    戦前に望まれていた「道徳観」と同じものがが80年後のいま渇望されているのではないか。

    これから戦争という殺伐とした当時の雰囲気と、現代の空気が同質のものではないか。

    というヨミです。


    このヨミは著者によるあとがきにもあるように正しく、「軍国主義思想」で沸き立つ世の中において、青少年だけは「自由思想」を見失わないで欲しいとの願

    いから書かれた本でした。

    はて、いまの時代は軍国主義思想でしょうか?

    いやいや、自由主義思想ですよね。

    ではなぜこの本が注目されているのでしょう。

    それは、時代の「行き詰まり感」じゃないでしょうか。

    両者を比較するとまったく正反対の思想です。

    しかし、どちらも行き着くところは「行き詰まり感」「不透明さ」「漠とした不安感」なのは面白いじゃないですか。


    ぼくのような穢れきった人間がこの本を読むと、社会主義思想を子供に吹き込んでいるようにも読めます。

    体制批判、労働者への礼賛。

    事実、著者は治安維持法の下で逮捕された前科(?)の持ち主です。

    しかし、この本で主張しているのは「立派な人間を目指せ」です。

    立派な人間とは何かについてはいろいろな意見があるはずですが、この本の主張する人間像には普遍性があると思います。

    逆に、これだけ立派な人間とはを語れるその純粋さが眩しいくらいです。

    子供にとってとても読み易く、しかも中学生なら誰でも経験したことがあるような話ばかりで、実に巧妙なストーリー展開です。

    道徳とは何かを上段から説くのではなく、あくまで中学生の背丈で語られています。

    上手い。

    実に上手い。


    この本の優れたところは「宗教的」なところが一切ないことです。

    道徳を語るのに、宗教を持ち出さない。

    あくまでも、人間に信頼を置いています。

    だからこそ80年を経た現代の青少年に響くものがあるのでしょう。

    この本は知る人ぞ知る隠れた名著だと知らされました。

    こういう本が再発見されることは、まだ日本の若者たちも捨てたものじゃないという気がしました。



    ・・・・・・・感想は以上ですが、作者の意図とは別に、この本が書かれた1937年という年がなんと平和で、美しい日本だったかが伝わってきます。

    ぼくらはこの数年後に日本が第二次世界大戦に巻き込まれ、8年後には敗戦を迎える運命にあることを知っています。

    それだけでも、戦争はいかに愚かな行為だとつくづく思わされます。

    もし戦争を回避し、あのままの日本を続けていたら、どんなに素晴らしい時代になっていたかを思わざるを得ません。

  • 今からずっと前に書かれた本なんだ。今の時代、というかいつの時代の子どもたちに読んでおいてほしい一冊ということは明白。

    物事を深く考えることの大切さ。

    何かを生み出すことの尊さ。

    人は一人では行けていけないという事実。

    うん。

    ボクも学生のときに出会いたかった。でも、今出会えたことが嬉しかった。

  • 社会の中で大切なことのようなものは、なんとなく理解して身についていることも多いかもしれないけど、じゃあなんで大切なのか、きちんと説明することは案外難しい。

    なんで勉強するの?
    なんでものを大切にするの?
    なんで子供は大人を敬うべきなの?
    なんで人は後悔するの?
    なんで好奇心を大切にするべきなの?好奇心を大切にするためにはどうすればいいの?

    子供が疑問に思うことから、大人になっても疑問に思うことまで、そういったことはたくさんある。

    この本は主人公の小学生のコペル君を中心とした物語。いくつかのエピソードが進む中で、おじさんとの手紙のやり取りという形で、そういった大切なことが言葉ではっきりと説明されていく。大人でも自分たちの子供時代を思い返しながら読み進めれば、自分の周りでの似たような出来事を思い浮かべることができるだろうし、そこからそれは一体何事だったのだろうかをおじさんの手紙の言葉を踏まえて考えながら、自分事として楽しむことができると思う。(この本が配本されたのが1937年。そのくらい子供時代に起こる本質的なことは変わっていないのかという驚きもある。)

    何より物語の中での大切な事を学ぶだけはなく、大切な事を学び続けようとする姿勢についても意識を高めてくれるところがいいなと。

    30代、40代となるにつれ、ますます接する社会は広がり、大人だけではなく子供にも広がっていく。大人に対してもそうだが、子供に対してもしっかりと自分の言葉で大切な事が説明できるような大人になれたらなと思う。

  • 若者に向けて、不易のメッセージ。

    最初に出されたのは1937年だという。内容は少々削られたところもあるらしいが、軍靴の足音が聞こえるその頃に、少年少女たちにヒューマニズムの考え方を、と書かれた本が、長いときを経て読み継がれている。時代の変化に耐え、読み継がれているものは、本当に大切な物語なのだ。

    コペル君は中学二年生です。冒頭の文章が重要。14歳は、社会に批判的だったり、自分が大人に変わっていく頃だったり、変化の時期。その時に考えたい、自分のこと、友人のこと、社会のこと。勇気とは、正義とは。そして、どう生きるか。立ち止まって、考えて。

    各章で、何か生き方を考えるヒントがある。どのテーマかひとつふたつは、ひっかかるはず。中高生に薦めたいな、と思う本だった。大人になってから読んだけど、中学生だったり高校生だったりした私は、どう読んだんだろうか。

  • 中学生のコペル君とそのおじさんとのコミュニケーションを中心に、人はどう生きるべきかを問う作品。
    80年前に書かれた作品で、小学校高学年から中学生あたりを対象に置いている。表現が古かったり、ジェンダー的な面から現代と少々合わない表記もあるが、今でも十分通用するし、大人が読むにも十分耐えうると思う。
    小学校では道徳の時間が復活したとの話を聞いた気がするが、もしそうであれば、高学年の授業では本書をテキストに使ったらよいのでは、と感じた。

  • 良著だと思います。若者だけでなく、歳を経て今、読んで見ても良かった。

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